連立協議に進展あるか ドル円155円も視野
-前営業日サマリー-
ドル円は152.68円でオープン。先週末終値から大きく上昇した過熱感からか朝方は調整の動きが先行。ただ、その流れは長くは続きませんでした。ロンドン市場に入ると一転してドル買いが進み、一時153円台を突破。前日高値を超える水準を付けたものの、その後は売り戻しとなりました。NY市場に入る、高市総裁の発言等や米長期金利の動きを眺めながらドル円は再び153円台を回復。153.07円で取引を終えました。
-連立協議に進展あるか ドル円155円も視野-
本日のイベントは、豪ブロックRBA総裁発言、加雇用統計、米シカゴ連銀総裁発言、米ミシガン大消費者信頼感指数、米セントルイス連銀総裁発言が予定されています。
自民党新総裁に高市氏が就任し、金融緩和路線を志向するとの見方から足元では円売りの流れが強まっています。ユーロやNZドルなど主要通貨と比べてみてもその弱さは顕著で、投機的な円ロングポジションのさらなる手じまいでドル円が155円に接近することも否定できなくなっています。そんな中、連立協議に関して、高市氏は公明党の斎藤代表と会談し、連立維持の是非を近く判断する予定となっています。国内の政局に不透明感が漂うなか、政治関連のヘッドラインで本日も動意が出てくるかもしれません。米指標やFRBメンバーの発言も本日は予定されており、目の離せない一日となりそうです。