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FXの自動売買とは?取引のメリット・デメリットと、おすすめのツール

FXの取引を始めたけれど売買の判断が難しくてなかなか利益が出ない、と思ったことはありませんか。また、FX取引にあてる時間が少なく、小まめにレートやチャートをチェックできない、という方もいらっしゃることでしょう。そのように感じている方のために、ここでは自動売買(システムトレード)という取引方法について詳しく説明します。自動売買によって、FXの取引手法の選択肢が増え、利益がでない、時間がないという問題点も解決できるでしょう。

FXの自動売買(システムトレード)の基礎知識

まず、自動売買とはどのような取引なのか、初めての方でもわかるように、基本から説明しましょう。

自動売買とは?

自動売買とは、その名の通り、自動的に売買される取引のことを言います。誰が自動で取引をするのかと言うと、人間ではなく機械が取引をします。そのため、自動売買は「システムトレード」や「シストレ」とも呼ばれます。たとえば、「毎日、朝の8時に米ドル/円を買いたい」と思ったとします。通常は、どんなに眠くても、取引画面に毎朝ログインして、朝8時に米ドル/円を買うためのボタンをクリックしなければなりません。しかし、自動売買なら、たとえあなたが朝の8時に寝ていても、毎朝8時にシステムが稼働し自動的に米ドル/円の取引が行われます。「毎日、朝の8時に米ドル/円を買う」というような一定のルールがあれば、そのルールをシステム化して自動で注文することができる、これが自動売買です。なお、自動売買に対して、手動で(自分で売買のボタンをクリックして)取引することを「裁量取引」、「裁量トレード」と言います。

自動売買で取引するメリット

では、自動売買には具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。3つのメリットについて見ていきましょう。

①24時間チャンスを逃さない
FXは24時間取引が可能です。外国為替市場では24時間取引がされており「眠らないマーケット」と呼ばれています。特に取引が活発になるのはNY市場、つまり日本時間の深夜から早朝にかけて値動きが大きくなります。値動きが激しくなれば利益が大きくなるチャンスでもありますが、さすがに24時間取引画面に張りつくことはできません。その点、自動売買は、あなたが眠っている間でも仕事をしている間でも、一定のルールに従って自動で売買が行われるため、24時間収益チャンスを逃しません。 >FXの取引時間の基礎知識

②感情に左右されずに取引ができる
FXに限らず投資の世界では、「冷静な感情を失い失敗した」というのはよく聞く話です。たとえば、「含み損が膨らみ損切りの注文を外してしまった」、「ロスカットになり損失を取り戻したい一心で何も考えずに新たなポジションを持ってしまった」など、冷静な判断ができずに失敗してしまった経験は誰しもあるのではないでしょうか。どんな状況でも冷静に取引をするのには、訓練や慣れが必要です。その点、自動売買は一定のルールに従って機械的に取引するので、注文を出す際に感情に左右されることはありません。 >FXのロスカットとは?

③専門的な知識や分析が必要ない
FXの裁量取引を行う場合には、ファンダメンタルズ分析テクニカル分析を行って売買のタイミングを決めるのが一般的です。世界の金融政策に関わるニュースを見て今後の値動きを分析したり、チャートやテクニカル指標から売買のポイントを探ったり、FXを取引する上である程度の知識が求められます。その点、自動売買では売買ロジック(売買戦略)があらかじめ取引ツールに組み込まれているものもあるので、難しい分析をする必要がありません。 >ファンメンタルズ分析とテクニカル分析について詳しく知る

自動売買で取引するデメリット

反対に、自動売買のデメリットも見ていきましょう。

①相場が急変しても臨機応変な対応はできない
たとえば、あなたがレンジ相場に強い自動売買を稼働させていたとします。ある時、レンジをブレイクして急激な上昇トレンドが発生したとしましょう。上昇トレンドに乗ることができれば大きな収益チャンスです。しかし、レンジ相場に強い自動売買プログラムでは、上昇トレンドに対応できないこともしばしばあります。自動売買では、あらゆる相場でマルチに働き、常に収益をあげるプログラムというのは存在しません。いまの相場にあっているプログラムや、自分の投資スタンスにあっているプログラムを見つけて稼働させると良いでしょう。

②ツールによっては設定が難しいことがある
自動売買は、難しい知識や分析は不要である一方、取引ツールによっては設定が難しいものがあります。とくにMT4(メタトレーダー4)と呼ばれる世界的に有名な取引ツールは、自動売買の設定が難しいです。自分で開発もしくは購入した自動売買プログラム「EA(エキスパート・アドバイザー)」をMT4に自ら組み込み稼働させる必要があります。高額なEAを買ったのに、MT4への設定ができずに断念する方もいらっしゃいます。その点、当社が提供する「みんなのシストレ」は、自動売買プログラムを無料で自由に選ぶことができ、ボタンをクリックするだけで取引を開始することができます。

