米新規失業保険申請件数に注目
-前営業日サマリー-
ドル円は154.65円でオープン。東京市場では、ドル買いが強含み155円を突破。ロンドン市場では、引き続きドル高地合いの中155円台後半まで上昇しましたが、156円を前に上値が重くなり、155.8円付近で軟調な推移となりました。NY市場では、ウクライナがロシアに向けてミサイルを打ったことが報道されると、リスクオフによる円買いが先行し、一時155円手前まで下落しました。154円台に突入する展開とはならず、155円台前半を方向感なく推移した後、155.43円で取引を終えました。
-米新規失業保険申請件数に注目-
本日のイベントは、植田日本銀行総裁発言、ブロックRBA総裁発言、トルコ政策金利、米新規失業保険申請件数、ハマッククリーブランド連銀総裁発言が予定されています。
米新規失業保険申請件数は、前回から悪化すること予想されています。次回FOMCでの政策金利予想は、現時点では据え置きと0.25%利下げが拮抗しており、米新規失業保険申請件数が予想値や前回値から大きく乖離する結果となれば、利下げ見通しの変化からドルが動意づく可能性が考えられます。
また、各国中銀高官の発言機会が豊富な1日となります。各国中銀の今後の政策運営の手掛かりとなるような発言となるか注目が集まりそうです。
ここ数日はロシアウクライナを巡る地政学的緊張の高まりから、一時的に円高に振れる局面が続いています。引き続き突発的なヘッドラインにも注意しながら取引に臨みたいです。