FXレポート

欧米の株安から円買い優勢!

昨日のドル円は、120.552円で取引を開始しました。東京市場において、前日の欧米市場での円安・ドル高が進んだ影響から円の買い戻しが入りましたが、昨日に続き、本邦が休日だったことから120.33円近辺と小幅に値を下げるにとどまりました。欧州市場では、欧州の株式が全面安となったことにより、リスク回避目的の円買いが先行し、119.85円近辺まで下落しました。NY市場では、9月リッチモンド連銀製造業景気指数が予想より弱い結果となったことや、米10年債利回りの低下も重なり、一時119.69円近辺まで下げる場面もありましたが、NYダウが下げ幅を縮めた事や米10年債利回りが上昇に転じたことで堅調に推移し120.15円近辺まで持ち直しました。前日比では0.429円安い120.107円で取引を終えました。

≪2015年09月22日クローズ時点≫
ドル・円    :「ブル」  売り28% 買い72%
ユーロ・円  :「ブル」  売り46% 買い54%
英ポンド・円 :「ブル」  売り41%  買い59%
豪ドル・円  :「ブル」  売り13%  買い87%
NZドル・円 :「ブル」  売り8%   買い92%
ユーロ・ドル :「ベア」  売り53% 買い47%

【今日の主な経済指標】
15:45 FRF  国内総生産(GDP、改定値)[前期比] 4-6月期
16:00 FRF  サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値) 9月
16:00 FRF  製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値) 9月
16:30 DEM サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値) 9月
16:30 DEM 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値) 9月
17:00 ZAR  消費者物価指数(CPI) 8月
17:00 EUR  サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値) 9月
17:00 EUR  製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値) 9月
18:30 ZAR  卸売物価指数(PPI) 8月
20:00 USD  MBA住宅ローン申請指数[前週比]
21:30 CAD  小売売上高 7月
22:00 EUR  ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁、発言

- 今日のトレードポイント -
米連邦公開市場委員会(FOMC)による今年中の利上げの期待が高まっている中、ラガルドIMF(国際通貨基金)専務理事は「中国の成長減速は世界経済にとってリスク」と述べており、再び中国経済の動向にも注意が必要です。東京市場では祝日が最終日であり、積極的な売買は控えられることが予想されますが、欧米勢参入後は昨日のように欧米の株価・CME日経平均先物の動きによって、為替の相場がつられやすくなると予想されるので、株価動向を見極めつつ取引に臨みたいところです。

[今日の予想レンジ]
ドル・円      119.00-121.00
ユーロ・円 133.00-136.00
ポンド・円  183.50-187.50

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