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米金利上昇、追加利上げ観測強まる PCEがドル円の方向性を左右

-前営業日サマリー-
 ドル円は157.38円でオープン。東京市場では、日米通貨当局による円安けん制への警戒感がくすぶる一方、株安を背景としたリスク回避の円買いも意識され、円を巡る売買が交錯。ドル円は157円台前半を中心とした小幅な値動きに終始しました。ロンドン市場でも方向感に乏しい展開が続き、当日Pivotが位置する157.64円付近を背に上値の重さが目立ちました。東京市場と比べて値幅は広がったものの、明確なレンジブレイクには至っていません。NY市場では、原油高やFRBの追加利上げ観測を背景にドル需要が意識された一方、円買いも重なり、方向感を欠く展開。ドル円は157.27円で取引を終えています。

-米金利上昇、追加利上げ観測強まる PCEがドル円の方向性を左右-
 本日のイベントは、豪消費者物価指数、米ADP雇用統計 / PCEデフレーターが予定されています。
 20日の米債券市場では、30年債利回りが一時5.62%まで上昇し、2002年以来の高水準を記録しました。米・イラン紛争終結に向けた楽観論から原油価格には調整の動きがみられているものの、中東情勢を巡る先行き不透明感は依然として強く、加えて米財政への懸念がくすぶり続けていることが、米金利を高止まりさせる一因となっている模様です。
 こうした中、市場ではFRBによる追加利上げの織り込みが進み、年内2回の追加利上げも意識されています。今後の金融政策を見極めるうえでは、インフレと雇用関連指標の結果が一段と重要になりそうです。直近では9月の雇用統計やPCEデフレーターへの関心が高く、本日はPCEデフレーターの発表が控えています。NY連銀のウィリアムズ総裁は講演で、利上げについて「急ぐ必要はない」との認識を示し、連続利上げには慎重な姿勢を示していますが、最終的な政策判断は経済指標次第となりそうです。
 ドル円は157円台の高値圏で推移しており、米金利上昇がドルを支える一方、円安けん制への警戒感が上値を抑えやすい状況です。加えて、米・イラン情勢の進展による原油価格の変化がインフレ見通しを通じて米金利にどう波及するかも注目されます。本日のPCEデフレーターを受けて追加利上げ観測が一段と強まるのか、それとも後退するのかが、ドル円のレンジ突破を左右する材料となりそうです。157円台での高値圏推移が続くだけに、指標発表後の米金利の反応とドル円の方向性をあわせて確認しておきたいです。

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