ドル円90円割れ目前! リバウンドに注意!!
先週末の相場は、ドル全面安に引きずられる形で円高が進行した。前日に引き続き、ドルはリスク選好意欲の高まりや、資源国通貨等に対する資金シフトのため一段と売られた結果、ユーロドルは年初来高値1.46351ドルをつけ、豪ドルも、対ドルで0.86738ドルと年初来高値を更新した。
ドル円は、東京時間序盤の91.810円が高値となり、じりじりと値を下げ前日の安値91.411円を下抜けた。欧州勢が参入するとドル売りは更に優勢の展開。その後は一進一退の様相を呈したが、米ミシガン大消費者信頼感指数が70.2(予想67.5、前回65.7)と前月より改善を見せたものの、市場の反応は限定的であったため、リスク選好のチャンスと捉えられたこと等により、ドル円は安値90.195円まで下落した。その後は買戻しも入ったが、90.629円と低調に引け、4日続落で週末の取引を終える形となった。
本日の相場だが、先週は低金利のドルを売り、金や原油、穀物等の商品相場や、より高金利の通貨等が買う動きが目立った。ユーロなどの対主要通貨でドルが売られ、円に対してもドル売りが優勢な展開となり、ドル円は90.000円割れも目前に迫っている。
先週からのドル安の、背景はやはり出口の見えない米国の超低金利政策だろう。思いのほか長期化しそうだというのが市場の大方の見方で、失望売りも散見されている。そのため、堅調な米株高等によりリスク選好意欲を高めた米ファンド等の機関投資家が超低金利のドルを売って比較的金利の高い資源国通貨等に買いが集まっている。米国だけでなく、世界中の金融緩和でマネーが商品市場に流出し、金や原油の価格を押し上げている。ドル円は、反発も十分考えられるが、90円をブレイクした場合、次のターゲットは87円に向かう可能性もあるので注視したい。
[本日の予想レンジ]
ドル ・円 89.20- 91.50
ユーロ・円 130.70-135.70
ポンド・円 149.60-154.10
【本日の主な経済指標】
07:45 NZD 小売売上高指数
13:30 JPN 鉱工業生産・確報値
16:15 CHF 生産者輸入価格
18:00 EUR 鉱工業生産
【今週の主な経済指標】
9/15 (火) 10:30 AUD RBA(豪準備銀)議事録
17:30 GBP 消費者物価指数-8月
17:30 GBP 消費者物価指数-8月(前年比)
21:30 USD 小売売上高-8月
21:30 USD 小売売上高-8月(除自動車)
21:30 USD NY連銀製造業景気指数-9月
9/16 (水) 18:00 USD 消費者物価指数-8月
18:00 USD 消費者物価指数-8月(前年比)
18:00 USD 消費者物価指数-8月(前年比/コア)
21:30 USD 消費者物価指数-8月
21:30 USD 消費者物価指数-8月(前年比)
21:30 USD 消費者物価指数-8月(コア)
21:30 USD 消費者物価指数-8月(前年比/コア)
22:15 USD 鉱工業生産-8月
9/17 (木) JPY 日銀政策金利
21:00 CHF SNB(スイス国立銀行)政策金利
21:30 USD 住宅着工件数-8月
21:30 USD 建設許可件数-8月
21:30 USD 新規失業保険申請件数
23:00 USD フィラデルフィア連銀指数-9月
さて、マーケット参加者のポジションは......
