FXレポート

FOMC議事録公表に注視

東京市場
 ドル円は仲値にかけて軟調な展開となり、110.56円近辺から110.28円近辺まで下落しました。ただ、仲値を過ぎると売りが一巡し買い戻しが優勢になると110.45円近辺まで持ち直しました。

ロンドン市場
 ロンドン市場では目立った取引材料がなく狭い値幅で推移しました。ドル円は110.35円から110.50円。ユーロ円は128.50円から128.70円。ユーロドルは1.1630ドルから1.1646ドルでの推移になりました。

NY市場
 NY市場では欧州中央銀行(ECB)関係者の話として「一部のECBメンバーは2019年末の利上げは遅すぎると認識している」 と伝わるとユーロ買いが強まりユーロドルは1.1638ドルから1.1674ドル近辺まで急騰しました。ただ、ドル円は米国の独立記念日ということもあり影響は限定的で110円中盤を小動きし前日比では0.110円安い、110.470円で取引を終えました。

≪2018年7月4日クローズ時点≫
ドル・円:「ブル」   売り37% 買い63%
ユーロ・円:「ベア」   売り60% 買い40%
英ポンド・円:「ブル」 売り38% 買い62%
豪ドル・円:「ブル」  売り13% 買い87%
NZドル・円:「ブル」  売り11% 買い89%
ユーロ・ドル:「ベア」 売り61% 買い39%

【今日の主な経済指標】
08:50 JPY 対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債) 前週分
08:50 JPY 対外対内証券売買契約等の状況(対内株式) 前週分
15:00 DEM 製造業新規受注[前月比] 5月
16:15 CHF 消費者物価指数(CPI)[前月比] 6月
19:00 GBP カーニー英中銀(BOE)総裁、発言
20:30 USD チャレンジャー人員削減数[前年比] 6月
21:15 USD ADP雇用統計[前月比] 6月
21:30 USD 新規失業保険申請件数 前週分
22:45 USD サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値) 6月
22:45 USD 総合購買担当者景気指数(PMI、改定値) 6月
23:00 USD ISM非製造業景況指数(総合) 6月
03:00 USD 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨

-今日のトレードポイント-
 米国の独立記念日で市場は閑散としましたが、本日はADP雇用統計やFOMC議事録公表があり値動きに期待が持てます。FOMC議事録公表では、利上げに向けてタカ派の内容が織り込まれているものの、FRBメンバーが米国の通商問題への影響についてどう評価しているかが重要なポイントの一つになりそうです。慎重な見方であれば問題ありませんが、強い懸念を示している場合はリスクオフの流れになる可能性があるため警戒を強めておきたいです。

[今日の予想レンジ]
ドル・円  110.00-111.20
ユーロ・円 128.40-129.50
ポンド・円 144.60-148.00

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