トルコの政策金利発表に要注意
東京市場
東京市場のドル円は日経平均が下落をきっかけにリスク回避的な円買いから111.45円付近まで小幅に軟化しました。
ロンドン市場
欧州市場では「欧州中央銀行（ECB）が経済成長見通しを若干引き下げへ」との一部報道が伝わるとユーロ売りが強まり129.00円まで下落したものの、ドル円への影響は限定的でした。
ＮＹ市場
ＮＹ市場では米卸売物価指数（ＰＰＩ）が予想を下回ったことで111.30円付近まで下落しました。その後、「米国が中国に新たな貿易交渉を提案」との報道が伝わると米中貿易問題が緩和するとの見方から111.46円まで持ち直したものの、NYダウの下落が重しとなり111.20円付近まで押し戻され前日比では0.338円安い、111.225円で取引を終えました。
≪2018年9月12日クローズ時点≫
ドル・円：「ブル」 売り37% 買い63%
ユーロ・円：「ベア」 売り59% 買い41%
英ポンド・円：「ブル」 売り41% 買い59%
豪ドル・円：「ブル」 売り14% 買い86%
NZドル・円：「ブル」 売り 7% 買い93%
ユーロ・ドル：「ベア」 売り71% 買い29%
【今日の主な経済指標】
08:01 GBP 英王立公認不動産鑑定士協会（ＲＩＣＳ）住宅価格指数 8月
08:50 JPY 国内企業物価指数[前月比] 8月
08:50 JPY 国内企業物価指数[前年同月比] 8月
08:50 JPY 機械受注[前月比] 7月
08:50 JPY 機械受注[前年同月比] 7月
08:50 JPY 対外対内証券売買契約等の状況（対外中長期債） 前週分
08:50 JPY 対外対内証券売買契約等の状況（対内株式） 前週分
10:30 AUD 新規雇用者数 8月
10:30 AUD 失業率 8月
15:00 DEM 消費者物価指数（ＣＰＩ、改定値）[前月比] 8月
15:45 FRF 消費者物価指数（ＣＰＩ、改定値）[前月比] 8月
15:45 FRF 消費者物価指数（ＣＰＩ、改定値）[前年同月比] 8月
16:15 CHF 生産者輸入価格[前月比] 8月
16:30 SEK 四半期国内総生産（ＧＤＰ、改定値）[前期比] 4-6月期
20:00 GBP イングランド銀行（ＢＯＥ、英中央銀行）金利発表
20:00 GBP 英中銀資産買取プログラム規模
20:00 GBP 英中銀金融政策委員会（ＭＰＣ）議事要旨
20:00 TRL トルコ中銀、政策金利
20:45 EUR 欧州中央銀行（ＥＣＢ）政策金利
21:00 BRL 小売売上高指数[前年同月比] 7月
21:30 EUR ドラギ欧州中央銀行(ＥＣＢ)総裁、定例記者会見
21:30 USD 新規失業保険申請件数 前週分
21:30 CAD 新築住宅価格指数[前月比] 7月
21:30 USD 消費者物価指数（ＣＰＩ）[前月比] 8月
21:30 USD 消費者物価指数（ＣＰＩ）[前年同月比] 8月
21:30 USD 消費者物価指数（ＣＰＩコア指数）[前月比] 8月
21:30 USD 消費者物価指数（ＣＰＩコア指数）[前年同月比] 8月
INR 休場
03:00 USD 月次財政収支 8月
-今日のトレードポイント-
本日はBOE政策発表、ECB政策発表、TCMB政策発表、米消費者物価指数と重要なイベントが複数控えています。
このなかでもTCMB政策発表（トルコ）の注目度が高く注意したいです。今回の予想では利上げを予想しているアナリストは多いですが、現段階でコンセンサスが取れておらず不透明感が非常に強まっている状態です。また、エルドアン大統領は利上げに否定的な見解を持っており、利上げ幅（0～300bp）が小さかった場合は売りが強まるためロングポジションを保有している場合は、持ちすぎには注意したいです。ただ、直近でもトルコリラ円の値動きは上下に速く、思わぬ動きで大きな損失が出る可能性があるため、徹底したリスク管理を行いたい局面といえます。
