FXレポート

好調な米住宅指標を受けてドル買い強まる!

昨日のドル円は、東京市場では、日経平均株価が220円超の下落となったことが重しとなり、徐々に値を下げ123.80円近辺で推移しました。また中国株式市場で上海総合指数もマイナス圏となりドル円はさえない動きとなりました。午後では、日経平均株価が一時260円超安となったことでドル売り地合いが続いていましたが、株価の下落幅が縮まると徐々にドルの買戻しが強まりました。ただ戻りは鈍く、対ポンドなどでドル売りが進んだことに伴い再び値を切り下げました。欧州市場では、一旦ドル買いが強まりましたが、材料難から上値も限定的で123.70円近辺でもみ合いとなりました。NY市場では、対資源国通貨を中心にドル高が進んだものの、方向感の欠いた展開が続きました。その後、6月米中古住宅販売件数が予想を上回る好結果となったことで、一時124.10円近辺まで上値を伸ばしたものの、NYダウや米10年利回りが低下したことで、上値は限定的となりました。引けにかけては、取引材料難から徐々に取引が細くなり、前日比では0.093円高い123.961円で取引を終えました。

≪2015年07月22日クローズ時点≫
ドル・円    :「ブル」     売り41% 買い59%
ユーロ・円  :「ベア」     売り54% 買い46%
英ポンド・円 :「スクエア」 売り50%  買い50%
豪ドル・円  :「ブル」     売り15%  買い85%
NZドル・円 :「ブル」     売り15% 買い85%
ユーロ・ドル :「ベア」     売り52% 買い48%

【今日の主な経済指標】
 8:50   JPY 貿易統計(通関ベース) 6月
17:30 GBP 小売売上高指数[前月比] 6月
21:30 CAD 小売売上高[前月比] 5月
21:30 CAD 小売売上高(除自動車)[前月比] 5月
21:30 USD 新規失業保険申請件数 前週分
23:00 EUR 消費者信頼感(速報値) 7月
23:00 USD 景気先行指標総合指数[前月比] 6月

- 今日のトレードポイント -
ドル円は、昨日に引き続き金や原油などコモディティが全体的に下落する中で、6月米中古住宅販売件数が予想を上回る好結果となったものの、米株式・米利回りがともに低下したことで上値の重しとなりました。ただ、好調な米住宅指標だったことで、米連邦準備理事会(FRB)による年内利上げ期待が強まっており、ドルの下値も限定的となりそうです。目先は来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)に関心が集まっているため、全体的にやや方向感の欠ける動きとなっています。本日は、米新規失業保険申請件数や米景気先行指数が控えており、ドル高地合いとなるか同時間帯での動向に注目したいところです。

[今日の予想レンジ]
ドル・円     123.50-125.00
ユーロ・円 133.50-136.50
ポンド・円  191.00-196.00

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