トランプ砲でドル円は110円半ばまで下落
東京市場
東京市場のドル円は、北海道で発生した地震の影響が懸念されリスク回避的な円買いが入り一時111.172円まで下落しました。
ロンドン市場
ロンドン市場では8月ADP全米雇用報告が予想を下回る結果となったことを受けて円買いが継続。
NY市場
NY市場では8月米ISM非製造業指数が予想を上回ったものの為替への影響は限られるなか、NYダウの下落を切っ掛けに111.71円まで下値を広げました。引けにかけて「トランプ大統領は次に日本との貿易戦争になる可能性を示唆」との一部報道が伝わると110.523円まで急落し前日比では0.803円安い、110.717円で取引を終えました。
≪2018年9月6日クローズ時点≫
ドル・円:「ブル」 売り31% 買い69%
ユーロ・円:「ベア」 売り54% 買い46%
英ポンド・円:「ブル」 売り30% 買い70%
豪ドル・円:「ブル」 売り10% 買い90%
NZドル・円:「ブル」 売り 9% 買い91%
ユーロ・ドル:「ベア」 売り64% 買い36%
【今日の主な経済指標】
08:30 JPY 全世帯家計調査・消費支出[前年同月比] 7月
08:50 JPY 外貨準備高 8月
09:00 JPY 毎月勤労統計調査-現金給与総額[前年同月比] 7月
10:30 AUD 住宅ローン件数[前月比] 7月
14:00 JPY 景気先行指数(CI)・速報値 7月
14:00 JPY 景気一致指数(CI)・速報値 7月
14:45 CHF 失業率 8月
15:00 DEM 貿易収支 7月
15:00 DEM 経常収支 7月
15:00 DEM 鉱工業生産[前月比] 7月
15:45 FRF 貿易収支 7月
15:45 FRF 経常収支 7月
15:45 FRF 財政収支 7月
15:45 FRF 鉱工業生産指数[前月比] 7月
18:00 EUR 四半期域内総生産(GDP、確定値)[前期比] 4-6月期
18:00 EUR 四半期域内総生産(GDP、確定値)[前年同期比] 4-6月期
21:30 USD 非農業部門雇用者数変化[前月比] 8月
21:30 USD 失業率 8月
21:30 USD 平均時給[前月比] 8月
21:30 USD 平均時給[前年同月比] 8月
21:30 CAD 新規雇用者数 8月
21:30 CAD 失業率 8月
22:00 MXP 消費者物価指数(CPI) 8月
23:00 CAD Ivey購買部協会指数 8月
BRL 休場
-今日のトレードポイント-
北海道での地震やトランプ砲など突発的な事象でドル円は110円半ばまで下落しました。短期的な上昇トレンドを変えるほど大きすぎるインパクトがありました。本日も大きなインパクトを与える米雇用統計が控えています。ファンダメンタルズが好調な米国ですが、一部ではイールドカーブにリセッション(景気後退)の兆候がみられると注目されており予想を裏付けるような結果になれば、ドル円の下げ足が加速する可能性があり注意したいです。また、直近では突発的な事象でたびたびトレンドが変わる場面があるため、極端にポジションを傾けるには注意したい局面でもあります。