FXレポート

注目材料の多い一日

東京市場
 東京市場ではドルが一時失速も底堅い。ドル円は朝方から上昇して始まった日経平均株価の後押しもあり堅調に推移、110.92円まで上昇しました。日経平均株価が後場に入り上げ幅を縮めるとドル円も一時失速したものの、下値は限られました。

ロンドン市場
 ロンドン市場ではランドが荒い値動き。ロンドン時間は主要国通貨は材料不足の中、南アフリカでは2019年度政府予算案が公表されました。2019-2020年財政赤字の見通しががGDP比で4.5%になるとの内容が嫌気され、ランド円は一時7.71円まで下値を広げました。ただその後は買い戻しが入ったことから急反発し、7.9円台を回復しました。

NY市場
 NY市場では序盤にポンドが上昇。ボレル・スペイン外相の「英国のEU離脱交渉は近いうちに修正合意に達する見込み」との発言が一部報じられるとポンドは強含み、ポンド円はアジア時間の高値付近の145.02円まで、ポンドドルは1.3108ドルまで上昇しました。NY時間に公表されたFOMC議事要旨では「一部の下振れリスクが既に強まった」、「多くのメンバーは今年金利を調整する必要があるか確信が持てない」との内容が伝わりFRBのスタンスがハト派に転換していることが確認されました。ただ、年内利上げ打ち止めまでははっきり示されなかったことからドルの買い戻しが優勢となり、ドル円は110.65円から一時110.87円まで上昇しました。

【今日の主な経済指標】
08:50 JPY 対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債) 前週分
08:50 JPY 対外対内証券売買契約等の状況(対内株式) 前週分
09:30 AUD 新規雇用者数 1月
09:30 AUD 失業率 1月
13:30 JPY 全産業活動指数[前月比] 12月
16:00 DEM 消費者物価指数(CPI、改定値)[前月比] 1月
16:00 DEM 消費者物価指数(CPI、改定値)[前年同月比] 1月
16:45 FRF 企業景況感指数 2月
16:45 FRF 消費者物価指数(CPI、改定値)[前月比] 1月
16:45 FRF 消費者物価指数(CPI、改定値)[前年同月比] 1月
17:15 FRF 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値) 2月
17:15 FRF サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値) 2月
17:30 DEM 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値) 2月
17:30 DEM サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値) 2月
18:00 EUR 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値) 2月
18:00 EUR サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値) 2月
21:30 EUR 欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨
22:30 CAD 卸売売上高[前月比] 12月
22:30 USD 新規失業保険申請件数 前週分
22:30 USD 失業保険継続受給者数 前週分
22:30 USD フィラデルフィア連銀製造業景気指数 2月
22:30 USD 耐久財受注[前月比] 12月
22:30 USD 耐久財受注・輸送用機器除く[前月比] 12月
23:45 USD 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値) 2月
23:45 USD サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値) 2月
23:45 USD 総合購買担当者景気指数(PMI、速報値) 2月
00:00 USD 中古住宅販売件数[年率換算件数] 1月
00:00 USD 中古住宅販売件数[前月比] 1月
00:00 USD 景気先行指標総合指数[前月比] 1月


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-今日のトレードポイント-
 本日は比較的材料の多い一日です。東京時間にはオーストラリア1月新規雇用者数が発表されます。先週からじり高に推移している豪ドル円ですが、足元では豪中銀(RBA)のロウ総裁が従来見通しを引き下げており、発表結果次第では豪ドル相場が大きく動く要因となりそうです。ロンドン時間は欧州PMI(速報値)やECB理事会議事要旨が、NY時間にも米国経済指標が多数発表されるため、各通貨動きづらい展開が予想されます。米経済指標発表後は、ここのところ堅調な株式市場に注目しながらトレードチャンスを探したいです。

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