FXレポート

ドル円はNYダウの上昇や米長期金利の上昇を手掛かりに106円台後半で取引を終了!!

昨日のドル円は、106.985円で取引を開始した後、東京市場午前の取引では日経平均株価が反落する中で上値の重い展開となりました。午後に入ると日経平均株価が先物主導で下げ幅を広げると、ドル円にも断続的に売りが出て106.25円近辺まで下押しました。ただ、同水準で売りは落ち着き、値頃感などから買いも入り東京市場の終盤にはやや値を戻しました。欧米市場では、欧州中央銀行(ECB)による追加緩和への思惑から欧米株やナイトセッションの日経平均先物が堅調に推移し、投資家のリスク許容度の改善を見越したドル買いが先行しました。米10年債利回りの上昇も相場の支えとなり、20時前には106.92円近辺まで上昇しました。その後は、米長期金利の上昇が一服したこともあり、次第に上値も重くなりました。引けにかけてはNYダウ平均が220ドル超上げたことや米長期金利の上昇を手掛かりにドル買いが進み106.97円近辺まで上昇し、前日比では0.049円高い106.973円で取引を終えました。

≪2014年10月21日クローズ時点≫
ドル・円   :「ブル」 売り30% 買い70%
ユーロ・円  :「ブル」 売り35% 買い65%
英ポンド・円 :「ブル」 売り30%  買い70%
豪ドル・円  :「ブル」 売り13%  買い87%
NZドル・円  :「ブル」 売り17% 買い83%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り59% 買い41%

【今日の主な経済指標】

08:50 JPY 貿易統計(通関ベース) 9月
09:30 AUD 四半期消費者物価(CPI)[前年同期比] 7-9月期
17:00 ZAR 消費者物価指数(CPI)[前年同月比] 9月
17:30 GBP 英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨
20:00 USD MBA住宅ローン申請指数[前週比]
21:30 USD 消費者物価指数(CPI)[前年同月比] 9月
23:00 CAD カナダ銀行 政策金利

- 今日のトレードポイント -

世界的な景気減速が米経済にも影響を及ぼすとの懸念が高まる中、FRBが状況次第では量的緩和策の終了を先送りする可能性も考えられます。来週のFOMCを迎えるまではドル売りの圧力が強まる可能性を視野に入れてリスク管理に注意したいです。

[今日の予想レンジ]
ドル・円    106.50-108.00
ユーロ・円 135.50-137.20
ポンド・円 170.00-174.00













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