米GDP・中古住宅販売等、注目指標目白押し!!
昨日のドル円は、アジア時間には月末ということもあり、国内の輸出企業から大規模な実需売りが出たことをきっかけに急落した。値位置としては、2月19日深夜1時につけた高値92.145円と2月22日20時につけた高値91.103円を結んだ下降トレンドのレジスタンス(2月25日AM8~9時において90.30円近辺)にぶつかったところで、上値を抑えられた形となっており、基調の弱さを再認識する事となった。その後、ニューヨーク時間に入り発表された米新規失業保険申請件数が49.6万件と、市場予想よりも弱い結果となった事で再度下落、ダウ工業株が前日比200ドルを超える下落となったことも相まって、ドル円はこの日の安値88.797円をマークした。引けにかけてわずかに値を戻したものの頭は重く、89.128円で取引を終えた。
ユーロ円は、ドル円同様に国内企業からの売り圧力をきっかけに下落、前日安値121.608円を下抜けた事で下げ足を早めアジア時間だけでも約2円近くの急落となった。また、格付け機関S&Pに続き、昨日はムーディーズ・インベスターズ・サービスが、「ギリシャ政府が財政健全化計画を約束どおりに実施できるかどうかにかかっている」との見解を示した事も圧迫材料となりニューヨーク時間には119.638円まで下落、1営業日で約3円近い下落だった事もあり、売り一巡後は自立反発し120.742円で引けた。
本日の展開
本日のドル円だが、ニューヨーク時間に米四半期GDP・ミシガン大消費者態度指数・米中古住宅販売件数等、複数の米経済指標が予定されているが、既に今週発表された米指標は事前予想を下回るものが多く、米景気先行き不透明感が強まっているため市場心理を悪化させるような指標結果となった場合、下げ足を早めるかもしれない。目先の下値目標は2月4日直近安値88.556円、下抜けた場合は2009月11月27日安値84.810円から1月8日高値93.779円までの上昇に対する61.8%押しとなる88.236円までの下落もありそうだ。
ユーロ円は、悪材料が目白押しとなっており反発の兆しが見えてこない。ムーディーズの格下げは状況次第とはいえ、欧州委員会がギリシャに対して、財政赤字をGDP比で4%削減を要請しており、かなり厳しい内容のため実効性を疑問視する向きもある。急落に対するポジション調整から反発する場面も以前は見られたが、時間足ベースでの見解から、2月23日17時につけた高値124.532円と2月25日AM9時につけた高値122.289円を結んだ下降トレンド内に留まっているため、新規の買い材料が出てこなければ下降トレンドに沿って値を崩す可能性も考えられる。
[今日の予想レンジ]
ドル ・円 88.10-90.30
ユーロ・円 118.50-122.00
ポンド・円 134.70-138.00
【今日の主な経済指標】
08:30 (日)1月全国消費者物価コア指数
08:30 (日)2月東京都消費者物価コア指数
08:50 (日)1月商業販売統計
08:50 (日)1月鉱工業生産(速報値)
18:30 (英)第4四半期GDP(改定値)
19:00 (ユーロ)1月消費者物価指数(確報値)
22:30 (米)第4四半期個人消費支出価格コア指数(改定値)
22:30 (米)第4四半期GDP(改定値)
22:30 (米)第4四半期個人消費支出価格指数(改定値)
22:30 (加)第4四半期経常収支
23:45 (米)2月シカゴ購買部協会景気指数
23:55 (米)2月ミシガン大消費者信頼感指数(確報値)
24:00 (米)1月中古住宅販売件数
≪2010年2月25日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」
ユーロ・円 :「ブル」
ユーロ・ドル :「ブル」
英ポンド・円 :「ブル」
豪ドル・円 :「ブル」
NZドル・円 :「ブル」
※ブルは「買い」、ベアは「売り」、スクウェアは「拮抗」になります。
ドル円は「ブル」
5営業日連続の下落で値幅は約3.5円となっており、値頃感から参加者は「ブル」を選択。バーナンキ
FRB議長の議会証言(下院・上院)はほぼ無風で通過し、トレンドに沿って下落しているように見え
るが、本日は米四半期GDPや中古住宅販売件数等、注目度の高い指標を控えている事から、結果次第
では動意づく可能性がある。また、昨日は米株価に連れて下落しているため、主要国の株価動向には
注意を配る必要がありそうだ。
ポンド円は「ブル」
6営業日連続の下落で値幅は約9円となっており、底が見えない状態の中参加者は「ブル」を選択。し
かし、BOEが量的緩和策を拡大するとの見方も圧迫材料となっているため本日も下値模索の展開とな
りそう。2009年11・12月に下げ渋った139円を下抜けた事もあり、下値目処としては2009年3月18日安
値134.760円近辺、下抜けた場合は131.454円を意識した動きもあるかもしれない。
豪ドル円は「ブル」
ユーロ圏の信用懸念が安全資産としての円買いを誘い、対円通貨全般が弱含む中、参加者は「ブル」
