FXレポート

米国の通商問題は絶好の買い場に

東京市場
 朝方に「米当局は2000億ドル相当の対中関税リストを公表の予定」との報道が伝わるとドル円は前日の終値111.264円から大きく下窓をあけて110.934円で取引が始りました。もっともその後、マーケットのコンセンサスとして、米国の通商問題では下がったとこで買い場とみられておりドル円は111.15円付近まで反発しました。

ロンドン市場
 欧州勢参入後も東京市場の流れを引き継ぎドル円は堅調に推移し111.30円付近まで回復。

NY市場
 NY市場のドル円も調整的な買いが継続したことで、直近の上値目途になっていた5月21日高値110.40円を上抜けたことで買いが加速し112.172円まで上昇し前日比では0.761円高い、112.025円で取引を終えました。また、NY市場のクローズ後にトルコリラが下値を試す動きとなり一時22.381円を付けるなど大きく下落しました。

≪2018年7月11日クローズ時点≫
ドル・円:「ブル」   売り47% 買い53%
ユーロ・円:「ベア」   売り68% 買い32%
英ポンド・円:「ブル」 売り44% 買い56%
豪ドル・円:「ブル」  売り16% 買い84%
NZドル・円:「ブル」  売り12% 買い88%
ユーロ・ドル:「ベア」 売り59% 買い41%

【今日の主な経済指標】
08:01 GBP 英王立公認不動産鑑定士協会(RICS)住宅価格指数 6月
08:50 JPY 対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債) 前週分
08:50 JPY 対外対内証券売買契約等の状況(対内株式) 前週分
18:00 EUR 鉱工業生産[前月比] 5月
20:30 EUR 欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨
21:00 BRL 小売売上高指数[前年同月比] 5月
21:30 USD 新規失業保険申請件数 前週分
21:30 CAD 新築住宅価格指数[前月比] 5月
21:30 USD 消費者物価指数(CPI)[前月比] 6月
21:30 USD 消費者物価指数(CPI)[前年同月比] 6月
21:30 USD 消費者物価指数(CPIコア指数)[前月比] 6月
21:30 USD 消費者物価指数(CPIコア指数)[前年同月比] 6月
03:00 USD 月次財政収支 6月

 

-今日のトレードポイント-
 米国の通商問題でドル円は大きく下げては買い戻されるという流れを繰り返しており、昨日は直近のレジスタンスラインとみられていた5月21日高値110.40円をブレイクし上げ幅を拡大しました。もっとも、112円台はテクニカル面でみるとRSIが80近くに到達して買われ過ぎ感があり、ファンダメンタル面でも短期的に利食い売りにさらされる可能性は十分に考えられるため、これから買いから入る場合にはRSIやボリンジャーバンドで押し目を狙うのが良いかもしれません。

[今日の予想レンジ]
ドル・円  109.80-111.30
ユーロ・円 129.30-131.50
ポンド・円 145.50-148.00

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