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米指標は強弱入り混じる結果

-前営業日サマリー‐
 ドル円は155.16円でオープン。東京市場では、週末に控える日銀会合で利上げ見通しが強まっていることから円買いが優勢の地合い。ドル円は155円を下回る動きを見せました。ロンドン市場では、NY時間に米雇用統計を控えることから動意は限定的。154円台での振幅となりました。NY市場では米雇用統計や小売売上高の結果が発表されると強弱入り混じる結果だったこともあり、ドル円は乱高下。もみ合った相場が続き154.73円で取引を終えました。

-米指標は強弱入り混じる結果-
 本日のイベントは、英消費者物価指数、米ウォラーFRB理事発言、米NY連銀総裁発言が予定されています。
 米労働省が発表した雇用統計は、11月の非農業部門雇用者数が前月から6万4000人増で、伸びは市場予想を上振れ、10月分は大幅な減少となりました。10月分に関してはトランプ政権での早期退職プログラムに応じた連邦政府職員らが就業者から外れた影響が大きく出た格好です。FRBのベージュブックによると、米企業は現時点でレイオフに踏み込まず、新規採用の凍結や労働時間削減による調整を進めてます。一方、AI普及を背景に大企業のレイオフは増加し、全米の解雇件数は8月以降上昇基調。雇用の減速が失業率上昇へ波及すれば、FRBには追加利下げ圧力が強まり、米金利低下を通じたドル安リスクが意識されやすくなります。金利先物市場はFRBが来年1月に開く次回FOMCで利下げする確率を2割強織り込み。この数字が今後の指標データでどのように変化していくのか情報を追いながら見極めていきたいです。

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