FXレポート

ドル円は、一時109円台を上抜ける展開に

昨日のドル円は、東京市場では米金利上昇を手掛かりに昨日の海外時間からドル買いが加速した流れを引き継ぎ、一時108.86円近辺まで値を上げました。もっとも、米10年債利回りの上昇が一服していることを受けて、ドル円も伸び悩み、108.80円前後をもみ合う展開になりました。欧米市場では、米10年債利回りが2014年1月以来の3%台に乗せたことを受けて、日米金利差拡大を意識した買いが先行しました。また、3月米新築住宅販売件数や4月米消費者信頼感指数が予想より強い結果となるなか、一時109.19円近辺まで上昇し、2月9日以来の高値を更新しました。その後は、ダウ平均が600ドル超安まで急落したことを受けて売りが優勢となり、108.54円近辺まで反発しました。取引終盤では、108.70円前後をもみ合う展開となり、前日比では0.098円高い、108.804円で取引を終えました。

≪2018年4月24日クローズ時点≫
ドル・円:「ブル」   売り35% 買い65%
ユーロ・円:「ベア」  売り67% 買い33%
英ポンド・円:「ブル」 売り46% 買い54%
豪ドル・円:「ブル」  売り15% 買い85%
NZドル・円:「ブル」  売り14% 買い86%
ユーロ・ドル:「ベア」 売り66% 買い34%

【今日の主な経済指標】
13:30 JPY 全産業活動指数[前月比] 2月
15:45 FRF 消費者信頼感指数 4月
20:00 USD MBA住宅ローン申請指数[前週比]
20:00 TRL トルコ中銀、政策金利
20:00 ZAR 四半期 南アフリカ経済研究所(BER)消費者信頼感指数 1-3月期


-今日のトレードポイント-
 本日のドル円は、直近のドル高の影響から下値の堅い展開が予想されます。直近のサポートラインは、2月28日の高値にあたる107.526円で、レジスタンスラインは、2月7日高値の109.709円になりそうです。翌日には、ECB金融政策発表とドラギECB総裁の記者会見が控えており、欧米勢のクロス円の影響から、ドル円への影響があるほかありません。本日は目立った指標は無いものの、米10年債利回りや主要株式の動向、金融当局者や要人による発言に注意して取引に臨みたいです。

[今日の予想レンジ]
ドル・円  107.50-109.50
ユーロ・円 132.00-134.00
ポンド・円 151.00-153.00

 

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