トランプ氏、ホルムズ海峡通過タンカーを護衛へ
前営業日サマリー
ドル円は157.33円でオープン。東京市場では、有事のドル買いとリスク回避の円買いが交錯し、157円台前半で神経質な上下動。ロンドン市場に入ると、原油輸送の要衝であるホルムズ海峡の封鎖を巡る緊張が意識され、有事のドル買いが優勢に。ドル円は158円を試す展開となりました。NY市場では米長期金利の動向を睨みながらも、157円台後半で方向感に欠ける値動きに終始。結局、157.71円台で取引を終えました。
-トランプ氏、ホルムズ海峡通過タンカーを護衛へ-
本日は豪GDP、米ADP雇用統計、米ISM非製造業景況指数、米ベージュブックの公表が予定されています。
トランプ大統領は、イランが封鎖したエネルギー輸送の要衝・ホルムズ海峡を通過するタンカーについて、米海軍が護衛にあたる方針を表明。自身のSNSでも「可能な限り早期に開始する」と投稿し、エネルギーの自由な流通を守る姿勢を強調しました。ホルムズ海峡は世界の石油供給の約2割が通過する戦略的要衝であり、封鎖が長期化すれば原油供給の逼迫を通じて価格上昇圧力が強まる可能性があります。もっとも、今回の発言を契機に原油市場が過度な警戒を後退させる場合には、中東情勢の緊迫化を背景に進んだドル買いの一部が巻き戻される展開も想定されます。地政学リスクと原油価格、そして米金利動向の三点をにらみながらの相場となりそうです。
加えて、本日はADP雇用統計やISM非製造業景況指数など、注目度の高い米経済指標が控えています。結果次第ではドル円が再び158円を試すのか、あるいは上値を抑えられるのか、方向感が鮮明になる可能性もあり、指標発表前後の値動きには十分警戒して臨みたいところです。