FXレポート

膠着状態続くドル円!101円台後半から動かず!!

昨日のドル円は、東京市場午前において公表された日銀・金融政策決定会合議事要旨では、需給ギャップがゼロ%付近に改善していることについて「思いのほか速いペース」との見解が何人かの委員から示されており、仲値公示にかけて102.05円近辺まで小幅に水準を切り上げました。しかし、動意に乏しく、日経平均株価が前週末終値から104円高の14,567円で前引けとなりましたが、想定内の上昇幅だったのか値動きの手掛かりにはならず、102円を挟んでの膠着状態となりました。午後は、この後の欧州市場がスプリングバンクホリデー、NY市場がメモリアルデーで休場のため全体的に手控え感が強く、101.90円近辺の狭いレンジ相場となりました。後場の日経平均株価は、前週末比100円高付近と、前引けと同程度の水準でもみ合いを続きました。その後引けにかけてやや買いを強めましたが、ドル円はレンジ相場内での小幅な値動きが続く展開となりました。欧州市場は、スプリングバンクホリデーにより休場のため、先週末同様に102円台では上値が重く、101.85円近辺までわずかに下押しました。NY市場もメモリアルデーと休場のため、手掛かりが不足する中101円台後半でのもみ合いが続き、前日比では0.031円安い101.925円で取引を終えました。

≪2014年5月26日クローズ時点≫
ドル・円   :「ブル」売り24% 買い76%
ユーロ・円  :「ブル」売り42% 買い58%
英ポンド・円 :「ベア」売り53%  買い47%
豪ドル・円  :「ブル」売り17%  買い83%
NZドル・円  :「ブル」売り34% 買い66%
ユーロ・ドル :「ブル」売り45% 買い55%

【今日の主な経済指標】
15:00 CHF 貿易収支 4月
15:45 FRF 消費者信頼感指数 5月
18:30 ZAR 四半期国内総生産(GDP)[前年同期比] 1-3月期
18:30 ZAR 四半期国内総生産(GDP)[前期比年率] 1-3月期
21:30 USD 耐久財受注[前月比] 4月
21:30 USD 耐久財受注・輸送用機器除く[前月比] 4月
22:00 USD 住宅価格指数[前月比] 3月
22:00 USD ケース・シラー米住宅価格指数 3月
22:00 USD ケース・シラー米住宅価格指数[前年同月比] 3月
22:00 USD 四半期住宅価格指数[前期比] 1-3月期
22:30 EUR ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁、発言
23:00 USD 消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード) 5月
23:00 USD リッチモンド連銀製造業指数 5月
04:00 GBP カーニー英中銀(BOE)総裁、発言


  
                  - 今日のトレードポイント -

本日は、米4月の耐久財受注、米3月のケース・シラー住宅価格指数米、米5月の消費者信頼感指数、リッチモンド連銀製造業指数などの発表が予定されています。昨日は欧州、NY市場がともに休場となり材料難から膠着状態が続いたため、指標発表時には反動も含めた荒い値動きとなるかもしれません。予測に対し強い結果が出れば102円台を試す展開があるかもしれませんが、一方でいずれの指標もこのところプラス幅が縮小しており、弱い結果となった際の下値リスクにも警戒しておく必要があります。サポートラインやレジスタンスラインを手掛かりに、トレンド転換のポイントを見極めて取引に臨みたいところです。

[今日の予想レンジ]
ドル・円   101.00-102.50  ユーロ・円 138.50-140.50  ポンド・円 171.00-173.50

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