ハト派寄りの発言が本日も続くか
東京市場
東京市場ではドル円は堅調。日経平均や上海総合指数が堅調に推移したことをうけて投資家のリスク志向改善を意識した買いが入りました。
ロンドン市場
欧州市場ではポンドドルは下落。北アイルランドのウィルソン民主統一党(DUP)報道官は「北アイルランドを巡るバックストップ措置に関する英国の提案は全く無意味であり、満足には程遠い」と述べるなど、15日の英議会でのEU離脱案を控えて、依然として大きな隔たりがあることが嫌気されている模様。その他米中次官級通商協議は終了しましたが、中国外務省の声明発表がなくドル円は仕掛けづらくもみ合いの展開に。
NY市場
NY市場ではドル円は軟調。ボスティック米アトランタ連銀総裁やエバンズ米シカゴ連銀総裁のハト派寄りの発言を背景にドル売りが先行。FOMC議事要旨も「多くのメンバーが追加利上げについて辛抱強くなれる」、「追加利上げの規模と時期に明確さが薄れる」と判断したことが明らかになり、ドル売りの材料となりました。
【今日の主な経済指標】
08:50 JPY 外貨準備高 12月
08:50 JPY 対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債) 前週分
08:50 JPY 対外対内証券売買契約等の状況(対内株式) 前週分
08:50 JPY 対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債) 前々週分
08:50 JPY 対外対内証券売買契約等の状況(対内株式) 前々週分
09:01 GBP 英小売連合(BRC)小売売上高調査[前年同月比] 12月
09:30 JPY 黒田東彦日銀総裁、発言
10:30 CNY 生産者物価指数(PPI)[前年同月比] 12月
10:30 CNY 消費者物価指数(CPI)[前年同月比] 12月
14:00 JPY 景気先行指数(CI)・速報値 11月
14:00 JPY 景気一致指数(CI)・速報値 11月
16:00 NOK 消費者物価指数(CPI)[前月比] 12月
16:00 NOK 消費者物価指数(CPI)[前年同月比] 12月
16:45 FRF 鉱工業生産指数[前月比] 11月
21:30 EUR 欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨
22:30 CAD 新築住宅価格指数[前月比] 11月
22:30 CAD 住宅建設許可件数[前月比] 11月
22:30 USD 新規失業保険申請件数 前週分
22:30 USD 失業保険継続受給者数 前週分
RUB 消費者物価指数(CPI、確報値)[前月比] 12月
00:00 USD 卸売在庫[前月比] 11月
00:00 USD 卸売売上高[前月比] 11月
02:00 USD パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、発言
06:45 NZD 住宅建設許可件数[前月比] 11月
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-今日のトレードポイント-
本日は各市場に経済指標がちらばっています。その中で一番の注目を挙げるとしたら、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の発言でしょうか。最近は米国要人の発言がハト派寄りの発言をしており、今回も先週同様ハト派寄りの発言をすると思われますが、このような発言が相場の重しとなっており、さらにドルが売られる形となるのか、注視したいです。