米ハイテク株急落でリスク回避の円買い加速、米雇用統計が次の焦点に
-前営業日サマリー-
ドル円は158.39円でオープン。東京市場では、米中間選挙での民主党勝利を受けてNY原油が一段と軟調に推移し、ドル売りが優勢。また、日経平均株価が1000円超の下落となったことでリスク回避の円買いも強まりました。ロンドン市場では、原油価格の反発を背景に米金利の低下が一服し、ドルの買い戻しが優勢となりました。NY市場では、AI関連銘柄を中心に米株式市場が大幅下落。リスク回避の円買いが再び強まり、ドル円は157円台中盤まで下押し。157.69円で取引を終えました。
-米ハイテク株急落でリスク回避の円買い加速、米雇用統計が次の焦点に-
本日のイベントは、米雇用統計、米ミシガン大消費者信頼感指数が予定されています。
5日の米株式市場では、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数が5.5%急落。米中間選挙で民主党が上下両院を奪還したことを受け、データセンター規制への警戒感が強まり、AI関連銘柄を中心に売りが広がりました。こうした株安は為替市場にも波及し、リスク回避の円買いが優勢に。ドル円は158円の節目を割り込み、157円台中盤まで下落しています。
こうした中、本日は米雇用統計が注目されます。直近のJOLTS求人件数やADP雇用統計では強い結果が並んでおり、今回の雇用統計でも米労働市場の底堅さが確認される可能性があります。ただ、強い結果がそのままドル円の上昇につながるかは不透明です。米金利の上昇や利上げ観測の高まりがハイテク株の重荷となれば、株安を通じたリスク回避の円買いが強まり、ドル円の上値を抑える展開も考えられます。
特に足元では、米経済指標の強弱だけでなく、それを受けた米金利と株式市場の反応が重要となりそうです。雇用統計が強い結果となっても株安が加速するようであれば、ドル円は157円台中盤を再び試す可能性があります。一方、株式市場が落ち着きを取り戻せば、158円台への買い戻しも想定されます。本日は指標発表直後の値動きに加え、米株式市場の反応を見極めながら慎重に方向感を判断したいところです。