今週もイベント目白押しでボラティティに期待
東京市場
東京市場のドル円は日経平均の上昇を手掛かりに112.07円まで上昇したものの、安倍首相が「異次元の金融緩和をずっとやってよいとは思わない」と述べると111.78円まで下落しました。
ロンドン市場
欧州市場ではトルコ中銀の利上げを背景にトルコへの債権を持つ欧州の銀行への懸念が後退したことでユーロ買いを誘ったものの、ドル円への影響は限定的でした。
NY市場
NY市場では米小売売上高が予想を下回ったものの、前回の改定値が上方修正されたことが好感されドル円は112.16円まで上昇しました。ただ、トランプ大統領が「中国製品2000億ドルに追加関税の賦課を望む」との一部報道が伝わると111.845円まで急ピッチに下落し前日比では0.068円高い、111.996円で取引を終えました。
≪2018年9月14日クローズ時点≫
ドル・円:「ブル」 売り41% 買い59%
ユーロ・円:「ベア」 売り44% 買い56%
英ポンド・円:「ブル」 売り40% 買い60%
豪ドル・円:「ブル」 売り54% 買い46%
NZドル・円:「ブル」 売り46% 買い54%
ユーロ・ドル:「ベア」 売り47% 買い53%
【今日の主な経済指標】
08:01 GBP ライトムーブ住宅価格[前月比] 9月
16:00 TRL 鉱工業生産[前月比] 7月
16:00 TRL 失業率 6月
18:00 EUR 消費者物価指数(HICP、改定値)[前年同月比] 8月
21:30 CAD 対カナダ証券投資額 7月
21:30 USD ニューヨーク連銀製造業景気指数 9月
JPY 休場
RUB 実質鉱工業生産[前年比] 8月
-今日のトレードポイント-
今週もイベントが目白押しです。19日日銀金融政策決定会合 、20日自民党総裁選挙投開票、21日第2回日米通商協議、22日第3回日米経済対話となっています。日銀金融政策決定会合では前回の若干の修正がステルステーパリングではないかと一部では見られており、日銀の回答に注目が集まります。また、トランプ大統領の発言を受けて米中貿易が意識されなか、日米通商協議で米国側が貿易不均衡是正を求めてくるため、円高圧力が高まる可能性がありそうです。その他にもトルコのアルバイラク財務相が20日に中期的な経済政策を発表するとしており、新興国の動向にも注意を払いたいです。