米長期金利は高止まり、ドル円は158円を挟んだ膠着続く
-前営業日サマリー-
ドル円は158.12円でオープン。東京市場では、日米通貨当局による円安けん制への警戒感が継続する中、158円台中盤以上では上値を追う動きが限られました。一方、下値も堅く、158円台前半を中心としたレンジ推移が継続しています。ロンドン市場では、序盤に158円を割り込む場面が見られたものの、米長期金利の上昇を受けて買い戻しが入り、158円台前半まで反発。NY市場でも158円を挟んだ方向感に乏しい値動きが続き、158.08円で取引を終えました。
-米長期金利は高止まり、ドル円は158円を挟んだ膠着続く-
本日のイベントは、欧ECB理事会議事要旨、米新規失業保険申請件数が予定されています。
米財務省が7日に実施した390億ドル規模の10年債入札では、高水準の利回りを背景に投資家から旺盛な需要が確認されました。良好な入札結果を受けて米国債には買いが入り、24年ぶりの高水準まで上昇していた米10年債利回りは低下。一時5.36%付近まで上昇していた利回りは、5.20%台まで水準を切り下げました。
もっとも、米長期金利が歴史的な高水準にある状況に大きな変化はなく、実体経済への影響も徐々に強まっています。米住宅市場では、30年固定住宅ローン金利が7.49%まで上昇しており、高金利の長期化が住宅需要を抑制する要因として意識されています。
今週は相場の方向性を決定づける主要な経済指標が少なく、ドル円は158円を挟んだ膠着状態が続いています。米金利の高止まりがドルの下値を支える一方、158円台では日米当局による円安けん制への警戒が上値を抑える構図となっています。本日も材料は限られるものの、レンジが長期化しているだけに、要人発言や政策関連のヘッドラインをきっかけとした急な値動きには警戒しておきたいところです。