FXレポート

豪ドルは一段高となるか

【本日のトレードポイント】
-ドル円は107円にタッチ-
 昨日のドル円は日経平均株価が堅調に推移したことでドル買いが進行し、ロンドン時間にかけて一時107.01円まで上値を伸ばしました。ただその後、ムニューシン米財務長官が「キャピタルゲイン減税のためには法律の制定が必要」などと発言したことで減税政策への期待感が後退し、106.80円付近まで下落しました。なお、RBNZ(NZ中銀)は会合で政策金利の据置きと、量的緩和の規模を1000億NZドルに拡大することを決定しました。追加緩和の可能性も示唆したことで、発表直後にNZドル円は70円ちょうど付近から69.60円付近まで急落しました。

-豪ドル相場に注目-
 本日は豪雇用統計や米新規失業保険申請件数、メキシコ中銀政策金利発表に注目が集まります。今回の豪雇用統計は前回と比べて新規雇用者数の増加数が鈍化し、失業率が7.8%に悪化する見込みです。コロナウイルス感染拡大による影響からオーストラリアの失業率は悪化が続いており、失業率が事前予想を下回る結果となれば、豪ドル相場に下落圧力がかかりそうです。ただ、コロナ禍後の豪ドル相場を見てみると堅調な推移が続いており、米中関係が悪化する中でも強さが際立っています。多少の結果の下振れには反応薄となる可能性もあり、強い結果となれば7月下旬の高値76.86円を超えて一段高となる展開も想定しておきたいです。

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