FXレポート

ドイツメルケル連立政権への不安からユーロが売り優勢となる!!

昨日のドル円は、海外市場のドル高の流れを受け99.347円で取引を開始。リスク選好の動きは強まらず本邦輸出勢やファンドなどの円買いが入り上値は重く98.830円まで下落。午後に入ると日経平均株価が前日比で500円超の上げ幅を見せたことでドル円は99円台前半まで下げ幅を縮小しました。欧州市場では、米長期金利の上昇を受け日米金利差拡大への思惑から円売り・ドル買いが先行したことやユーロ円の上昇につれたドル買いも入り一時99.344円付近まで上昇する場面も見られました。NY市場では、市場予想を下回った米5月IBD/TIPP景気楽観度指数の結果を受けリスク回避的な円買いが見られたことや米10年債利回りが低下したことも重しとなり98.839円まで下落。その後は売り買いが交錯し、前日比では0.315円安い99.024円で取引を終えました。

東京市場のユーロ円は、129.908円で取引を開始。円を買い戻す動きが強まり129.229円まで下落する場面も見られましたが日経平均株価の堅調な推移を受け129円台半ばまで下げ幅を縮小しました。欧州市場では、ドイツの経済指標の改善や欧州の株高に加え米長期金利が上昇したことも下支えとなり一時130.364円まで上昇。NY市場では、ドイツの世論調査において連立政権への支持率低下が示されたことでメルケル政権への不安が高まりユーロは売られ129.303円まで下落。その後はもみ合う展開となり前日比では0.396円安い129.487円で取引を終えました。

≪2013年5月7日クローズ時点≫
ドル・円   :「ブル」売り23% 買い74%
ユーロ・円  :「ベア」売り59% 買い41%
ユーロ・ドル :「ベア」売り72% 買い28%
英ポンド・円 :「ベア」売り43%  買い57%
豪ドル・円  :「ブル」売り13%  買い87%
NZドル・円  :「ブル」売り31% 買い69%

【今日の主な経済指標】
10:30 AUD 貿易収支 3月 
10:30 AUD 四半期住宅価格指数[前期比] 1-3月期 
10:30 AUD 四半期住宅価格指数[前年同期比] 1-3月期 
13:30 AUD 豪準備銀行(中央銀行)、政策金利発表 
14:45 CHF 失業率 4月 
14:45 CHF スイスSECO消費者信頼感指数 4月 
15:45 FRF 貿易収支 3月 
15:45 FRF 財政収支 3月 
15:45 FRF 鉱工業生産指数[前月比] 3月 
19:00 DEM 製造業新規受注[前月比] 3月 
04:00 USD 消費者信用残高[前月比] 3月

                 - 今日のトレードポイント -

NYダウ平均が終値で初の15,000円台を記録したことでダウ平均の上昇からリスク選好の円売りが強まりドル円は再び99円台半ばが意識される可能性もあるのではないでしょうか。一方で、ドイツ国内ではメルケル連立政権への不安が高まりを見せているためメルケル首相の発言には注目が集まりますが、要人発言に伴う突発的な値動きには注意が必要となります。


[今日の予想レンジ]
ドル・円   98.00-99.80  ユーロ・円 128.00-130.80  ポンド・円 151.50-155.00

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