RBNZ政策金利とFOMC議事録に注目
-前営業日サマリー-
ドル円は162.06円でオープン。東京市場では、城内経済財政相が低金利誘導を否定したことを受けて円買いが優勢。さらに30年国債入札が好調だったことも円買い材料となり、ドル円は一時161.62円付近まで下落しました。ロンドン市場でドル円は162円を前に上値の重さが意識され、161円台後半で神経質な値動き。ウィリアムズNY連銀総裁が労働市場の安定やインフレ高止まりに言及したこともあり、ドルの下値は限定的となりました。NY市場では、ピボット水準161.90円付近の攻防を上に抜けて、162.09円で取引を終えました。
-RBNZ政策金利とFOMC議事録に注目-
本日のイベントは、RBNZ(NZ中銀)政策金利、NZブレマンRBNZ総裁の記者会見、米FOMC議事録公表などが予定されています。
RBNZ政策金利については、前回会合で政策金利を2.25%に据え置いたものの票決は3対3と割れ、ブレマン総裁の決定票により据え置きが決定されました。声明では、エネルギー価格上昇など外部ショックによるインフレ圧力への警戒が示され、今後の利上げ再開が従来想定より早まる可能性も意識されています。一方で、NZドルについては4〜6月期GDPが中東情勢の影響もあり弱含む可能性が指摘されるなど、景気の先行きに対する慎重な見方も意識されています。米商品先物取引委員会(CFTC)が発表した対米ドルの売り越し幅は過去最大に達しており、景気減速への懸念がNZドル売りにつながったとみられます。今回の声明や総裁会見で利上げに前向きな姿勢が改めて示されれば、景気減速懸念との綱引きからNZドル相場はボラティリティの高い展開となりそうです。
米国では、FOMC議事録が注目されます。6月FOMCでは政策金利が3.50-3.75%で据え置かれましたが、ドットチャートでは、18人の参加者のうち9人が年内に少なくとも1回の利上げが適切になるとの見方を示しました。このうち6人は複数回の利上げもあり得るとしており、市場ではタカ派的な内容と受け止められています。議事録では、インフレと雇用のバランス評価や、今後の利下げ開始条件を巡る議論が焦点となりそうです。議事録でも引き締め的な姿勢が確認されれば、米金利上昇を通じてドル買い材料となる一方、利下げに向けた議論が確認されれば、ドルの上値を抑える可能性があります。ドル円は高値圏で推移していることから、米長期金利の動向や議事録の内容を受けて、神経質な値動きとなりそうです。