FXレポート

米国注目イベント続く、本日は米中通商協議

東京市場
 東京市場ではドル円は軟調。日経平均の下落や、月末関連と思われる本邦輸出企業からのドル売り、円買いも重しとなったようです。

ロンドン市場
 欧州市場ではユーロ円は小高い。ダウ先物が上昇したため、リスク志向改善を意識した買いが優勢となった模様です。

NY市場
 NY市場ではドル円は値動きが荒い。序盤は非農業部門雇用者数が事前予想を上回ったことや株価の上昇が好感され、買い優勢で一時109.74円と本日の高値をつけました。その後、FOMCは事前予想通り据え置き。FOMC声明では「さらなる緩やかな利上げ」との文言を削除し、将来の利上げに辛抱強い姿勢を表明したことや「労働市場が引き締まり続け、経済活動は堅調なペースで拡大している」と前回の「力強い」から「堅調」に変更したことからドル売りが優勢。パウエルFRB議長の発言も今後の利上げに慎重な姿勢を示すなど、ハト派色を強めた内容となりさらにドル売りが加速しました。


【今日の主な経済指標】
08:50 JPY 鉱工業生産・速報値[前月比] 12月
08:50 JPY 鉱工業生産・速報値[前年同月比] 12月
08:50 JPY 対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債) 前週分
08:50 JPY 対外対内証券売買契約等の状況(対内株式) 前週分
09:01 GBP GFK消費者信頼感調査 1月
09:30 AUD 四半期輸入物価指数 [前期比] 10-12月期
10:00 CNY 製造業購買担当者景気指数(PMI) 1月
11:30 SGD 四半期失業率 10-12月期
14:00 JPY 新設住宅着工戸数[前年同月比] 12月
16:00 TRL 貿易収支 12月
16:00 DEM 小売売上高指数[前月比] 12月
16:00 DEM 小売売上高指数[前年同月比] 12月
16:00 GBP ネーションワイド住宅価格[前月比] 1月
16:45 FRF 消費者物価指数(CPI、速報値)[前月比] 1月
16:45 FRF 消費者物価指数(CPI、速報値)[前年同月比] 1月
17:55 DEM 失業者数[前月比] 1月
17:55 DEM 失業率 1月
18:30 ZAR 卸売物価指数(PPI)[前月比] 12月
18:30 ZAR 卸売物価指数(PPI)[前年同月比] 12月
19:00 EUR 失業率 12月
19:00 EUR 四半期域内総生産(GDP、速報値)[前期比] 10-12月期
19:00 EUR 四半期域内総生産(GDP、速報値)[前年同期比] 10-12月期
19:00 JPY 外国為替平衡操作の実施状況(介入実績)
21:00 ZAR 貿易収支 12月
21:30 USD チャレンジャー人員削減数[前年比] 1月
22:30 CAD 鉱工業製品価格[前月比] 12月
22:30 CAD 原料価格指数[前月比] 12月
22:30 USD 四半期雇用コスト指数[前期比] 10-12月期
22:30 CAD 月次国内総生産(GDP)[前月比] 11月
22:30 CAD 月次国内総生産(GDP)[前年同月比] 11月
22:30 USD 新規失業保険申請件数 前週分
22:30 USD 失業保険継続受給者数 前週分
23:45 USD シカゴ購買部協会景気指数 1月
00:00 USD 新築住宅販売件数[年率換算件数] 11月
00:00 USD 新築住宅販売件数[前月比] 11月
06:00 USD 対米証券投資 11月
06:00 USD 対米証券投資(短期債除く) 11月

 


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-今日のトレードポイント-
 昨日のFOMC声明では、経済活動の勢いが幾分弱まっている認識や、将来の利上げに辛抱強くなれるといった内容で、パウエルFRB議長の発言も今後の利上げに慎重な姿勢を示すなど総じてハト派的発言で、政策方針は数カ月前から180度転換となった印象を受けます。本日は米中通商協議に注目です。米中両国が妥協できればドル買いの要因となり、決裂となればドル売りの要因となります。通商協議で交渉が進展する可能性が高いのか否か、関連ヘッドラインには要警戒です。特に進展が期待できない場合が要注意で、最初に述べた通り、米ドルは現在下方向へのバイアスが強いと見ており、動きが早い可能性があります。

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