FXレポート

米中貿易摩擦問題、双方とも議論の継続には異論なし

東京市場
 東京市場ではドル円はじり安。日経平均株価の下落を手掛かりにやや売りが優勢の展開となりました。

ロンドン市場
 欧州市場ではユーロドルはもみ合い。ECB理事会議事要旨が公表されましたが、NY時間にFRB当局者の発言が相次ぐため積極的に動きにくいのか市場の反応は薄かったです。

NY市場
 NY市場ではドル円は堅調。新規失業保険申請件数が予想より強い内容やダウ平均の動きから買いが優勢の展開に。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の「FRBは忍耐強く柔軟に対応できる」、「金利に決められた軌道はない」などの発言が伝わったが、目新しいことは発言してなくすでに織り込み済みの内容ばかりであったため市場の反応は限られました。

【今日の主な経済指標】
08:30 JPY 全世帯家計調査・消費支出[前年同月比] 11月
08:50 JPY 国際収支・経常収支(季調前) 11月
08:50 JPY 国際収支・経常収支(季調済) 11月
08:50 JPY 国際収支・貿易収支 11月
09:30 AUD 小売売上高[前月比] 11月
14:00 JPY 景気ウオッチャー調査-現状判断DI 12月
14:00 JPY 景気ウオッチャー調査-先行き判断DI 12月
18:30 GBP 商品貿易収支 11月
18:30 GBP 貿易収支 11月
18:30 GBP 鉱工業生産指数[前月比] 11月
18:30 GBP 鉱工業生産指数[前年同月比] 11月
18:30 GBP 製造業生産指数[前月比] 11月
18:30 GBP 月次国内総生産(GDP)[前月比] 11月
20:00 BRL IBGE消費者物価指数(IPCA)[前月比] 12月
21:00 INR 鉱工業生産[前年同月比] 11月
22:30 USD 消費者物価指数(CPI)[前月比] 12月
22:30 USD 消費者物価指数(CPI)[前年同月比] 12月
22:30 USD 消費者物価指数(CPIコア指数)[前月比] 12月
22:30 USD 消費者物価指数(CPIコア指数)[前年同月比] 12月
04:00 USD 月次財政収支 12月


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-今日のトレードポイント-
 パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の発言は特に真新しい内容はなくややハト派寄りであることは継続。ドルの今後の注目は米中貿易摩擦、次回のFOMC等になると思われます。米中次官級協議後の双方の声明から「今後も議論のテーブルに着く」ことは間違いなさそうです。おそらく、中国が一定の譲歩に動くことで貿易赤字問題はある程度の進展は見込まれますが、それ以上となると疑問符がつき当面はこの動向に一喜一憂することになりそうです。ポンドは15日のEU離脱案の採決を控えて積極的な仕掛けはしにくい環境ですが、ポジション調整の売買が行われる可能性は十分考えられます。このようなリスク管理は心がけたいところです。

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