FXの自動売買ツールの主な種類

自動売買の取引ツールには、大きく分けて2つの種類があります。「開発型システムトレード」と「選択型システムトレード」の2つです。それぞれにメリット、デメリットがあり、向いている投資家も異なります。

開発型システムトレード

「開発型システムトレード」は先述した「MT4(メタトレーダー4)」のような取引ツールを総称したものです。自動売買プログラム「EA(エキスパート・アドバイザー)」は外付けになっており、それをMT4に設定して稼働させる必要があります。外付けのEAは、プログラミング言語を使って自分で作成するか、自分で作成できない場合はプログラミング化されたものを購入します。MT4への設定も複雑なため、上級者向けの自動売買ツールと言えるでしょう。
上級者向けですが、プログラミング言語でいかようにも自動売買プログラムを変えられるので、融通が利く点は魅力的です。たとえば、「2本の移動平均線がゴールデンクロスになったら買う」という自動売買を行いたい場合、MT4であれば2本の移動平均線の期間(短期5本、長期75本など)を自由自在に変更することができます。また、自分だけのオリジナルの売買ロジックをシステム化して自動売買を行うことも可能です。 >移動平均線とゴールデンクロスについて詳しく知る

選択型システムトレード

「選択型システムトレード」は先述した「みんなのシストレ」のような取引ツールを総称したものです。自動売買プログラムはあらかじめ内蔵されており、その中から選んで取引開始ボタンをクリックすると、自動売買が開始されます。
洋服にたとえると、「開発型システムトレード」はオーダーメイドの洋服であるのに対し、「選択型システムトレード」は店頭に並んだ既製品の洋服から好きなものを選ぶようなイメージです。既製品から選ぶだけなので、細かい知識は不要ですぐに取引を始められます。その点、初心者向けの自動売買ツールと言えるでしょう。ただし、既製品の洋服のデザインを変更できないのと同じように、あらかじめ内蔵されている自動売買プログラムの売買ロジックを変更することはできません。たとえば、「2本の移動平均線がゴールデンクロスになったら買う」という自動売買プログラムの移動平均線の期間は、当初設定されているものから変更することはできません。

開発型システムトレード 選択型システムトレード
タイプ 上級者向け 初心者・中級者向け
始め方 自分でプログラムを開発するか、開発されたプログラムを購入し、取引画面に自分で設定して稼働させる必要がある。 あらかじめ用意されたストラテジーの中から一つを選択するだけで、システムトレードを始められる。
料金 プログラムは無料のものもダウンロードできるが、通常は1本あたり数万円~数十万円するものもある。 無料でたくさんのストラテジーの中から選択して取引できる。

FXの自動売買プログラムの主な種類

では次に、売買のシグナルを出す元となる自動売買プログラムの主な種類を見ていきましょう。

プログラム型

その名の通り、売買ロジックをプログラム化させたものです。先に例として挙げた「2本の移動平均線がゴールデンクロスになったら買う」や「毎日、朝の8時に米ドル/円を買う」というような売買ロジックを、プログラミング言語により機械化したものが、これにあたります。売買ロジックは公表されているものもあれば、非公表のものもあります。一定のルールに従い取引するので、決められたルール以外の取引はしません。基本的には、新規注文から決済注文まで自動で売買されますが、プログラムによっては新規注文だけ自動で行い、決済注文は手動で行う必要があるものも存在します。

リピート型

ある通貨ペアを、繰り返し売買する自動売買プログラムです。たとえば、「米ドル/円を20銭ごとに買い、買った価格より30銭上昇したところで売る」というような売買ロジックが、これにあたります。一定のルールに従って売買するという意味ではプログラム型に属しますが、「リピート注文」に注目が集まる中、リピート型だけ他の自動売買プログラムと切り離されて分類されることがあります。
外国為替相場では、明確なトレンドが発生するのは2~3割で、残りの7~8割はレンジ相場と言われています。リピート注文は、レンジ相場に強い取引手法ですが、裁量で取引するためには大量の注文を毎回取引画面で設定する必要があるため面倒です。そこで、自動売買でのリピート注文が注目を浴びています。「みんなのシストレ」でも、1番人気がある自動売買プログラムは、リピート注文型のものです。とくに、メキシコペソ/円やトルコリラ/円など高金利通貨のリピート注文は、スワップポイントによる収益も期待できるため人気があります。 >「みんなのシストレ」のリピート注文について詳しく知る

トレーダー型

実際にFXを取引している個人投資家の売買をもとに、売買シグナルを生成するものです。運用成績の良い個人投資家の売買をもとに発注できるため、FX初心者でもプロ並みの上級者と同じような取引をすることが可能となります。相場が急変したときでも、個人投資家なら臨機応変に対応することができます。しかし、自分が選んでいるトレーダーが急に不振に陥り損失が膨らむ可能性や、突然取引を停止するリスクもあります。

