ドル円158円台後半を意識、日米金利差と為替介入への警戒が焦点
-前営業日サマリー-
ドル円は157.37円でスタート。東京市場は祝日で休場となるなか、介入警戒感を除けば円買いを促す材料に乏しく、緩やかなドル買い・円売りが進みました。午後には米長期金利の低下幅縮小も支えとなり、157.85円付近まで上昇。ロンドン市場でもドル買いの流れが続き、158円近辺まで上値を伸ばしました。NY市場では、製造業PMIの結果が上振れたことにより、米長期金利が上昇。さらに、FRBの追加利上げ観測が意識され、ドル買いが優勢となり、ドル円は158.35円まで上昇し取引を終えています。
-ドル円158円台後半を意識、日米金利差と為替介入への警戒が焦点-
本日は、豪失業率、スイス政策金利会合、加小売売上高、米新規失業保険申請件数、米新築住宅販売件数の発表に加え、ウィリアムズNY連銀総裁などFRB高官の発言が予定されています。FOMC後も追加利上げ観測が続くなか、米経済指標やFRB高官の発言を受けた米金利の動向がドル円相場の焦点となりそうです。
米国では、FOMCで25bpの利上げが決定され、ドットプロットでも多くの当局者が追加利上げを見込むなど、金融引き締めが継続する可能性が示されています。市場でも今後の追加利上げが意識されており、米金利が再び上昇する場面ではドル買いが強まる可能性があります。
一方、日本では日銀が政策金利を1.25%へ引き上げたものの、植田総裁は今後の利上げペースをあらかじめ決める考えを示していません。追加利上げのペースが加速しないとの見方が根強く、日米金利差を意識した円売りにつながっています。
こうしたなか、ドル円は158円の節目に接近しています。先週には日銀がレートチェックを実施したと報じられており、政府・日銀による為替介入への警戒感は引き続き強い状況です。158円台では介入警戒による円買いが入りやすい一方、米金利上昇を伴えば上値を試す可能性もあります。本日は米経済指標やFRB高官発言を受けた米金利の反応を確認しながら、158円を巡る攻防と日本当局の動きに注意しておきたいです。