FXレポート

株高や予算決議案可決報道でドル買い優勢

先週金曜日のドル円は、東京市場において「本日は5・10日(ゴトー日)にあたり、仲値に向けた買いも観測された」との指摘があったほか、米上院が予算決議案を可決したと伝わると、米長期金利の上昇とともにドル買いが加速し、113.30円近辺まで上昇しました。欧米市場では、米10年債利回りの上昇や9月米中古住宅販売件数の良好な結果、さらにはNYダウ平均が堅調に推移したことも支えとなり、日通し高値となる113.56円付近まで上昇し7月14日以来の高値を付けました。ただ、「イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長がホワイトハウスを再訪」との一部報道が伝わるとFRB議長再任の思惑からドルが売られる場面が見られた一方で、トランプ米大統領が「テイラー氏、パウエル氏両名のFRB入りも選択肢」と述べるとドルが買われる場面も見られました。取引終盤以降も高値圏での推移は変わらず、前日比では0.952円高い113.509円で取引を終えました。

≪2017年10月20日クローズ時点≫
ドル・円    :「ベア」    売り57% 買い43%
ユーロ・円  :「ベア」       売り79% 買い21%
英ポンド・円 :「ベア」    売り54%  買い46%
豪ドル・円  :「ブル」      売り30%  買い70%
NZドル・円   :「ブル」      売り30% 買い70%
ユーロ・ドル :「ベア」    売り72% 買い28%

【今日の主な経済指標】
14:00 JPY 景気先行指数(CI)・改定値 8月
14:00 JPY 景気一致指数(CI)・改定値 8月
14:00 SGD 消費者物価指数(CPI)[前年比] 9月
17:30 HKD 消費者物価指数(CPI)[前年比] 9月
21:30 CAD 卸売売上高[前月比] 8月
23:00 EUR 消費者信頼感(速報値) 10月

- 今日のトレードポイント -
今週は26日にECB理事会が開催され、先行するアメリカの景気回復に対してEUがどの程度追随できているかが相場の注目点です。ユーロドルはこれまでカタルーニャ州の独立懸念などから上値が重かったですが、ECBが今後米国と対照的な金融政策を行う事を類推させる内容であれば金利差意識からドルの買い戻しが加速しそうです。また、米国では引き続き次期FRB議長についての注目度は高いでしょう。最近はトランプ大統領の各候補への印象の変化がヘッドラインに見られるようになり、市場の感応度は高いです。27日には米国GDPの発表も行われるため、こちらも念頭に米国の景況感にも注目していきたいです。

[今日の予想レンジ]
ドル・円            112.50-114.00
ユーロ・円        132.30-134.50
ポンド・円        148.70-151.50 


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