日米貿易協議(FFR)始まる
東京市場
東京市場のドル円は目立った取引材料がないなか、ポジション調整目的の円買いから112.10円付近まで小幅に軟化しました。
ロンドン市場
欧州勢参入後はユーロ買いで反応するなか、米国と欧州連合(EU)が通商協議を行うとの報道が伝わったことでユーロ買いが加速。また、その後に11月17-18日にブレグジットについてEU首脳会議が開催されることもユーロの支援材料となりユーロ円は131円前半から132円半ばまで大幅に上昇しました。
NY市場
NY市場ではNYダウが一時290ドル超上昇し史上最高値を更新したことをきっかけにリスクオンになり、ドル円は一時112.582円まで上昇し前日比では0.221円安い、112.462円で取引を終えました。
≪2018年9月20日クローズ時点≫
ドル・円:「ブル」 売り46% 買い54%
ユーロ・円:「ベア」 売り64% 買い36%
英ポンド・円:「ブル」 売り49% 買い51%
豪ドル・円:「ブル」 売り23% 買い77%
NZドル・円:「ブル」 売り14% 買い86%
ユーロ・ドル:「ベア」 売り67% 買い33%
【今日の主な経済指標】
08:30 JPY 全国消費者物価指数(CPI)[前年同月比] 8月
08:30 JPY 全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)[前年同月比] 8月
08:50 JPY 対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債) 前週分
08:50 JPY 対外対内証券売買契約等の状況(対内株式) 前週分
13:30 JPY 全産業活動指数[前月比] 7月
15:45 FRF 国内総生産(GDP、確定値)[前期比] 4-6月期
16:15 FRF 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値) 9月
16:15 FRF サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値) 9月
16:30 DEM 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値) 9月
16:30 DEM サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値) 9月
17:00 EUR 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値) 9月
17:00 EUR サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値) 9月
21:30 CAD 小売売上高[前月比] 7月
21:30 CAD 小売売上高(除自動車)[前月比] 7月
21:30 CAD 消費者物価指数(CPI)[前月比] 8月
21:30 CAD 消費者物価指数(CPI)[前年同月比] 8月
22:45 USD 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値) 9月
22:45 USD サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値) 9月
22:45 USD 総合購買担当者景気指数(PMI、速報値) 9月
-今日のトレードポイント-
米欧貿易と英国のEU離脱関連の報道を受けて、問題解決の期待感からマーケットはリスクオンになりました。
ただ、期待感だけで上昇したのではなくあくまでも切っ掛けで、実際はユーロドルの日足を見ると直近高値をブレイクし7月9日の高値を1.1790ドルが意識されたのではないかと考えます。そのため、ここからさらに一段階高値になるには材料不足と考えられ、逆に反動による利益確定売りに備えておくべきかもしれません。また、本日から日米貿易協議(FFR)が始ります。貿易不均衡是正を目的としているため、米国が日本に求める条件が厳しければマーケットはリスクオフになるため、ユーロドルの下げ足を速める可能性は十分にあると考えます。