米地区連銀経済報告(ベージュ・ブック)の内容に注目
9日はドルが全面安、米雇用統計後に台頭した早期利上げ観測が後退するなか、米金利が低下。
利上げへの道は遠いと報じられたことから、世界的に楽観に傾いていた景況感や利上げ観測が後退。
ドル円は98.50近辺でスタート、その後揉み合いが続いたが、NY時間で急落。一時97.227まで下落し
結局97.40近辺で取引を終えた。
ユーロドルは米政府が大手銀行10行に対し公的資金の返済を承認したことに
欧州が好感しユーロ買いにつながり、ユーロドルはNY時間で1.4000を回復。
一時1.4100をつける場面もみられたが、結局1.4070近辺で取引を終えた。
また、ポンドドルもロンドン時間にブラックロックによるBGI買収に関する思惑で
上昇した流れを引き継ぎ1.6360近辺まで高値を更新した。
本日は、米貿易収支と米地区連銀経済報告(ベージュ・ブック)が発表される。
米貿易収支とは、海外と貿易を行った結果の収支。収支が悪かった場合、
ドルに対して弱い材料となると考えられる。前回値は-276億ドル、今回の予想値は-290億ドルと
小幅の悪化の見通しのため、結果次第では更なるドル安を呼び込んでしまう
可能性があるため注意が必要である。
[予想レンジ]
ドル・円 96.70~ 98.20
ユーロ・円 136.30~139.00
ポンド・円 156.50~160.50
【今日の主な経済指標】
10 (水) JPY 機械受注(4月) 予想(-0.6%) 前回(-1.3%)
JPY 機械受注(4月)(前年比)予想(N/A) 前回(-22.2%)
USD 貿易収支(4月)(前年比)予想(-290億ドル) 前回(-276億ドル)
USD 地区連銀経済報告(ベージュ・ブック)
さて、マーケット参加者のポジションは......
≪2009年6月9日クローズ時点≫
ドル・円 : ブル
ユーロ・円 : ベア
ユーロ・ドル :ブル
英ポンド・円 :ベア
豪ドル・円 : ブル
NZドル・円 : ブル
※ブルは「買い」、ベアは「売り」、スクウェアは「拮抗」になります。
ドル・円は「ブル」、先週の雇用統計で一時的にドル高になったが、落ち着きを取り戻したかのようにリスク志向が高まり円高となった。先週6日に96円後半から急騰したため、97円前後をサポートラインとする参加者もいるかもしれない。
ユーロ・円は「ブル」、米政府による公的資金の返済を承認したことによりリスク志向が強まった影響で円安に動いた。参加者は依然として、円安が続くとみているようだ。
英ポンド・円は「ベア」、6月3日に昨年11月以来となる160円台をつけたが、キープできず158円前後でもみ合っている。160円の上値が重いとみて、ショートからエントリーする参加者も多いようだ。
利上げへの道は遠いと報じられたことから、世界的に楽観に傾いていた景況感や利上げ観測が後退。
ドル円は98.50近辺でスタート、その後揉み合いが続いたが、NY時間で急落。一時97.227まで下落し
結局97.40近辺で取引を終えた。
ユーロドルは米政府が大手銀行10行に対し公的資金の返済を承認したことに
欧州が好感しユーロ買いにつながり、ユーロドルはNY時間で1.4000を回復。
一時1.4100をつける場面もみられたが、結局1.4070近辺で取引を終えた。
また、ポンドドルもロンドン時間にブラックロックによるBGI買収に関する思惑で
上昇した流れを引き継ぎ1.6360近辺まで高値を更新した。
本日は、米貿易収支と米地区連銀経済報告(ベージュ・ブック)が発表される。
米貿易収支とは、海外と貿易を行った結果の収支。収支が悪かった場合、
ドルに対して弱い材料となると考えられる。前回値は-276億ドル、今回の予想値は-290億ドルと
小幅の悪化の見通しのため、結果次第では更なるドル安を呼び込んでしまう
可能性があるため注意が必要である。
[予想レンジ]
ドル・円 96.70~ 98.20
ユーロ・円 136.30~139.00
ポンド・円 156.50~160.50
【今日の主な経済指標】
10 (水) JPY 機械受注(4月) 予想(-0.6%) 前回(-1.3%)
JPY 機械受注(4月)(前年比)予想(N/A) 前回(-22.2%)
USD 貿易収支(4月)(前年比)予想(-290億ドル) 前回(-276億ドル)
USD 地区連銀経済報告(ベージュ・ブック)
さて、マーケット参加者のポジションは......
≪2009年6月9日クローズ時点≫
ドル・円 : ブル
ユーロ・円 : ベア
ユーロ・ドル :ブル
英ポンド・円 :ベア
豪ドル・円 : ブル
NZドル・円 : ブル
※ブルは「買い」、ベアは「売り」、スクウェアは「拮抗」になります。
ドル・円は「ブル」、先週の雇用統計で一時的にドル高になったが、落ち着きを取り戻したかのようにリスク志向が高まり円高となった。先週6日に96円後半から急騰したため、97円前後をサポートラインとする参加者もいるかもしれない。
ユーロ・円は「ブル」、米政府による公的資金の返済を承認したことによりリスク志向が強まった影響で円安に動いた。参加者は依然として、円安が続くとみているようだ。
英ポンド・円は「ベア」、6月3日に昨年11月以来となる160円台をつけたが、キープできず158円前後でもみ合っている。160円の上値が重いとみて、ショートからエントリーする参加者も多いようだ。