ドル円は2008年8月29日以来の高値を付ける!ドル買い地合い継続か!
先週金曜日のドル円は、108.720円で取引を開始した後東京市場において、スコットランド独立をめぐる最終世論調査などを受け同国の英国残留期待が高まると、ポンド円などクロス円が上昇するなか、日経平均株価が大幅に上昇したこともドル買いを促し、一時109.45円近辺と2008年8月29日以来の高値を付けました。ただ、甘利明経済再生担当相が「為替が急激に動くことは好ましくない」「実力に見合って安定的に推移することが望ましい」などと述べたと伝わると109.03円付近まで下押しました。欧米市場では、スコットランド独立の是非を問う住民投票は独立が否決され、材料出尽し感からポンド円を中心にクロス円が下落したことにつれてドル売りが先行しました。週末を前にポジション調整の売りが広がったほか、時間外の米10年債利回りが低下したことも売りを誘い、一時108.59円まで下落しました。ただ、依然として押し目を拾いたい向きは多く、売りが一巡すると買い戻される展開となり、米10年債利回りが上昇に転じたことが支えとなり109.09円近辺まで持ち直しました。その一方で、米10年債利回りが再び低下に転じたこともありさらに買い戻しが進む展開とはならず、その後は109円を挟んだ値動きとなりました。前日比では0.34円高い108.981円で取引を終えました。
≪2014年9月19日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」 売り49% 買い51%
ユーロ・円 :「ベア」 売り61% 買い39%
英ポンド・円 :「ベア」 売り56% 買い44%
豪ドル・円 :「ブル」 売り17% 買い83%
NZドル・円 :「ブル」 売り30% 買い70%
ユーロ・ドル :「ブル」 売り47% 買い53%
【今日の主な経済指標】
17:30 HKD 消費者物価指数(CPI)[前年比] 8月
22:00 EUR ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁、発言
23:00 USD 中古住宅販売件数[年率換算件数] 8月
23:00 EUR 消費者信頼感(速報値) 9月
- 今日のトレードポイント -
先週の米連邦公開市場委員会(FOMC)声明文で、米国の金融政策は正常化(緩和政策からの出口)に向かっていることが明確となりました。そしてイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長が定例記者会見において「経済次第では行動を速める柔軟性がある」と発言したことで、今後米国の高官発言に市場は敏感に反応することが予想されます。今週は、22日にダドリー米ニューヨーク連銀総裁、23日にコチャラコタ米ミネアポリス連銀総裁やブラード米セントルイス連銀総裁、24日にジョージ米カンザスシティー連銀総裁やメスター米クリーブランド連銀総裁、エバンズ米シカゴ連銀総裁、25日にプロッサー米フィラデルフィア連銀総裁がそれぞれ講演を行うため、発言の内容に注目したいです。
最後に株式市場を観てみると、日経平均株価が1月8日以来約8カ月ぶりに1万6000円台を回復、またNYダウ平均は再び史上最高値を更新しており、今後さらなる上昇に期待が持てるため、ドル買い地合いを後押しする要因になることが予想されます。
≪2014年9月19日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」 売り49% 買い51%
ユーロ・円 :「ベア」 売り61% 買い39%
英ポンド・円 :「ベア」 売り56% 買い44%
豪ドル・円 :「ブル」 売り17% 買い83%
NZドル・円 :「ブル」 売り30% 買い70%
ユーロ・ドル :「ブル」 売り47% 買い53%
【今日の主な経済指標】
17:30 HKD 消費者物価指数(CPI)[前年比] 8月
22:00 EUR ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁、発言
23:00 USD 中古住宅販売件数[年率換算件数] 8月
23:00 EUR 消費者信頼感(速報値) 9月
- 今日のトレードポイント -
先週の米連邦公開市場委員会(FOMC)声明文で、米国の金融政策は正常化(緩和政策からの出口)に向かっていることが明確となりました。そしてイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長が定例記者会見において「経済次第では行動を速める柔軟性がある」と発言したことで、今後米国の高官発言に市場は敏感に反応することが予想されます。今週は、22日にダドリー米ニューヨーク連銀総裁、23日にコチャラコタ米ミネアポリス連銀総裁やブラード米セントルイス連銀総裁、24日にジョージ米カンザスシティー連銀総裁やメスター米クリーブランド連銀総裁、エバンズ米シカゴ連銀総裁、25日にプロッサー米フィラデルフィア連銀総裁がそれぞれ講演を行うため、発言の内容に注目したいです。
最後に株式市場を観てみると、日経平均株価が1月8日以来約8カ月ぶりに1万6000円台を回復、またNYダウ平均は再び史上最高値を更新しており、今後さらなる上昇に期待が持てるため、ドル買い地合いを後押しする要因になることが予想されます。