米消費者物価指数の悪化も上昇トレンドは変わらず
東京市場
目立った取引材料がない中、前日のNY市場のドル買い円安の流れを引き継ぎドル円は112.38円近辺まで堅調に推移しました。
ロンドン市場
欧州勢参入後もリスクオンの流れが継続しNYダウ先物が190ドル高超になったほか、米長期国債利回りが上昇したことを受けてドル円は一時112.61円近辺まで上値を拡大しました。
NY市場
NY市場では米消費者物価指数(CPI)の前月比が予想を下回ったことで112.38円近辺まで軟化したものの、利上げペースの鈍化には繋がらない結果だったため、売りが一巡すると徐々に買い戻しが入り、前日比では0.506円高い、112.531円で取引を終えました。
≪2018年7月12日クローズ時点≫
ドル・円:「ブル」 売り47% 買い53%
ユーロ・円:「ベア」 売り70% 買い30%
英ポンド・円:「ブル」 売り46% 買い54%
豪ドル・円:「ブル」 売り22% 買い78%
NZドル・円:「ブル」 売り14% 買い86%
ユーロ・ドル:「ベア」 売り60% 買い40%
【今日の主な経済指標】
13:30 JPY 鉱工業生産・確報値[前月比] 5月
15:00 DEM 卸売物価指数(WPI)[前月比] 6月
16:15 CHF 生産者輸入価格[前月比] 6月
21:30 USD 輸入物価指数[前月比] 6月
21:30 USD 輸出物価指数[前月比] 6月
23:00 USD ミシガン大学消費者態度指数・速報値 7月
-今日のトレードポイント-
米国の利上げを背景としたドル買い円売りが継続しドル円は週明けから2円強も上昇しました。本日は主な経済指標も見当たらず、調整的な動きが継続するとみています。その他では米国の通商問題が取引機会になります。米政府が新たに中国に対して追加関税を発表したことで、中国側の報復措置でドル円は一時的に急落する可能性があります。もっとも、急落後には買い戻しがされており、押し目を狙って強気な姿勢でもいいかもしれません。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 109.80-111.30
ユーロ・円 129.30-131.50
ポンド・円 145.50-148.00