株式大幅安後の週明け 本邦休場で為替は突発的な値動きに警戒
-前営業日サマリー-
ドル円は162.39円でオープン。東京市場では、中東情勢への警戒感と週末を控えたポジション調整の動きが交錯し、162円台前半で方向感に乏しい推移となりました。ロンドン市場でも流れは変わらず、株式市場の軟調地合いや中東情勢の緊迫化といった材料には反応が限定的。NY市場でも膠着感の強い展開が続き、1カ月物インプライド・ボラティリティは2022年2月以来の低水準まで低下。市場参加者が様子見姿勢を強めるなか、ドル円は162.40円で取引を終えました。
-株式大幅安後の週明け 本邦休場で為替は突発的な値動きに警戒-
本日のイベントは、加消費者物価指数が控えるものの、その他特段注目度の高い経済指標はなく、日本は休場です。
先週末の日米株式市場はともに大幅安となりました。日経平均株価はメモリー大手キオクシアがストップ安となったことなどを受けて前日比4.03%下落。米国市場でも主要ハイテク株が売られ、ナスダック総合指数は1.4%下落。半導体株には弱気相場入りを示唆するシグナルも点灯しており、株式市場を起点としたリスク回避姿勢が意識されています。
一方で、為替市場ではドル需要と円需要が拮抗し、ドル円は方向感を欠く展開が継続しています。ボラティリティの低下が示すように市場参加者のポジションは徐々に固定化されており、レンジ相場が続くほど上下いずれかへ放れた際の値動きは大きくなりやすいと考えられます。本日は日本市場が休場で流動性が低下することから、ヘッドラインをきっかけとした突発的な値動きには警戒しておきたいです。
また、英国では与党・労働党のアンディ・バーナム氏が党首に選出され、スターマー氏の後任として首相に就任しました。市場では新政権の財務相人事や今後の財政運営に関心が集まっており、足元のポンドは関連報道を受けて神経質な値動きが続いています。
中東情勢を巡る報道に加え、英国政局を巡るニュースフローは今週も相場を動かす材料となる可能性があります。材料難のなかだからこそ、ヘッドライン一本で相場が大きく振れる展開には引き続き注意して臨みたいところです。