ムニューシン米財務長官発言を受けドルの買い戻し加速
昨日のドル円は、東京市場において、月末前日のゴトー日とあって仲値にかけてドル買い需要が高まったことや米10年債利回りの上昇を受け、日通し高値となる109.20円近辺まで上昇しました。その後は日経平均株価が400円近い下げ幅となりドル円は108.61円付近まで急ピッチに下落しました。欧米市場では、取引当初米長金利の低下を受け徐々に下落する展開となりました。その後ムニューシン米財務長官が「長期的な米国の利益にかなう強いドルを支持」「介入のない自由な為替市場を支持」などの見解を示すと、一転してドルの買い戻しが加速し、108.93円近辺まで下げ幅を縮小しました。引けに掛けては方向感を欠く展開となり、前日比では0.16円安い108.818円で取引を終えました。
≪2018年1月30日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」 売り22% 買い78%
ユーロ・円 :「ベア」 売り70% 買い30%
英ポンド・円 :「スクエア」 売り50% 買い50%
豪ドル・円 :「ブル」 売り25% 買い75%
NZドル・円 :「ブル」 売り17% 買い83%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り74% 買い26%
【今日の主な経済指標】
08:50 JPY 鉱工業生産・速報値[前月比] 12月
09:01 GBP GFK消費者信頼感調査 1月
09:30 AUD 四半期消費者物価(CPI)[前期比] 10-12月期
10:00 CNY 製造業購買担当者景気指数(PMI) 1月
14:00 JPY 消費者態度指数・一般世帯 1月
14:00 JPY 新設住宅着工戸数[前年同月比] 12月
16:00 DEM 小売売上高指数[前月比] 12月
16:00 TRL 貿易収支 12月
16:45 FRF 卸売物価指数(PPI)[前月比] 12月
16:45 FRF 消費者物価指数(CPI、速報値)[前月比] 1月
17:55 DEM 失業者数[前月比] 1月
19:00 JPY 外国為替平衡操作の実施状況(介入実績)
19:00 EUR 失業率 12月
19:00 EUR 消費者物価指数(HICP、速報値)[前年同月比] 1月
21:00 ZAR 貿易収支 12月
21:00 USD MBA住宅ローン申請指数[前週比]
22:15 USD ADP雇用統計[前月比] 1月
22:30 CAD 月次国内総生産(GDP)[前月比] 11月
22:30 CAD 鉱工業製品価格[前月比] 12月
22:30 CAD 原料価格指数[前月比] 12月
22:30 USD 四半期雇用コスト指数[前期比] 10-12月期
23:45 USD シカゴ購買部協会景気指数 1月
00:00 USD 住宅販売保留指数[前月比] 12月
04:00 USD 米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表
- 今日のトレードポイント -
本日のドル円は、日本時間11時のトランプ氏の一般教書演説に注目が集まりまっています。通商や為替政策に加え大型インフラ投資への発言も期待されているため内容を見極めたいです。また、米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えており、おそらく利上げはないものの、タカ派的は発言が出るのではとの予想もあるため、内容を見極め取引に臨みたいです。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 108.00-109.50
ユーロ・円 134.00-136.00
ポンド・円 152.00-156.00