米政府閉鎖の解消で合意し上値を伸ばす
昨日のドル円は、東京市場では、米政府の一部機関が閉鎖に入ったことを嫌気して一時110.51円近辺まで値を下げましたが、110円超下落した日経平均株価が下げ幅を縮めるにつれて110.91円近辺まで持ち直しました。欧州市場では、欧州勢がドル売りで参入すると、110.60円近辺まで値を下げました。ＮＹ市場では、米民主党のマンチン上院議員が「政府閉鎖問題はこの日のうちに解決と予想」などと述べたことも買いを後押しし、ＮＹダウの一転上昇やナイト・セッションの日経平均先物の上げ幅拡大も相場を支え、米民主党のシューマー上院院内総務が「米上院は政府閉鎖の解消で合意した」と語ると、111.22円近辺まで上値を伸ばしました。ただ、取引終盤には利食い売りが進み110.90円台まで値を下げ、前日比0.18円高い110.950円で取引を終えました
≪2017年1月22日クローズ時点≫
ドル・円 ：「ブル」 売り26% 買い74%
ユーロ・円 ：「ベア」 売り74% 買い26%
英ポンド・円 ：「ベア」 売り62% 買い38%
豪ドル・円 ：「ブル」 売り31% 買い69%
NZドル・円 ：「ブル」 売り23% 買い77%
ユーロ・ドル ：「ベア」 売り77% 買い23%
【今日の主な経済指標】
13:30 JPY 全産業活動指数[前月比] 11月
14:00 SGD 消費者物価指数（ＣＰＩ）[前年比] 12月
15:30 JPY 黒田東彦日銀総裁、定例記者会見
17:30 HKD 消費者物価指数（ＣＰＩ）[前年比] 12月
19:00 DEM ＺＥＷ景況感調査（期待指数） 1月
19:00 EUR ＺＥＷ景況感調査 1月
JPY 日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表
RUB 実質鉱工業生産[前年比] 12月
00:00 USD リッチモンド連銀製造業指数 1月
00:00 EUR 消費者信頼感（速報値） 1月
- 今日のトレードポイント -
本日のドル円は、黒田日銀総裁の記者会見や日銀金融政策決定会合の内容に注意が必要です。日銀のテーパリングなどに対して期待も高まっており、ドル売り圧力も強まっています。今回の内容次第で、ドル売り圧力が弱まる可能性もあります。引き続き株式市場、債券市場の状況を気にしつつ、取引に臨みたいです。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 110.80-111.80
ユーロ・円 135.00-136.50
ポンド・円 153.50-155.70
