FXレポート

トランプ米大統領の発言を受けドル円は反発

昨日のドル円は、東京市場では昨日の日本株高を見越した買いが先行し、日経平均株価が500円超上昇すると一時106.46円近辺まで値を上げましたが、後場の日経平均株価が上げ幅を縮めると106.15円近辺まで下押ししました。その後、クロス円の下落につれる形で一時106.07円まで下押ししました。欧州市場では、「欧州連合(EU)は米国の鉄鋼とデニム、バーボン対象の関税を検討している」と報じられるとリスク回避目的の売りが先行。一時105.85円近辺まで値を下げました。その後、「韓国と北朝鮮は4月の首脳会談開催で合意」「北朝鮮は体制の安全が保障されれば非核化にオープン」「協議が続く限り北朝鮮はミサイル・核実験をしないと表明」との報道を受けて投資家心理が改善され、時間外のダウ先物や日経平均株価の急伸とともに106.37円近辺まで持ち直しました。NY市場では、ダウ平均の一転下落を横目に105.94円近辺まで弱含んだが、パーデュー米共和党上院議員が「トランプ米大統領は関税の見直しにオープン」と発言したことでダウ平均がプラス圏を回復。つれる形で106.20円近辺まで反発し、前日比では0.007円安い、106.175円で取引を終えました。


≪2018年3月6日クローズ時点≫
ドル・円  :「ブル」  売り23% 買い77%
ユーロ・円  :「ベア」 売り60% 買い40%
英ポンド・円 :「ブル」  売り37% 買い63%
豪ドル・円  :「ブル」  売り16% 買い84%
NZドル・円 :「ブル」  売り13% 買い87%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り73% 買い27%

【今日の主な経済指標】
08:50 JPY 外貨準備高 2月
09:30 AUD 四半期国内総生産(GDP)[前期比] 10-12月期
09:30 AUD 四半期国内総生産(GDP)[前年同期比] 10-12月期
14:00 JPY 景気先行指数(CI)・速報値 1月
14:00 JPY 景気一致指数(CI)・速報値 1月
16:45 FRF 貿易収支 1月
16:45 FRF 経常収支 1月
19:00 EUR 四半期域内総生産(GDP、確定値)[前期比] 10-12月期
19:00 EUR 四半期域内総生産(GDP、確定値)[前年同期比] 10-12月期
20:00 TRL トルコ中銀、政策金利
21:00 USD MBA住宅ローン申請指数[前週比]
22:15 USD ADP雇用統計[前月比] 2月
22:30 CAD 四半期労働生産性指数[前期比] 10-12月期
22:30 CAD 貿易収支 1月
22:30 USD 四半期非農業部門労働生産性・改定値[前期比] 10-12月期
22:30 USD 貿易収支 1月
00:00 CAD カナダ銀行 政策金利
04:00 USD 米地区連銀経済報告(ベージュブック)
05:00 USD 消費者信用残高[前月比] 1月
06:45 NZD 四半期製造業売上高[前期比] 10-12月期

- 今日のトレードポイント -
本日のドル円は、ドル安の流れが強まる可能性があります。トランプ大統領が打ち出した鉄鋼やアルミへの高関税賦課が、全面的な貿易戦争という最悪の状況に陥る可能性は低いと思いますが、選挙対策という側面もあるだけに、どのような形であれ実施されることになると思われます。こうした動きが更なる保護主義的な政策につながるなら、ドル安の流れが改めて強まる可能性があります。要人発言に十分注意をして取引に臨みたいです。

[今日の予想レンジ]
ドル・円    105.30-106.80
ユーロ・円    129.50-132.60
ポンド・円   145.60-148.50

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