FXの自動売買におすすめのツール

自動売買(システムトレード)と一口に言っても、様々なタイプのツールや自動売買プログラムがあることをご理解いただけましたでしょうか。ここでは、自動売買初心者の方におすすめの取引ツールをご紹介します。

SNS感覚の画面で取引できる「みんなのシストレ」

これから自動売買を始める方、もしくは始めたばかりの方には、当社が提供する「みんなのシストレ」をおすすめします。
「みんなのシストレ」は初心者の方でも簡単に自動売買の設定が行えるように、SNSに似た画面で気軽に自動売買を始められるように設計された自動売買の取引ツールです。「選択型システムトレード」のため、ご自分で自動売買プログラム(「みんなのシストレ」ではこれを「ストラテジー」と呼びます)を用意したり設定したりする必要は一切ありません。「みんなのシストレ」に内蔵されている数百のストラテジーは、あらかじめバックテストで、過去の相場において勝率が高く収益をあげていることを検証したものばかりです。これらの自動売買プログラムが、「ストラテジーランキング」において、様々なカテゴリーで順位付けされているので、その中から優秀なストラテジーを選ぶだけで、24時間自動売買を開始することができます。もちろん、パソコンだけでなくスマートフォン専用アプリもありますので、いつでもどこでも自動売買が行えます。

>「みんなのシストレ」のストラテジーランキングをチェックする

その他にも「みんなのシストレ」が初心者の方に向いている理由があります。
一つ目の理由は、1,000通貨(0.1Lot)から取引できることです。他の会社の自動売買ツールでは、たいてい10,000通貨(1.0Lot)が最低取引単位になっていますが、「みんなのシストレ」では1,000通貨から取引ができるため、少額から取引を開始することが可能です。優秀なストラテジーを選んだら、まずは1,000通貨から取引を始め、選んだストラテジーが好調で利益が出ることを確認してから、取引数量を増やしていきましょう。
二つ目の理由は、コールセンターを完備していることです。取引に関して不明点やお困りのことがあった場合、フリーダイヤルにお電話いただき、問題を解決することができます。
また、三つ目の理由として、口座開設や口座維持に関わる手数料、取引やロスカットに関わる取引コスト、ダイレクト入金や出金などの各種手数料が無料ということも挙げられます。

「みんなのシストレ」取引の始め方

みんなのシストレで取引を始める方法はとても簡単です。口座開設完了後に、マイページからシストレ口座にご入金ください。その後は3ステップで取引を開始できます。

①気になるストラテジーをフォローする
②フォローした中から取引するストラテジーを選ぶ
③取引の数量を指定して取引を開始する

  • step 01
    気になるトレーダーを気軽にフォロー
  • step 02
    フォローしたトレーダーの中から、取引するトレーダーをセレクト
  • step 03
    取引する数量または金額を指定して取引開始!
    ※2019年7月27日以降、投資金額指定を設定することはできません。

ストラテジーランキングでは、すべてのストラテジーの成績をチェックすることができます。また、リピート注文に絞り込んで検索することも可能です。

「みんなのシストレ」で取引するときのコツ

「みんなのシストレ」でストラテジー選びに迷った時には、「セレクターランキング」をチェックするのも良いでしょう。「セレクターランキング」は「みんなのシストレ」を実際に利用しているユーザーの収益ランキングです。ランキングは毎営業日更新され、10,000通貨(1Lot)を取引した場合の想定収益をランキング形式で発表しています。各セレクターが、どのストラテジーを選んでいるかもチェックできます。ストラテジーを上手に選び収益をあげているユーザーを参考にするのも、「みんなのシストレ」でうまく取引するコツの1つです。
また、リスクコントロール機能を活用すると良いでしょう。リスクコントロール機能では、選択したストラテジーごとの損失許容額を設定することができます。自動売買であっても相場状況や口座状況を小まめにチェックすることは重要ですが、気づかぬうちに損失が膨らんでいたという万が一の事態もリスクコントロール機能で未然に防ぐことが可能です。リスク管理や資金管理も怠らないようにしましょう。 >「みんなのシストレ」のセレクターランキングをチェックする

自動売買でFX取引の幅を広げよう

自動売買(システムトレード)は難しそう、というイメージは払しょくできたでしょうか。実はとても簡単に設定ができ、裁量取引にはないメリットがたくさんあります。FXの裁量取引でなかなか利益が出ない方は、自動売買にチャレンジするのも良いでしょう。また、FXの裁量取引でうまくいっている方でも、裁量取引のヘッジ目的で、投資資金の一部を自動売買にあててみてはいかがでしょうか。

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