ＦＯＭＣ議事要旨を受けドル買いへ！
昨日のドル円は、年始で東京市場が祝日休場のなか市場の流動性が低下するなか、シカゴ日経平均先物の上昇をながめ投資家のリスク志向改善を見越したドル買いが入るも上値を追う勢いはなく112.30円を挟み上下20銭前後でもみ合う値動きとなりました。欧州市場では、米長期金利の上昇を受けたドル買いから112.35円付近まで上昇するも、その後は徐々に値を下げる展開となりました。ＮＹではドル売りの流れが継続するなか米長期金利の低下を受け112.18円近辺まで下落しました。その後、米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）議事要旨において「労働市場が引き締まっておりインフレを押し上げる」「ほとんどのメンバーは緩やかなペースでの利上げ継続を支持」などの内容が示されるとドルは買われ112.60円近辺まで値を上げ、前日比では0.238円高い112.514円で取引を終えました。
≪2017年1月3日クローズ時点≫
ドル・円 ：「ブル」 売り34% 買い66%
ユーロ・円 ：「ベア」 売り77% 買い23%
英ポンド・円 ：「ベア」 売り53% 買い47%
豪ドル・円 ：「ブル」 売り29% 買い71%
NZドル・円 ：「ブル」 売り18% 買い82%
ユーロ・ドル ：「ベア」 売り79% 買い21%
【今日の主な経済指標】
10:45 CNY Ｃａｉｘｉｎサービス部門購買担当者景気指数（ＰＭＩ） 12月
16:00 GBP ネーションワイド住宅価格[前月比] 12月
17:50 FRF サービス部門購買担当者景気指数（ＰＭＩ、改定値） 12月
17:55 DEM サービス部門購買担当者景気指数（ＰＭＩ、改定値） 12月
18:00 EUR サービス部門購買担当者景気指数（ＰＭＩ、改定値） 12月
18:30 GBP 消費者信用残高 11月
18:30 GBP マネーサプライＭ４[前月比] 11月
18:30 GBP マネーサプライＭ４[前年同月比] 11月
18:30 GBP サービス部門購買担当者景気指数（ＰＭＩ） 12月
21:30 USD チャレンジャー人員削減数[前年比] 12月
22:15 USD ＡＤＰ雇用統計[前月比] 12月
22:30 USD 新規失業保険申請件数 前週分
22:30 CAD 鉱工業製品価格[前月比] 11月
22:30 CAD 原料価格指数[前月比] 11月
- 今日のトレードポイント -
昨日のドル円は、ＦＯＭＣ議事録要旨で年内数回の利上げを行う方向性が見えたことでドルは買われました。本日のドル円もこの流れを受け継ぎドル円は底堅い値動きが予想されます。また、東京市場では株式市場の取引が始まることから株式市場が上昇すると、ドル円もつられて上昇することが予想されます。ただ、米長期金利の動向次第では上値が重くなることも注意して取引に臨みたいです。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 112.00-113.20
ユーロ・円 134.00-136.50
ポンド・円 151.00-154.00
