ドル円は9月11日以来の安値水準まで下落
先週金曜日のドル円は、東京市場では前日のトランプ米大統領の発言をきっかけにドルの買い戻しが進んだ流れを引き継いだほか、日経平均株価が130円近く上昇したことを支えに一時109.70円近辺まで値を上げました。その後日経平均株価が下げに転じたことも嫌気され、一時108.92円近辺まで値を下げました。欧州市場では、ムニューシン米財務長官が「発言は為替介入を狙ったものではない」「コメントでドルを動かそうとしていなかった」などと発言したほか、米10年債利回りの上昇も支えに109.50円近辺まで買い戻されました。NY市場では、黒田東彦日銀総裁がダボス会議で「日本は物価目標に近づきつつある」などと発言したことで、一時108.31円近辺まで値を下げました。
取引終盤は、108.70円近辺で推移し、前日比0.722円安い、108.653円で取引を終えました。
≪2017年1月26日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」 売り20% 買い80%
ユーロ・円 :「ベア」 売り70% 買い30%
英ポンド・円 :「ベア」 売り51% 買い49%
豪ドル・円 :「ブル」 売り25% 買い75%
NZドル・円 :「ブル」 売り18% 買い82%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り77% 買い23%
【今日の主な経済指標】
22:30 USD 個人消費支出(PCE)[前月比] 12月
22:30 USD 個人所得[前月比] 12月
22:30 USD 個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)[前月比] 12月
- 今日のトレードポイント -
今週のドル円は、先週から続いているドル安が継続すると予想されますが、今週は米国雇用統計のほかに、トランプ米大統領の一般教書演説、FOMC政策金利発表など、重要なポイントが相次ぎます。この結果次第で、ドル安からドル高へ転じることも予想されますが、動きが出るまでに値を崩すことも考えられますので、注意して取引に臨みたいです。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 107.90-109.90
ユーロ・円 134.50-136.50
ポンド・円 154.00-155.70