FXレポート

弱い米住宅指標や株安でドル円は弱含む展開か!

 先週金曜日のドル円は、東京市場では、日経平均株価が80円超安と軟調に推移したものの、週末の実質5・10日(ゴトー日)とあって仲値決済に向けた買いが優勢となり一時124円台まで上昇しました。その後は、日経平均株価が一時150円超安と下げ幅を広げると徐々に上値が重たくなり123.90円近辺まで値を切り下げました。午後では、日経平均株価が下げ幅を縮小したものの、全体的に取引材料不足から124円を挟んでもみ合いが続きました。欧州市場では、欧州圏の製造業・サービス部門購買担当者景気指数(PMI)速報値が弱い結果だったことを嫌気したユーロ売り・ドル買い地合いとなりました。NY市場では、注目された6月米新築住宅販売件数が予想を下回る弱い結果となり米10年債利回りが軟調に推移したほか、NYダウも弱含む展開となり一時123.70円近辺まで下落しました。その後も、弱い米住宅指標や株安を嫌気したドル売りが続いたものの、週末を控え徐々に商いが薄くなり、引けにかけて少し値を戻し、前日比では0.063円安い123.800円で取引を終えました。

≪2015年07月24日クローズ時点≫
ドル・円   :「ブル」 売り38% 買い62%
ユーロ・円  :「ベア」 売り61% 買い39%
英ポンド・円 :「ブル」 売り35%  買い65%
豪ドル・円  :「ブル」 売り12%  買い88%
NZドル・円  :「ブル」 売り 8% 買い92%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り56% 買い44%

【今日の主な経済指標】
15:00 DEM IFO企業景況感指数 7月
21:30 USD 耐久財受注[前月比] 6月

- 今日のトレードポイント -
ドル円は、原油や金などコモディティ価格の下落を背景に対資源国通貨でドル買い地合いとなる場面もあったものの、株安・米長期金利の低下をながめ123円台後半でもみ合いが続いています。そもそも先週手掛かり材料に乏しかったこともあり、方向感があまりでませんでしたが、今週は、6月米住宅販売保留指数、4-6月期米国内総生産(GDP)速報値、米新規失業保険申請件数、7月米シカゴ購買部協会景気指数、7月米消費者態度指数(ミシガン大調)米連邦公開市場委員会(FOMC)等の重要指標が目白押しとなっています。特に米GDP速報値の結果次第では、9月利上げへの期待が揺らぐ可能性もあるため警戒して取引に臨みたいところです。


[今日の予想レンジ]
ドル・円    123.50-125.00
ユーロ・円 134.50-137.50
ポンド・円 191.00-196.00

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