日米株価の売り圧力が後退しドル円は120円手前まで持ち直す!
昨日のドル円は、東京市場で一時118.45円近辺まで値を下げたものの、日経平均株価の上昇がドル買いの支援材料となり119円台まで持ち直しました。買い一巡後は、中国株式市場で上海総合指数が4%近く下落したほか、一時230円超上昇となっていた日経平均株価がマイナスに転じると円買い・ドル売り圧力が強まりました。午後では、日経平均株価が再び上昇し、500円超上昇したことで、ドル買いが加速し119.50円近辺まで値を切り上げました。欧州市場では、欧州株相場が大幅に下落して始まると円買い・ドル売りが先行し119.25円近辺まで値を下げました。その後は、ナイト・セッションの日経平均先物や欧州株が買い戻されたことを受けて徐々に下値を切り上げ119.70円近辺で推移しました。NY市場では、ダドリー米ニューヨーク連銀総裁が「9月利上げ決定の見通しは低下した」「国際金融市場の動向は米利上げ時期の検討に影響する」などの見解を示すと、米10年債利回りの上昇幅縮小とともに、利上げへの期待が後退し上値の重しとなりました。引けにかけては、ナイト・セッションの日経平均先物がプラス圏を回復したほか、米10年債利回りが上昇幅を拡大したことが好感され、前日比では1.138高い119.968円で取引を終えました。
≪2015年08月26日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」 売り43% 買い57%
ユーロ・円 :「ベア」 売り52% 買い48%
英ポンド・円 :「ブル」 売り26% 買い74%
豪ドル・円 :「ブル」 売り 7% 買い93%
NZドル・円 :「ブル」 売り10% 買い90%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り63% 買い37%
【今日の主な経済指標】
21:30 USD 新規失業保険申請件数 前週分
21:30 USD 四半期実質国内総生産(GDP、改定値)[前期比年率] 4-6月期
23:00 USD 住宅販売保留指数[前月比] 7月
- 今日のトレードポイント -
中国経済の減速懸念を背景に金融市場の混乱が続く中、日経平均株価とNYダウの下落が一旦落ち着きを見せ、ドル円は120円手前まで値を戻しています。ただ、ダドリー米ニューヨーク連銀総裁は、国際金融市場の混乱を踏まえると、米連邦準備理事会(FRB)が利上げを行うには適切でなくなってきているとの見解を示したことが上値の重しとなっています。一方で「米経済状況や国際金融市場の動向に関する一段の情報を入手するため、会合までに切迫性が高まる可能性がある」とも述べ、利上げ時期を最終的に判断するには、今後数週間の国内経済指標や、市場動向を見極める意向も示しています。そのため本日は、米経済指標の四半期実質国内総生産(GDP、改定値)を控え、予想では3.2%となっており前回より改善の内容となるか同時間帯での動向に注目したいところです。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 118.00-120.50
ユーロ・円 135.00-137.50
ポンド・円 184.50-187.50
≪2015年08月26日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」 売り43% 買い57%
ユーロ・円 :「ベア」 売り52% 買い48%
英ポンド・円 :「ブル」 売り26% 買い74%
豪ドル・円 :「ブル」 売り 7% 買い93%
NZドル・円 :「ブル」 売り10% 買い90%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り63% 買い37%
【今日の主な経済指標】
21:30 USD 新規失業保険申請件数 前週分
21:30 USD 四半期実質国内総生産(GDP、改定値)[前期比年率] 4-6月期
23:00 USD 住宅販売保留指数[前月比] 7月
- 今日のトレードポイント -
中国経済の減速懸念を背景に金融市場の混乱が続く中、日経平均株価とNYダウの下落が一旦落ち着きを見せ、ドル円は120円手前まで値を戻しています。ただ、ダドリー米ニューヨーク連銀総裁は、国際金融市場の混乱を踏まえると、米連邦準備理事会(FRB)が利上げを行うには適切でなくなってきているとの見解を示したことが上値の重しとなっています。一方で「米経済状況や国際金融市場の動向に関する一段の情報を入手するため、会合までに切迫性が高まる可能性がある」とも述べ、利上げ時期を最終的に判断するには、今後数週間の国内経済指標や、市場動向を見極める意向も示しています。そのため本日は、米経済指標の四半期実質国内総生産(GDP、改定値)を控え、予想では3.2%となっており前回より改善の内容となるか同時間帯での動向に注目したいところです。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 118.00-120.50
ユーロ・円 135.00-137.50
ポンド・円 184.50-187.50