FXレポート

EU離脱草案の行方は

東京市場
 東京市場のドル円は軟調に推移。前日にブリクジットで大臣の辞任が相次ぐなかリスク回避から日経平均が110円安となりドル円もつられて113.21円付近まで下落しました。

ロンドン市場
 欧州市場ではメイ首相の不信任投票への警戒感からポンド安に振れる場面が見られたものの、ドル円への影響は限定的で113.30円付近を小動きしました。

NY市場
 NY市場ではクラリダ米連邦準備理事会副議長が「世界的な減速を示唆する証拠はある」と述べたほか、カプラン米ダラス連銀総裁が「欧州と中国の成長減速で米経済が影響を受ける可能性がある」と発言したことをきっかけに米長期金利が大幅に低下しドル円は一時112.644円まで下落し112.875円で取引を終えました。

【今日の主な経済指標】
06:45 NZD 四半期卸売物価指数(PPI)[前期比] 7-9月期
08:50 JPY 貿易統計(通関ベース) 10月
09:01 GBP ライトムーブ住宅価格[前月比] 11月
12:30 JPY 黒田東彦日銀総裁、発言
18:00 EUR 経常収支 9月
19:00 EUR 建設支出[前月比] 9月
19:00 EUR 建設支出[前年同月比] 9月
      MXP 休場
00:00 USD NAHB住宅市場指数 11月

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-今日のトレードポイント-
 先週のブレクジットの狂想曲で英政局の先行き不透明感が強まりました。メイ首相に対する不信任投票の懸念を背景にポンドの下値模索はまだ継続しそうです。一方で、イタリアの予算問題も21日にEU側が最初の採決を行う予定になっており要人の発言に注意したい局面です。また、月末の米中首脳会談が控える中、劉鶴中国副首相とムニューシン米財務長官の事前協議が再開しており、摩擦緩和に向けて前向きな内容が出ればリスクオンになる展開も考えられそうです。

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