を継続。日本もトヨタのリコール問題等を抱えており、積極的に円が買われているというより、米・
欧州通貨の売り圧力が強いため、消去法的に買われている状態か。反面、豪ドルは3月2日の利上げ期
待があるため円買いが一巡し、リスク選好度次第では値を戻すかもしれない。上昇に転じた場合の目
標は2月22日直近高値82.805円から昨日安値78.192円までの下落に対して61.8%戻しとなる81.042円
近辺となりそう。
ユーロ円は、ドル円同様に国内企業からの売り圧力をきっかけに下落、前日安値121.608円を下抜けた事で下げ足を早めアジア時間だけでも約2円近くの急落となった。また、格付け機関S&Pに続き、昨日はムーディーズ・インベスターズ・サービスが、「ギリシャ政府が財政健全化計画を約束どおりに実施できるかどうかにかかっている」との見解を示した事も圧迫材料となりニューヨーク時間には119.638円まで下落、1営業日で約3円近い下落だった事もあり、売り一巡後は自立反発し120.742円で引けた。
本日の展開
本日のドル円だが、ニューヨーク時間に米四半期GDP・ミシガン大消費者態度指数・米中古住宅販売件数等、複数の米経済指標が予定されているが、既に今週発表された米指標は事前予想を下回るものが多く、米景気先行き不透明感が強まっているため市場心理を悪化させるような指標結果となった場合、下げ足を早めるかもしれない。目先の下値目標は2月4日直近安値88.556円、下抜けた場合は2009月11月27日安値84.810円から1月8日高値93.779円までの上昇に対する61.8%押しとなる88.236円までの下落もありそうだ。
ユーロ円は、悪材料が目白押しとなっており反発の兆しが見えてこない。ムーディーズの格下げは状況次第とはいえ、欧州委員会がギリシャに対して、財政赤字をGDP比で4%削減を要請しており、かなり厳しい内容のため実効性を疑問視する向きもある。急落に対するポジション調整から反発する場面も以前は見られたが、時間足ベースでの見解から、2月23日17時につけた高値124.532円と2月25日AM9時につけた高値122.289円を結んだ下降トレンド内に留まっているため、新規の買い材料が出てこなければ下降トレンドに沿って値を崩す可能性も考えられる。
[今日の予想レンジ]
ドル ・円 88.10-90.30
ユーロ・円 118.50-122.00
ポンド・円 134.70-138.00
【今日の主な経済指標】
08:30 (日)1月全国消費者物価コア指数
08:30 (日)2月東京都消費者物価コア指数
08:50 (日)1月商業販売統計
08:50 (日)1月鉱工業生産(速報値)
18:30 (英)第4四半期GDP(改定値)
19:00 (ユーロ)1月消費者物価指数(確報値)
22:30 (米)第4四半期個人消費支出価格コア指数(改定値)
22:30 (米)第4四半期GDP(改定値)
22:30 (米)第4四半期個人消費支出価格指数(改定値)
22:30 (加)第4四半期経常収支
23:45 (米)2月シカゴ購買部協会景気指数
23:55 (米)2月ミシガン大消費者信頼感指数(確報値)
24:00 (米)1月中古住宅販売件数
≪2010年2月25日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」
ユーロ・円 :「ブル」
ユーロ・ドル :「ブル」
英ポンド・円 :「ブル」
豪ドル・円 :「ブル」
NZドル・円 :「ブル」
※ブルは「買い」、ベアは「売り」、スクウェアは「拮抗」になります。
ドル円は「ブル」
5営業日連続の下落で値幅は約3.5円となっており、値頃感から参加者は「ブル」を選択。バーナンキ
FRB議長の議会証言(下院・上院)はほぼ無風で通過し、トレンドに沿って下落しているように見え
るが、本日は米四半期GDPや中古住宅販売件数等、注目度の高い指標を控えている事から、結果次第
では動意づく可能性がある。また、昨日は米株価に連れて下落しているため、主要国の株価動向には
注意を配る必要がありそうだ。
ポンド円は「ブル」
6営業日連続の下落で値幅は約9円となっており、底が見えない状態の中参加者は「ブル」を選択。し
かし、BOEが量的緩和策を拡大するとの見方も圧迫材料となっているため本日も下値模索の展開とな
りそう。2009年11・12月に下げ渋った139円を下抜けた事もあり、下値目処としては2009年3月18日安
値134.760円近辺、下抜けた場合は131.454円を意識した動きもあるかもしれない。
豪ドル円は「ブル」
ユーロ圏の信用懸念が安全資産としての円買いを誘い、対円通貨全般が弱含む中、参加者は「ブル」
を継続。日本もトヨタのリコール問題等を抱えており、積極的に円が買われているというより、米・
欧州通貨の売り圧力が強いため、消去法的に買われている状態か。反面、豪ドルは3月2日の利上げ期
待があるため円買いが一巡し、リスク選好度次第では値を戻すかもしれない。上昇に転じた場合の目
標は2月22日直近高値82.805円から昨日安値78.192円までの下落に対して61.8%戻しとなる81.042円
近辺となりそう。