FXレポート

FOMC議事録の公表後はドル軟調

昨日のドル円は、東京市場では、日経平均株価の上昇を受けて、投資家心理の改善を意識した買いが先行しました。市場では「国内輸入企業から断続的な買いが観測された」との指摘もあり、12時30分前には一時107.90円近辺まで上昇しました。もっとも、その後は日経平均が一時下げに転じるなど神経質な値動きとなったことで買いも一服し、107.75円近辺を挟んだもみ合いとなりました。欧州市場では、ドル円は伸び悩みました。ナイト・セッションの日経平均先物の50円高を支えに107.87円近辺まで上げましたが、アジア時間につけた本日高値の107.90円近辺を上抜け出来ず伸び悩びました。NY市場では、FOMC議事録の公表後はドル軟調、緩やかな緩和解除の支持継続を示唆したFOMC議事録公表後、ドル円は107.70円近辺から107.30円近辺へ下押ししました。その後もドルの軟化は続き、前日比では0.435円高い107.713円で取引を終えました。

≪2018年2月21日クローズ時点≫
ドル・円  :「ブル」  売り25% 買い75%
ユーロ・円  :「ベア」 売り55% 買い45%
英ポンド・円 :「ブル」  売り35% 買い65%
豪ドル・円  :「ブル」  売り13% 買い87%
NZドル・円 :「ブル」  売り13% 買い87%
ユーロ・ドル :「ベア」  売り71% 買い29%

【今日の主な経済指標】
08:50 JPY 対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債) 前週分
08:50 JPY 対外対内証券売買契約等の状況(対内株式) 前週分
16:45 FRF 企業景況感指数 2月
16:45 FRF 消費者物価指数(CPI、改定値)[前月比] 1月
17:15 CHF 四半期鉱工業生産 [前年同期比] 10-12月期
17:30 HKD 消費者物価指数(CPI)[前年比] 1月
18:00 DEM IFO企業景況感指数 2月
18:30 GBP 四半期国内総生産(GDP、改定値)[前期比] 10-12月期
18:30 GBP 四半期国内総生産(GDP、改定値)[前年同期比] 10-12月期
21:30 EUR 欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨
22:30 CAD 小売売上高[前月比] 12月
22:30 CAD 小売売上高(除自動車)[前月比] 12月
22:30 USD 新規失業保険申請件数 前週分
00:00 USD 景気先行指標総合指数[前月比] 1月
06:45 NZD 四半期小売売上高指数[前期比] 10-12月期

- 今日のトレードポイント -
FOMC議事録の公表後では、緩やかな緩和解除の支持継続を示唆し、今後もドルの軟化傾向はしばらく続きそうです。本日はイギリスにて、四半期国内総生産の指標発表があるほか、ユーロ圏にてECB理事会議事要旨が開かれるなど、重要指標が控えています。市場の反応や要人の発言には引き続き注意して取引を行いたいです。

[今日の予想レンジ]
ドル・円 107.00-108.00
ユーロ・円     131.50-134.00
ポンド・円   149.50-151.50

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