FXレポート

ユーロ円は一時120円台を付ける場面も!!

昨日のドル円は、日銀による大胆な金融緩和策を期待した円売りが優勢となり89.291円で取引を開始。東京市場が休場となり本邦勢が不在となりましたが利益確定の売りから一時的に89.379円まで下落するも、売り一巡後は再び89円台半ばでの推移となりました。欧州・NY市場では、米長期金利の低下幅拡大に伴い日米金利差縮小を見込んだ売りに加え、ユーロ円が売り込まれた流れに連れて89.083円まで下落しました。その後は米長期金利の下げが一服したことから89.30円近辺での推移となり、前日比では0.297円高い89.442円で取引を終えました。
 
東京市場のユーロ円は、先日のユーロ圏当局者によるユーロ圏経済への前向きな発言が引き続き好感されて一時120円台を回復する場面も見られましたが、その後は119円台後半での推移となりました。欧州市場では、120円台を付けたことによる利益確定の売りや対資源国通貨でのユーロ売りから118円台後半まで下落。NY市場では、安倍内閣によるデフレ脱却への期待から119円半ばでの推移となり、前日比では0.74円高い119.630円で取引を終えました。
 
≪2013年1月15日クローズ時点≫
ドル・円   :「ブル」売り25% 買い75%
ユーロ・円  :「ベア」売り51% 買い49%
ユーロ・ドル :「ベア」売り78% 買い22%
英ポンド・円 :「ブル」売り36%  買い64%
豪ドル・円  :「ブル」売り31%  買い69%
NZドル・円  :「スクエア」売り50% 買い50%
 
【今日の主な経済指標】
16:00 DEM 消費者物価指数(CPI、改定値)[前月比] 12月 
16:45 FRF 財政収支 11月 
18:30 GBP 卸売物価指数(食品、エネルギー除くコアPPI)[前年同月比] 12月 
18:30 GBP 消費者物価指数(CPI)[前月比] 12月 
18:30 GBP 消費者物価指数(CPI)[前年同月比] 12月 
18:30 GBP 小売物価指数(RPI)[前月比] 12月 
18:30 GBP 小売物価指数(RPI)[前年同月比] 12月 
19:00 EUR 貿易収支 11月 
22:30 USD 卸売物価指数(PPI)[前月比] 12月 
22:30 USD 卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く)[前月比] 12月 
22:30 USD 小売売上高[前月比] 12月 
22:30 USD ニューヨーク連銀製造業景気指数 1月 
00:00 USD 企業在庫[前月比] 11月 
 
 
              - 今日のトレードポイント -
 
本日予定されている米国の経済指標が市場予想よりも好結果になるとドル円は90円台を回復する可能性もありそうです。ユーロ円は先週のECB理事会結果発表を受けユーロ買いの流れが継続しているためポジション管理には注意したいところです。
 
 
[今日の予想レンジ]
ドル・円   88.00-91.50  ユーロ・円 118.30-121.50  ポンド・円 142.00-145.50

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