FXレポート

パウエルFRB議長の発言に注目

東京市場
 東京市場が海の日で市場の参加者が減少していたため、積極的な取引は手控えられドル円は112.40円付近での小動きとなりました。

ロンドン市場
 欧州勢参入後はドル安が優勢となりユーロドルは1.1685ドルから1.1725ドル付近まで上昇し、ドル円はユーロドルでのドル安の流れを受けて112.30円付近まで弱含みました。

NY市場
 NY市場では米小売売上高とNY連銀製造業景気指数が発表されたものの、事前の予想とほぼ変わらない内容に為替への影響は限定的で112.35円付近を緩やかに推移し前日比では0.066円安い、112.261円で取引を終えました。

≪2018年7月16日クローズ時点≫
ドル・円:「ブル」   売り43% 買い57%
ユーロ・円:「ベア」   売り69% 買い31%
英ポンド・円:「ブル」 売り42% 買い58%
豪ドル・円:「ブル」  売り20% 買い80%
NZドル・円:「ブル」  売り15% 買い85%
ユーロ・ドル:「ベア」 売り64% 買い36%

【今日の主な経済指標】
07:45 NZD 四半期消費者物価(CPI)[前期比] 4-6月期
07:45 NZD 四半期消費者物価(CPI)[前年同期比] 4-6月期
10:30 AUD 豪準備銀行(中央銀行)、金融政策会合議事要旨公表
16:00 TRL 鉱工業生産[前月比] 5月
17:00 ZAR 四半期 南アフリカ経済研究所(BER)消費者信頼感指数 4-6月期
17:00 GBP カーニー英中銀(BOE)総裁、発言
17:30 GBP 失業保険申請件数 6月
17:30 GBP 失業率 6月
17:30 GBP 失業率(ILO方式) 5月
21:30 CAD 製造業出荷[前月比] 5月
22:15 USD 鉱工業生産[前月比] 6月
22:15 USD 設備稼働率 6月
23:00 USD NAHB住宅市場指数 7月
23:00 USD パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、発言
05:00 USD 対米証券投資(短期債除く) 5月

-今日のトレードポイント-
 昨日は本邦が海の日の祝日だったため休場により取引が閑散としていましたが、欧米での取引時間も米小売売上高などインフレ指標として重要な指標にもかかわらず全く反応せず、ドル円は上下30銭程度の狭いレンジの取引になりました。これは本日と明日開催されるパウエルFRB議長の議会証言に注目が集まっているかもしれません。今回の議会証言は半期に一度、上院と下院でそれぞれ経済と金融について証言するものであり、利上げペースの鍵を握っている同氏の発言にマーケットは注目しています。堅調な米経済を背景に今まで通りの見解を示すものと思われ、サプライズがなければ安心感から買いが拡がると考えています。

[今日の予想レンジ]
ドル・円  111.50-113.50
ユーロ・円 130.00-132.50
ポンド・円 147.00-150.00

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