ドル円は109円台後半まで上昇
昨日のドル円は、東京市場では日経平均株価が50円超安から50円超高まで持ち直したほか、米10年債利回りが小幅に上昇したことで買いが散見されました。一時109.44円近辺まで値を上げましたが、東京市場がゴールデンウィークの谷間にあたるほか、海外主要市場がレーバーデーで休場とあって市場参加者が少なく、目立った方向感は出ませんでした。欧州市場では、対欧州通貨を中心にドル高が進んだ流れに沿って買いが先行しました。米長期金利の上昇も相場を支え、24時前には一時109.79円近辺まで値を上げました。ＮＹ市場では、いったんは米長期金利の上昇幅縮小やダウ平均の350ドル超安などを手掛かりに上値が重くなったものの、一巡後は買いが再開。ダウ平均の下げ幅縮小などを受けて、4時30分過ぎには一時109.88円近辺まで上値を伸ばし、前日比では0.537円高い、109.843円で取引を終えました。
≪2018年5月1日クローズ時点≫
ドル・円：「ブル」 売り37% 買い63%
ユーロ・円：「ベア」 売り62% 買い38%
英ポンド・円：「ブル」 売り34% 買い66%
豪ドル・円：「ブル」 売り14% 買い86%
NZドル・円：「ブル」 売り10% 買い90%
ユーロ・ドル：「ベア」 売り59% 買い41%
【今日の主な経済指標】
07:45 NZD 四半期失業率 1-3月期
08:50 JPY マネタリーベース[前年同月比] 4月
10:45 CNY Ｃａｉｘｉｎ製造業購買担当者景気指数（ＰＭＩ） 4月
14:00 JPY 消費者態度指数・一般世帯 4月
14:45 CHF スイスＳＥＣＯ消費者信頼感指数 4月
16:15 CHF 実質小売売上高[前年同月比] 3月
16:30 CHF ＳＶＭＥ購買部協会景気指数 4月
16:50 FRF 製造業購買担当者景気指数（ＰＭＩ、改定値） 4月
16:55 DEM 製造業購買担当者景気指数（ＰＭＩ、改定値） 4月
17:00 EUR 製造業購買担当者景気指数（ＰＭＩ、改定値） 4月
17:30 GBP 建設業購買担当者景気指数（ＰＭＩ） 4月
18:00 EUR 失業率 3月
18:00 EUR 四半期域内総生産（ＧＤＰ、速報値）[前期比] 1-3月期
18:00 EUR 四半期域内総生産（ＧＤＰ、速報値）[前年同期比] 1-3月期
20:00 USD ＭＢＡ住宅ローン申請指数[前週比]
21:15 USD ＡＤＰ雇用統計[前月比] 4月
03:00 USD 米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）、終了後政策金利発表
03:00 BRL 貿易収支 4月
-今日のトレードポイント-
本日のドル円は、ドル高の流れが続くと予想されます。米長期金利の上昇につられる形でドルが買われており、目先はこの流れが続くと思われます。また、米中貿易摩擦の高まりを含む地政学リスクを巡る緊張が緩和したこともドルの支援要因になっていると考えられます。引き続き、米長期金利の動向に注意をして取引に臨みたいです。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 109.00-110.50
ユーロ・円 131.20-133.00
ポンド・円 149.00-152.50
