FXレポート

豪州、四半期金融政策報告に注目

東京市場
 東京市場ではNZ円がやや軟調。昨日引け前に発表されたNZ雇用統計が振るわなかったことを受けてNZ円は74.48円と昨日の引け値の75.04円から大きく窓を開けました。その後も日経平均が低調だったことを受けて軟調な動きで推移しました。

ロンドン市場
 ロンドン市場ではユーロドルで軟調な動き。ユーロドルは欧州委員会がEU圏成長率の見通しを下方修正したことや、モスコビシ欧州委員の発言を受けて1.1324ドルまで下落しましたが、ドルが一転して売られたことにつられ1.1340ドルまで買い戻されました。

NY市場
 NY市場ではポンド円が急伸。ロンドン市場から続くショートカバーの流れで142.62円まで急騰。その後、ショルツ独財務相がブレグジットに関しての発言をするなど材料は散見されましたが、市場の反応は鈍く142.45円を上値としたレンジに終始しました。

【今日の主な経済指標】
08:30 JPY 全世帯家計調査・消費支出[前年同月比] 12月
08:50 JPY 国際収支・経常収支(季調前) 12月
08:50 JPY 国際収支・経常収支(季調済) 12月
08:50 JPY 国際収支・貿易収支 12月
09:00 JPY 毎月勤労統計調査-現金給与総額[前年同月比] 12月
09:30 AUD 豪準備銀行(中央銀行)、四半期金融政策報告
14:00 JPY 景気ウオッチャー調査-現状判断DI 1月
14:00 JPY 景気ウオッチャー調査-先行き判断DI 1月
15:45 CHF 失業率 1月
16:00 DEM 貿易収支 12月
16:00 DEM 経常収支 12月
16:00 NOK 四半期国内総生産(GDP)[前期比] 10-12月期
16:45 FRF 鉱工業生産指数[前月比] 12月
19:30 RUB ロシア中銀政策金利
20:00 BRL IBGE消費者物価指数(IPCA)[前月比] 1月
22:15 CAD 住宅着工件数 1月
22:30 CAD 新規雇用者数 1月
22:30 CAD 失業率 1月
         CNY 休場

 


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-今日のトレードポイント-
 昨日のパウエルFRB議長の発言では市場が期待していた今後の金融政策の見通しについて言及がなされず、「米経済は良好な状況にある」との見方を示すに留まりました。また市場の反応も限定的で市場の慎重さが伺えました。
 また本日はRBA四半期金融政策報告が控えています。先日、ロウRBA総裁は「次は利上げも利下げもあり得る」と述べており今後の豪州の金利を占う本日の報告内容には注目が集まっています。一方で、米中貿易問題が難航する中、中国と密接な経済関係にある豪州の先行きには暗雲が立ち込めています。

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