テクニカルが活きる展開
東京市場
東京市場のドル円は新規取引材料不足から積極的な取引は手控えられ110円台後半を小動きしました。ただ、日経平均が引けにかけて200円超安から20円安まで戻したことをきっかけに買いが強まり111.116円近辺まで上昇しました。
ロンドン市場
欧州勢参入後のドル円は買いが一服したことで再び110円台後半まで押し戻されました。一方で、ユーロドルはゼーホーファー独内相がメルケル内閣に留まる意向を示したことで投資家のリスク回避姿勢が後退し1.164ドルから1.1670ドルまで上昇しました。
NY市場
NY市場では米長期金利が低下したことをきっかけに調整的な売りが継続しドル円は一時110.509円近辺まで下落。その後、引けにかけては安値圏でのレンジ取引となり前日比では0.281円安い、110.580円で取引を終えました。
≪2018年7月3日クローズ時点≫
ドル・円:「ブル」 売り37% 買い63%
ユーロ・円:「ベア」 売り60% 買い40%
英ポンド・円:「ブル」 売り33% 買い67%
豪ドル・円:「ブル」 売り15% 買い85%
NZドル・円:「ブル」 売り10% 買い90%
ユーロ・ドル:「ベア」 売り60% 買い40%
【今日の主な経済指標】
10:30 AUD 貿易収支 5月
10:30 AUD 小売売上高[前月比] 5月
10:45 CNY Caixinサービス部門購買担当者景気指数(PMI) 6月
16:50 FRF サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値) 6月
16:55 DEM サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値) 6月
17:00 EUR サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値) 6月
17:30 GBP サービス部門購買担当者景気指数(PMI) 6月
20:00 USD MBA住宅ローン申請指数[前週比]
-今日のトレードポイント-
米国の貿易問題が懸念され上値が重いなか、明日明後日にFOMC議事録、米雇用統計の発表があり積極的な売買は手控えられそうです。また、米国が独立記念日で休場することから、取引参加者の減少も加わり方向感が出にくい展開になるとみています。ただ、こういう相場では調整的な動きになることが多く、テクニカルが活きる展開のためテクニカルを重視して取引に臨むのが良さそうです。オススメのテクニカルはMACDやRSIなどのオシレーター系のテクニカルになります。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 110.10-111.00
ユーロ・円 128.30-130.00
ポンド・円 144.70-147.00