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米財務省の国債買い入れ拡大 米金利低下でドル円158円台へ

-前営業日サマリー-
 ドル円は159.62円でオープン。東京市場では朝方から円買いが先行。前日NY市場での株安を受けたリスク警戒の動きから、ドル円は上値の重い展開となりました。ロンドン市場では、NY時間にFOMC議事録の公表を控えて値動きの勢いは限定的だったものの、上値の重さは意識され、じりじりとドル安・円高方向への推移が続きました。NY市場では、米財務省の発表を受けて米長期金利が低下するとドル売りが加速。ドル円は158円台へ後退し、158.14円で取引を終えました。

-米財務省の国債買い入れ拡大 米金利低下でドル円158円台へ-
 本日のイベントは、豪雇用統計、米新規失業保険申請件数が予定されています。
 米財務省は、長期国債の流動性支援を目的とした買い入れオペについて、1回あたりの上限額を少なくとも20億ドルから40億ドルへ拡大すると表明。米欧の投資家が夏季休暇に入り市場が薄商いとなる中、この発表を受けて米国債を売り持ちしていた投資家の買い戻しが進み、米国債価格は上昇。米長期金利の低下を通じてドル売りが強まり、ドル円を158円台まで押し下げる材料となりました。
 もっとも、金利低下がこのまま持続するかについては慎重に見ておきたいところです。これまでの金利上昇の根底にある米国の財政赤字や米イラン紛争の長期化という構図自体に変化がない以上、今回の買い入れ増額だけで国債需給が継続的に改善するかは見極めが必要です。一方、今回の措置をきっかけに長期金利の上昇基調が転換する場合には、為替市場でもドル高の流れが変化する可能性があります。ドル円は159円台から158円台へ水準を切り下げているだけに、今後は米長期金利の動きとドル円の戻りの強さを確認しながら、今回のドル安が一時的なポジション調整にとどまるのか、流れの転換につながるのかを見極めたいところです。

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