FXレポート

手掛かり不足も下値は堅いか

東京市場
ドル円は、先週、トランプ政権が中国からの輸入品500億ドル相当への追加関税を発表し、中国も同規模の報復関税で応じるとの声明をだしたことを背景に米中貿易摩擦への懸念からリスク回避の円買いが優勢となり一時110.30円近辺まで下落しました。

ロンドン市場
ロンドン勢参入後はリスク回避の動きが一巡し、ドル円は110.50円近辺を小動きしました。

NY市場
週明けNYタイムのドル円はおもな米経済指標もなく手掛かり薄い展開になりました。110円中盤でのレンジ取引になるなか、ドラギECB総裁の講演も手掛かりにならず、前日比では0.087円安い、110.550円で静かに取引を終えました。

≪2018年6月7日クローズ時点≫
ドル・円:「ブル」   売り37% 買い63%
ユーロ・円:「ベア」   売り55% 買い45%
英ポンド・円:「ブル」 売り34% 買い66%
豪ドル・円:「ブル」  売り13% 買い87%
NZドル・円:「ブル」  売り15% 買い85%
ユーロ・ドル:「ベア」 売り55% 買い45%

【今日の主な経済指標】
07:45 NZD 四半期経常収支 1-3月期
08:50 JPY 日銀・金融政策決定会合議事要旨
15:30 JPY 黒田東彦日銀総裁、発言
17:00 ZAR 消費者物価指数(CPI)[前月比] 5月
17:00 ZAR 消費者物価指数(CPI)[前年同月比] 5月
20:00 USD MBA住宅ローン申請指数[前週比]
21:30 USD 四半期経常収支 1-3月期
22:30 EUR ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁、発言
22:30 USD パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、発言
23:00 USD 中古住宅販売件数[年率換算件数] 5月
23:00 USD 中古住宅販売件数[前月比] 5月

-今日のトレードポイント-
先週は米朝首脳会談や日米欧の金融政策発表とイベントが目白押しでしたが、今週は一転して静かなスタートになりました。本日も主な米経済指標が控えていないことから、米中貿易摩擦に関するヘッドラインやNYダウ、米長期金利の動向を伺いながらの取引になりそうです。下値では堅調な米経済を背景にドル買いが継続していることから下落中に買い場を探すのが妙味があるかもしれません。

[今日の予想レンジ]
ドル・円  109.50-111.00
ユーロ・円 127.00-129.50
ポンド・円 145.80-148.00

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