米雇用統計に注目
-前営業日サマリー‐
ドル円は155.75円でオープン。東京市場では、序盤に円安が進むも156円を頭に一転して円高の勢いが強まり、ドル円は155円付近へ下押しました。ロンドン市場では、155円付近をサポートに底堅い値動き。方向感は生まれず155円付近での振幅となりました。NY市場では米長期金利の動きを眺めながらドル買いが進んだもののやはり勢いには欠け155.22円で取引を終えました。
-米雇用統計に注目-
本日のイベントは、英雇用統計、仏独欧英米PMI、米雇用統計、米小売売上高が予定されており、特に米雇用統計の結果には注目が集まります。
先週のFOMCでパウエルFRB議長は「雇用の下振れリスクは最近高まっているようだ」と発言。その発言の裏付けとなる結果が本日の米雇用統計から得られるのか市場の注目が集まります。雇用リスクの高まり次第では追加利下げの見通しも強まり、ドルにはさらなる下押し圧力がかかるかもしれません。今週は米CPIや日銀金融政策決定会合など重要イベントが続きますが、まずは本日予定の米雇用統計に注目して方向感を見極めておきたいです。