12月米雇用統計14.8万人増となり予想を下回る
先週金曜日のドル円は、東京市場において日経平均株価が220円超高まで上昇したことを受け一時113.079円と12月28日以来の高値を更新しました。欧米市場では、昨日の良好なＡＤＰ雇用統計の結果を受け本日発表される12月米雇用統計への期待感からじり高となりました。注目されていた12月米雇用統計において、非農業部門雇用者数が前月比14万8000人増と市場予想平均の前月比19万人増を下回ったことが伝わると、米長期金利が低下しドル円は113.02円近辺まで下押ししました。ただ、平均時給が前月比+0.3％、前年比+2.5％だったことで下値は限定的となりました。取引終盤以降は少し値を下げ、前日比では0.373円高い113.097円で取引を終えました。
≪2017年1月5日クローズ時点≫
ドル・円 ：「ブル」 売り41% 買い59%
ユーロ・円 ：「ベア」 売り77% 買い23%
英ポンド・円 ：「ベア」 売り60% 買い40%
豪ドル・円 ：「ブル」 売り34% 買い66%
NZドル・円 ：「ブル」 売り24% 買い76%
ユーロ・ドル ：「ベア」 売り79% 買い21%
【今日の主な経済指標】
16:00 DEM 製造業新規受注[前月比] 11月
16:00 TRL 鉱工業生産[前月比] 11月
17:15 CHF 消費者物価指数（ＣＰＩ）[前月比] 12月
19:00 EUR 消費者信頼感（確定値） 12月
19:00 EUR 小売売上高[前月比] 11月
19:00 EUR 小売売上高[前年同月比] 11月
05:00 USD 消費者信用残高[前月比] 11月
- 今日のトレードポイント -
今週は小売売上高など米指標が多く予定されているものの、今週の雇用統計同様市場で材料視されている気配がないため市場の主な関心は米政治かもしれません。特にトランプ大統領と側近との内紛やロシアゲート疑惑など、地政学的リスクを中心としたネガティブな材料が出れば相場の下振れ要因となるために警戒が必要です。目先の水準感では12/28の高値113.355円を抜ける事に失敗したため、下値模索からスタートしそうと見ています。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 112.40-113.50
ユーロ・円 135.50-137.50
ポンド・円 152.00-155.50
