FXレポート

ブレグジット不透明感、また強まる

東京市場
 東京市場ではドル円はじり安。日経平均の下落に加えて、週末を控えて利食いの売りが優勢となった模様でした。

ロンドン市場
 欧州市場ではポンドドルが下落。メイ政権に閣外協力する民主統一党(DUP)から、ブレグジットに関してメイ首相が約束を守らないなど様々な発言が出たこともあり不安感からポンド売りの展開となりました。なお、GDPは事前予想通りの結果であったため指標には反応が薄かったようです。

NY市場
 NY市場ではドル円はさえない。米株の軟調な動きや長期債利回りの低下を手掛かりに一時113.64円まで下落しました。ポンドはジョンソン英運輸担当閣外相の辞任報道も手がかりとなりロンドン市場からさらに下落。同氏はメイ英首相の離脱最終案に反対し、同離脱案に対し国民投票を行うべきと主張していました。

【今日の主な経済指標】
08:50 JPY 国内企業物価指数[前月比] 10月
08:50 JPY 国内企業物価指数[前年同月比] 10月
21:00 INR 鉱工業生産[前年同月比] 9月
USD 休場
CAD 休場

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-今日のトレードポイント-
 先週末の動向をみているとブレグジットに関してはまた先行き不透明感が強まりました。メイ政権の閣僚間で合意に達していないことからEUとの話し合いが先延ばしになる可能性が高くなったとみています。時間的余裕もなくメイ政権はここが正念場といえるでしょう。中間選挙が終わった後のトランプ大統領の今後の行動にも注目です。選挙終了後すぐにセッションズ司法長官を解任、ポンペオ米国務長官と北朝鮮高官との会談を無期限延期しました。さらにマティス国防長官の解任の噂も根強く、選挙直前は中国との交渉で前向きな姿勢を見せていましたが再び好戦的になる可能性もあるため、利上げ観測が強くなったとはいえ一方的に安心してドル買いの相場と判断するのは早いかもしれないです。

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