FXレポート

ドル円は4営業日続落!

昨日のドル円は、110.739円で取引を開始した後、東京市場の午前においては、前日の欧米株式相場が上昇した流れを引き継ぎ、日経平均株価が130円超まで上昇したことをながめ、110.91円近辺まで上げ幅を広げました。午後に入ると、NYタイムに控えているイベントを前に、日経平均株価が上げ幅を縮小すると、日通し安値となる110.53円近辺まで下落しました。欧州市場に入ると、時間外の米10年債利回りが徐々に上昇したことから、110.98円近辺まで上昇しました。NY市場に入ると、この日発表された3月米ADP雇用統計において、政府部門を除く非農業部門雇用者数が前月比26万3000人増と予想の18万5000人程度増を上回ったことから、円売り・ドル買いが強まり、ナイト・セッションの日経平均先物の上昇につれて111.43円近辺まで上昇しました。しかし、その後の取引終盤に発表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で「一部のメンバーは株価が非常に高いと見ている」との見解が示されると、NYダウがマイナス圏まで下落し、ドル円も110.56円近辺まで値を下げました。前日比では0.009円安い110.711円で取引を終えました。
 
≪2017年04月05日クローズ時点≫
ドル・円    :「ブル」    売り25% 買い75%
ユーロ・円  :「スクエア」   売り50% 買い50%
英ポンド・円 :「ブル」    売り39%  買い61%
豪ドル・円  :「ブル」      売り14%  買い86%
NZドル・円   :「ブル」      売り17% 買い83%
ユーロ・ドル :「ベア」    売り53% 買い47%

【今日の主な経済指標】
08:50 JPY 対外対内証券売買契約等の状況(対内株式) 前週分
08:50 JPY 対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債) 前週分
14:00 JPY 消費者態度指数・一般世帯 3月
15:00 DEM 製造業新規受注[前月比] 2月
16:00 EUR ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁、発言
16:15 CHF 消費者物価指数(CPI)[前月比] 3月
20:30 EUR 欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨
20:30 USD チャレンジャー人員削減数[前年比] 3月
21:30 USD 新規失業保険申請件数 前週分
21:30 CAD 住宅建設許可件数[前月比] 2月

- 今日のトレードポイント -
昨日のドル円は、3月米ADP雇用統計が市場予想を上回り上昇要因となったものの、3月米ISM非製造業景況指数(総合)が市場予想を下回る結果となり、前日比はほぼ横ばいの推移となりました。地政学的リスクにおいては、米中首脳会談を控えて、北朝鮮が弾道ミサイルを日本海に向けて発射したとの報道がありましたが、この件の影響は限定的となりました。ですが、このようなニュースは突然相場に影響が出る場合もあるので、注意をしたいところです。本日は、明日に控える米雇用統計に向けてポジション調整を行い、引き続き短期的な逆張りで取引に臨みたいところです。
 
[今日の予想レンジ]
ドル・円            110.00-111.50
ユーロ・円        117.00-120.00
ポンド・円        136.00-141.00

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