≪2009年9月11日クローズ時点≫
ドル・円 : 「ブル」
ユーロ・円 : 「ブル」
ユーロ・ドル : 「ベア」
英ポンド・円 : 「ブル」
豪ドル・円 : 「ブル」
NZドル・円 : 「ブル」
※ブルは「買い」、ベアは「売り」、スクウェアは「拮抗」になります。
ドル円は「ブル」
4日続落で90円割れも十分に想定できる水準で推移しているものの割安感から参加者はブルを選択。
チャートを一見するとダウントレンドだが、多少の反発も視野に入れる必要もありそうだ。
ユーロ円は「ブル」
ドル安の流れを受けて、大きく値を落としている。
ユーロドルでは、相対的に金利が高いユーロはまだ買い上がりの余地がありそうだ。
それが、ユーロ円にどのような影響を与えるのか注視したい。
ポンド円は「ブル」
先週末の8月英生産者物価指数は、仕入価格の前月比が+2.2%と市場予想+1.0%から大きく上振れた。
しかし一方で出荷価格は上伸したが軽微で反応は限定的であった等、最近のポンドには反応薄だ。
イベント次第では、荒い動きを取り戻すきっかけになるかもしれず警戒感が必要だ。
ドル円は、東京時間序盤の91.810円が高値となり、じりじりと値を下げ前日の安値91.411円を下抜けた。欧州勢が参入するとドル売りは更に優勢の展開。その後は一進一退の様相を呈したが、米ミシガン大消費者信頼感指数が70.2(予想67.5、前回65.7)と前月より改善を見せたものの、市場の反応は限定的であったため、リスク選好のチャンスと捉えられたこと等により、ドル円は安値90.195円まで下落した。その後は買戻しも入ったが、90.629円と低調に引け、4日続落で週末の取引を終える形となった。
本日の相場だが、先週は低金利のドルを売り、金や原油、穀物等の商品相場や、より高金利の通貨等が買う動きが目立った。ユーロなどの対主要通貨でドルが売られ、円に対してもドル売りが優勢な展開となり、ドル円は90.000円割れも目前に迫っている。
先週からのドル安の、背景はやはり出口の見えない米国の超低金利政策だろう。思いのほか長期化しそうだというのが市場の大方の見方で、失望売りも散見されている。そのため、堅調な米株高等によりリスク選好意欲を高めた米ファンド等の機関投資家が超低金利のドルを売って比較的金利の高い資源国通貨等に買いが集まっている。米国だけでなく、世界中の金融緩和でマネーが商品市場に流出し、金や原油の価格を押し上げている。ドル円は、反発も十分考えられるが、90円をブレイクした場合、次のターゲットは87円に向かう可能性もあるので注視したい。
[本日の予想レンジ]
ドル ・円 89.20- 91.50
ユーロ・円 130.70-135.70
ポンド・円 149.60-154.10
【本日の主な経済指標】
07:45 NZD 小売売上高指数
13:30 JPN 鉱工業生産・確報値
16:15 CHF 生産者輸入価格
18:00 EUR 鉱工業生産
【今週の主な経済指標】
9/15 (火) 10:30 AUD RBA(豪準備銀)議事録
17:30 GBP 消費者物価指数-8月
17:30 GBP 消費者物価指数-8月(前年比)
21:30 USD 小売売上高-8月
21:30 USD 小売売上高-8月(除自動車)
21:30 USD NY連銀製造業景気指数-9月
9/16 (水) 18:00 USD 消費者物価指数-8月
18:00 USD 消費者物価指数-8月(前年比)
18:00 USD 消費者物価指数-8月(前年比/コア)
21:30 USD 消費者物価指数-8月
21:30 USD 消費者物価指数-8月(前年比)
21:30 USD 消費者物価指数-8月(コア)
21:30 USD 消費者物価指数-8月(前年比/コア)
22:15 USD 鉱工業生産-8月
9/17 (木) JPY 日銀政策金利
21:00 CHF SNB(スイス国立銀行)政策金利
21:30 USD 住宅着工件数-8月
21:30 USD 建設許可件数-8月
21:30 USD 新規失業保険申請件数
23:00 USD フィラデルフィア連銀指数-9月
さて、マーケット参加者のポジションは......
≪2009年9月11日クローズ時点≫
ドル・円 : 「ブル」
ユーロ・円 : 「ブル」
ユーロ・ドル : 「ベア」
英ポンド・円 : 「ブル」
豪ドル・円 : 「ブル」
NZドル・円 : 「ブル」
※ブルは「買い」、ベアは「売り」、スクウェアは「拮抗」になります。
ドル円は「ブル」
4日続落で90円割れも十分に想定できる水準で推移しているものの割安感から参加者はブルを選択。
チャートを一見するとダウントレンドだが、多少の反発も視野に入れる必要もありそうだ。
ユーロ円は「ブル」
ドル安の流れを受けて、大きく値を落としている。
ユーロドルでは、相対的に金利が高いユーロはまだ買い上がりの余地がありそうだ。
それが、ユーロ円にどのような影響を与えるのか注視したい。
ポンド円は「ブル」
先週末の8月英生産者物価指数は、仕入価格の前月比が+2.2%と市場予想+1.0%から大きく上振れた。
しかし一方で出荷価格は上伸したが軽微で反応は限定的であった等、最近のポンドには反応薄だ。
イベント次第では、荒い動きを取り戻すきっかけになるかもしれず警戒感が必要だ。