FXレポート

米地区連銀経済報告は良好も、米政府機関閉鎖の問題が鍵に

東京市場
 東京市場ではドル円は軟調。日経平均の下落から売り優勢でスタート。一時108.37の安値をつけるもそこで売りが一服。その後は方向感の乏しい動きで推移しました。

ロンドン市場
 欧州市場ではドル円はじり高。米10年債利回りの上昇を手掛かりに上昇した模様。ポンド円も「欧州連合(EU)はアイルランドを巡るバックストップ措置について譲歩する用意がある」との一部報道が伝わったことから上昇しました。

NY市場
 NY市場ではユーロ円はじり高。プラス圏で推移する欧米株式相場が支えとなった形となりました。ドル円もじり高。ダウ平均の上昇や米地区連銀経済報告(ベージュブック)では、「米経済活動は緩やかもしくは穏やかなペースで拡大」などポジティブな内容が材料視されたようです。

【今日の主な経済指標】
04:00 USD 米地区連銀経済報告(ベージュブック)
09:01 GBP 英王立公認不動産鑑定士協会(RICS)住宅価格指数 12月
09:30 AUD 住宅ローン件数[前月比] 11月
12:20 JPY 黒田東彦日銀総裁、発言
19:00 EUR 建設支出[前月比] 11月
19:00 EUR 建設支出[前年同月比] 11月
19:00 EUR 消費者物価指数(HICP、改定値)[前年同月比] 12月
19:00 EUR 消費者物価指数(HICPコア指数、改定値)[前年同月比] 12月
22:30 USD 新規失業保険申請件数 前週分
22:30 USD 失業保険継続受給者数 前週分
22:30 USD フィラデルフィア連銀製造業景気指数 1月
         ZAR 南アフリカ準備銀行(中央銀行)政策金利

 

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-今日のトレードポイント-
 英議会の内閣不信任決議案は事前予想通り否決となりました。今回は結果が出てもあまり大きな動きとはならず、1月21日期限の代替案提出が当面の注目ポイントとなるでしょう。ドルは米地区連銀経済報告(ベージュブック)で米国経済の景況感に関してポジティブな内容が出て、次回FOMC(29-30日)の動向にも影響が出るか。ただし、ネックの一つは米政府機関一部閉鎖。本日で27日目となるわけですが、こちらは経済にはマイナス影響となります。参考までに2013年10月に16日間オバマ政権下で政府期間一部閉鎖した時、経済的損失は推定240億ドルといわれています。今回はすでに閉鎖期間は当時を超えており、かつ解決の見通しが立っておらずどの程度の経済的損失となるのか今は想像もつきません。この問題が解決するまでは一方的なドル買いは警戒したいところです。

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