米FOMCで約10年ぶりの利上げ!
昨日のドル円は、東京市場では日経平均株価が一時360円超高となり円売り・ドル買いが先行し121.90円近辺で推移しました。ただ、米連邦公開市場委員会(FOMC)結果公表を前に、積極的な上値を狙う動きはなく122円手前で伸び悩みました。欧州市場では、ナイト・セッションの日経平均先物が上げに転じたことなどが相場の支えとなり122円手前で堅調に推移しました。NY市場では、11月米住宅着工件数や11月米建設許可件数は予想を上回った反面、11月米鉱工業生産指数は弱い内容となるなど米指標は強弱入り混じる内容だったことから、上下に方向感のない展開となりました。注目された米連邦公開市場委員会(FOMC)は、市場予想通りの金利の利上げを発表しドル買いが先行したものの、声明では「利上げ後も緩和的なスタンスを維持する」などと伝わったことで利益確定の売りなどに押され、121.50円近辺まで値を下げました。声明後のイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の記者会見では、「利上げのペースはデータ次第」「成長が予想を下回れば金利は一段と緩やかに上昇する公算」と述べ、上値の重しとなりました。ただ、引けにかけて、NYダウが220ドル超高となったほか、米長期金利が上昇したこともあって、前日比では0.592円高い122.250円で取引を終えました。
≪2015年12月16日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」 売り35% 買い65%
ユーロ・円 :「ベア」 売り57% 買い43%
英ポンド・円 :「ブル」 売り26% 買い74%
豪ドル・円 :「ブル」 売り20% 買い80%
NZドル・円 :「ブル」 売り30% 買い70%
ユーロ・ドル :「ブル」 売り49% 買い51%
【今日の主な経済指標】
8:50 JPY 貿易統計(通関ベース) 11月
8:50 JPY 対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債) 前週分
8:50 JPY 対外対内証券売買契約等の状況(対内株式) 前週分
18:00 DEM IFO企業景況感指数 12月
18:00 EUR 欧州中央銀行(ECB)月報
18:30 GBP 小売売上高指数[前月比] 11月
19:00 EUR 建設支出[前月比] 10月
19:00 EUR 建設支出[前年同月比] 10月
22:30 USD 四半期経常収支 7-9月期
22:30 USD 新規失業保険申請件数 前週分
22:30 USD フィラデルフィア連銀製造業景気指数 12月
0:00 USD 景気先行指標総合指数[前月比] 11月
- 今日のトレードポイント -
昨日は、市場の予想通り米連邦公開市場委員会(FOMC)で約10年ぶりの利上げを実施しドル高基調になりました。労働市場の改善余地やインフレ率が2%を下回る状況があるものの、米国景気自体は順調で、今後もこうした傾向が続くとみられるとの見方から、連邦公開市場委員会(FOMC)は、今回の利上げ後も金融政策スタンスは引き続き緩和的であるとの認識を示しています。緩やかな引き締めとなることが明確となったことで米株価も上昇し、しばらくはドル高地合いとなるかもしれません。なお、依然として原油安が続いているため、資源国通貨の下落やエネルギー関連の株安等でリスク回避の動きなどもあるため、下値には注意しつつ取引に臨みたいところです。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 120.00-122.00
ユーロ・円 132.00-135.00
ポンド・円 183.00-186.00
≪2015年12月16日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」 売り35% 買い65%
ユーロ・円 :「ベア」 売り57% 買い43%
英ポンド・円 :「ブル」 売り26% 買い74%
豪ドル・円 :「ブル」 売り20% 買い80%
NZドル・円 :「ブル」 売り30% 買い70%
ユーロ・ドル :「ブル」 売り49% 買い51%
【今日の主な経済指標】
8:50 JPY 貿易統計(通関ベース) 11月
8:50 JPY 対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債) 前週分
8:50 JPY 対外対内証券売買契約等の状況(対内株式) 前週分
18:00 DEM IFO企業景況感指数 12月
18:00 EUR 欧州中央銀行(ECB)月報
18:30 GBP 小売売上高指数[前月比] 11月
19:00 EUR 建設支出[前月比] 10月
19:00 EUR 建設支出[前年同月比] 10月
22:30 USD 四半期経常収支 7-9月期
22:30 USD 新規失業保険申請件数 前週分
22:30 USD フィラデルフィア連銀製造業景気指数 12月
0:00 USD 景気先行指標総合指数[前月比] 11月
- 今日のトレードポイント -
昨日は、市場の予想通り米連邦公開市場委員会(FOMC)で約10年ぶりの利上げを実施しドル高基調になりました。労働市場の改善余地やインフレ率が2%を下回る状況があるものの、米国景気自体は順調で、今後もこうした傾向が続くとみられるとの見方から、連邦公開市場委員会(FOMC)は、今回の利上げ後も金融政策スタンスは引き続き緩和的であるとの認識を示しています。緩やかな引き締めとなることが明確となったことで米株価も上昇し、しばらくはドル高地合いとなるかもしれません。なお、依然として原油安が続いているため、資源国通貨の下落やエネルギー関連の株安等でリスク回避の動きなどもあるため、下値には注意しつつ取引に臨みたいところです。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 120.00-122.00
ユーロ・円 132.00-135.00
ポンド・円 183.00-186.00