FOMCに注目 焦点はドットチャート
-前営業日サマリー‐
ドル円は、155.85円でオープン。東京市場では、156円の節目を挟んでの推移。FOMCを控えて一方向への勢いは限定的となりました。ロンドン市場では、植田日銀総裁の発言に左右され、円相場が乱高下。NY市場では、JOLTS求人件数の結果が想定を上振れするものとなったことで米長期金利が上昇。円安地合いのなかでドル買いが強まったことでドル円は157円を目指す展開となりました。ただ、上値の重さが意識され157円回復とはならずに、156.91円で取引を終えました。
-FOMCに注目 焦点はドットチャート-
本日のイベントは、欧ラガルドECB総裁発言、加BOC政策金利、加マックレムBOC総裁発言、米FOMC政策金利、米パウエルFRB議長発言が予定されています。
昨日は国会答弁で植田日銀総裁が長期金利急騰時の「機動的な国債買い入れ」を強調したことで円売り反応が加速。そんな中、米指標の結果を受けたドル買いも重なり、足元のドル円は157円を試す展開となっています。
本日はFOMCが予定されており、0.25%の利下げが予想されています。焦点は来年以降の金利見通しでドットチャートの結果次第では動意づく展開が想定されます。157円を突破するのか、ドル売りが強まりトレンドを変えていくのか。年末にかけての方向性が決まるイベントと考え、内容に注目したいです。