ドル円100円のカベを前に足踏み!
昨日のドル円は、99.862円で取引を開始した後、99.98円近辺まで上昇しましたが、弱い豪雇用指標の結果を受けて豪ドル円が下落した影響のほか、日経平均株価のさえない値動きから、徐々に値を切り下げ99.40円近辺まで下落。欧米市場では、一時大手邦銀の買い観測から99.70円近辺まで値を戻す場面も見られたものの、米10年債利回りの低下やユーロドルの急伸がドル売りを誘発。さらにナイトセッションの日経平均先物の下げ幅拡大から99.01円近辺まで下落。その後、米10年債利回りとNYダウの下げ幅縮小を受けて、99円半ばまで値を戻しました。前日比では0.412円安い99.464円で取引を終えました。
東京市場のユーロ円は、132.921円で取引を開始した後、豪ドル円の急落をきっかけに円買いが進んだ流れに沿い、一時132.30円近辺まで下落。欧米市場では、弱い7月ユーロ圏鉱工業生産の結果や中東勢からのまとまった売りにより下値を模索する展開へ。さらにドル円が失速した影響も重しとなり131.73円近辺まで下落。売り一巡後は、ドル円の上昇につられる流れで値を戻し、前日比では0.637円安い132.294円で取引を終えました。
≪2013年9月12日クローズ時点≫
ドル円 :「ブル」売り18% 買い82%
ユーロ円 :「ベア」売り65% 買い35%
ユーロドル :「ベア」売り87% 買い13%
英ポンド円 :「ベア」売り76% 買い24%
豪ドル円 :「ブル」売り18% 買い82%
NZドル円 :「ブル」売り43% 買い57%
【今日の主な経済指標】
11:00 SGD 四半期失業率(確定値) 4-6月期
13:30 JPY 鉱工業生産・確報値[前月比] 7月
16:15 CHF 生産者輸入価格[前月比] 8月
21:30 CAD 四半期設備稼働率 4-6月期
21:30 USD 卸売物価指数(PPI)[前月比] 8月
21:30 USD 卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く)[前月比] 8月
21:30 USD 小売売上高[前月比] 8月
22:55 USD ミシガン大学消費者態度指数・速報値 9月
23:00 USD 企業在庫[前月比] 7月
- 今日のトレードポイント -
昨日のドル円は、米10年債利回りの低下やドル売りの流れからユーロドルが上昇となりました。本日のドル円は、市場参加者の間で来週の連邦公開市場委員会(FOMC)で金融緩和の縮小に踏み切るかどうかに注目が集まっていることから、明確な方向感に欠ける展開となることが予想されます。ただ、米8月小売売上高は4ヶ月連続でプラス圏を維持しており、今回の予想も0.5%と5ヶ月連続でプラス圏を維持することが予想されるため、一時的に円売りドル買いの流れになるのではないでしょうか。
[今日の予想レンジ]
ドル円 98.50-100.70 ユーロ円 131.00-134.00 ポンド円 155.50-159.50
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