米中貿易戦争は一時休戦へ
東京市場
東京市場ではドル円は軟調な動き。米長期金利の上昇や株高にも関わらず、目立った買いは見られず方向感を欠く展開となりました。
ロンドン市場
欧州市場ではポンドドルがじり安。英国議会での欧州連合(EU)離脱協定案の採決への警戒感から反落し、ポンド円も弱含みとなりました。
ＮＹ市場
ＮＹ市場ではドル円はじり高。株式の上昇につられる形で上昇。しかし、米10年債利回りが水準を下げると重しになり、その後はもみ合いの展開となりました。
【今日の主な経済指標】
08:50 JPY マネタリーベース[前年同月比] 11月
09:01 GBP 英小売連合（ＢＲＣ）小売売上高調査[前年同月比] 11月
09:30 AUD 経常収支 7-9月期
12:30 AUD 豪準備銀行（中央銀行）、政策金利発表
16:45 FRF 財政収支 10月
17:15 CHF 消費者物価指数（ＣＰＩ）[前月比] 11月
18:15 GBP カーニー英中銀（ＢＯＥ）総裁、発言
18:30 GBP 建設業購買担当者景気指数（ＰＭＩ） 11月
18:30 ZAR 四半期国内総生産（ＧＤＰ）[前期比年率] 7-9月期
18:30 ZAR 四半期国内総生産（ＧＤＰ）[前年同期比] 7-9月期
19:00 EUR 卸売物価指数（ＰＰＩ）[前月比] 10月
19:00 EUR 卸売物価指数（ＰＰＩ）[前年同月比] 10月
22:30 CAD 四半期労働生産性指数[前期比] 7-9月期
売買比率についてはこちら
-今日のトレードポイント-
先週末のG20において米中首脳会談で90日間は互いに新たな制裁関税を控えることで合意。これを受けて貿易摩擦への警戒感がとりあえず後退したことからリスクオン的な動きが想定されますが、ただしドル円については来年1月からの日米通商協議で、日米貿易不均衡是正や自動車関税を巡る協議への警戒感は上値を抑える要因といえるので注意が必要と思います。その他ではブレグジットに関してEU離脱案を巡る議会採決を予定通り今月11日に実施する見通しで、メイ首相の舵取りにも引き続き注視が必要です。
