FXレポート

ドル円は2002年以来の円安!

先週金曜日のドル円は、東京市場の午前において、日経平均株価が一時110円超安となったことでドル売りが強まったものの、日経平均株価が下げ渋ると買い戻され124.40円近辺で推移しました。午後にかけては、仲値に向けたドル買いもありじわりと値を切り上げたものの、米国雇用統計を控え様子見ムードから総じて目立った動きはありませんでした。欧州市場では、時間外の米10年債利回りの上昇に伴い日米金利差拡大を見越した買いが進んだほか、日経平均先物の上昇も支えとなりドル買い地合いが強まりました。NY市場では、注目された5月米雇用統計で失業率は、5.5%と若干悪かったものの、非農業部門雇用者数が前月比28万人増と予想を大きく上回る好結果となり、一時2002年6月以来の高値である125.85円近辺まで急上昇しました。引けにかけては、重要なイベントを終えたことで材料難からもみ合いが続き、前日比では1.207円高い125.566円で取引を終えました。

≪2015年06月05日クローズ時点≫
ドル・円   :「ベア」 売り61% 買い39%
ユーロ・円  :「ベア」 売り55% 買い45%
英ポンド・円 :「ベア」 売り64%  買い36%
豪ドル・円   :「ブル」 売り28%  買い72%
NZドル・円  :「ブル」 売り 9% 買い91%
ユーロ・ドル  :「ベア」 売り55% 買い45%

【今日の主な経済指標】
08:50 JPY 国際収支・貿易収支 4月
08:50 JPY 四半期実質国内総生産(GDP、改定値)
15:00 DEM 鉱工業生産[前月比] 4月
23:00 USD 米労働市場情勢指数(LMCI) 5月

- 今日のトレードポイント -
ドルは、先週の米国雇用統計の発表を無事に終え、今週の米小売売上高を除いて大きなイベントは控えていないことから、しばらくはギリシャの債務問題に絡んだ欧州の動きに影響されそうです。なお市場では、米国の非農業部門雇用者数が予想以上に好結果となったことで、年内早ければ9月頃での利上げ期待が高まってきており、126円を上抜けし上昇トレンドが続くのか気になるところです。またNYダウは18,000ドルを下回るなど、高値での利益確定やポジション調整の売りなどで一時的な下落に注意しつつ取引に臨みたいところです。

[今日の予想レンジ]
ドル・円    123.00-126.00
ユーロ・円 138.00-141.00
ポンド・円 189.00-192.00

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