FXレポート

トランプ大統領、中国に対し追加関税措置を発表

東京市場
 東京市場は本邦の敬老の日で市場参加者の減少を背景に積極的な取引が手控えられ、ドル円は112.00円前後を小動きしました。

ロンドン市場
 欧州市場では目立った取引材料がなかったものの、ユーロドルはポジション調整の買いから1.6300ドルから1.1655ドルまで上昇。

NY市場
 NY市場に入っても動意の欠ける展開が継続していましたが、トランプ米大統領 が「習近平・中国国家主席に対しては非常に尊敬の念を抱くが、貿易赤字は大きすぎてこれ以上は許容できない」 と発言したことをきっかけにリスク回避的な円買いが強まりドル円は111.95円付近から一時111.762円まで下落し前日比では0.181円安い、111.815円で取引を終えました。

≪2018年9月17日クローズ時点≫
ドル・円:「ブル」   売り44% 買い56%
ユーロ・円:「ベア」  売り68% 買い32%
英ポンド・円:「ブル」 売り49% 買い51%
豪ドル・円:「ブル」  売り18% 買い82%
NZドル・円:「ブル」  売り11% 買い89%
ユーロ・ドル:「ベア」 売り69% 買い31%

【今日の主な経済指標】
10:30 AUD 四半期住宅価格指数[前期比] 4-6月期
10:30 AUD 四半期住宅価格指数[前年同期比] 4-6月期
10:30 AUD 豪準備銀行(中央銀行)、金融政策会合議事要旨公表
16:00 EUR ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁、発言
16:30 SEK 失業率 8月
21:30 CAD 製造業出荷[前月比] 7月
23:00 USD NAHB住宅市場指数 9月
          JPY 日銀・金融政策決定会合(1日目)
05:00 USD 対米証券投資(短期債除く) 7月

-今日のトレードポイント-
 今朝方、トランプ大統領は中国へ年間2000億ドル分の輸入品に対して、今月24日から10%の追加関税を課すと発表しました。事前にニューヨークタイム後に発表すると述べていただけにドル円への影響は軽微でした。もっとも、米国の追加関税に対し中国側の対応が注目されそうです。今まで中国側の報復措置は同じ規模の関税を課すといったものでしたが、すでに2000億ドルは中国側の輸入額を超えており同様の対応を取れないためです。また、報復措置を取った場合、新たに残る全輸入品に追加関税を課すことも検討されており動向を注視したいです。

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