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日銀会合 政策金利は0.75%へ

-前営業日サマリー‐
 ドル円は155.63円でオープン。東京市場では高値からの調整が入る形で東京朝を迎え、やや上値が重い展開。ただ、午後にかけては再びドル高・円安となり前日の高値を超える上昇となりました。ロンドン市場では、値動きは限定的で155円台後半で振幅。米CPIを控えて積極的な売買は控えられた格好です。NY市場では、米CPIの結果が想定を下回る弱い内容だったことでドル売りが加速。一時155円台前半まで下押しました。ただ、反発も強く、その後はもみ合った相場展開へ。155.56円で取引を終えました。

-日銀会合 政策金利は0.75%へ-
 本日のイベントは、日全国消費者物価指数、日BOJ政策金利、日植田日銀総裁発言、英小売売上高、加小売売上高が予定されており、とりわけBOJや植田日銀総裁の発言には注目です。
 米労働省が発表した11月の消費者物価指数は市場予想を大幅に下回る結果。総合指数は2.7%(予想:3.1%)の上昇でコア指数は2.6%(予想:3.0%)の上昇となりました。トランプ政権からは歓迎する声が目立ったものの、政府閉鎖の影響を受けたデータの信頼性に疑問を持つ見方も多く、為替の動意も直後のドル安以降は方向感を失いました。そんな中、本日はBOJが予定。0.5%から0.75%へ政策金利を引き上げる公算となっており、実現すれば1995年以来30年ぶりの高水準となります。バブル経済崩壊から30年あまりの間停滞していたものがようやく正常化への道を歩もうとしています。ただ、その一方で足元の円は大きく売りに偏った状況、口先介入への反応もほぼなく、利上げへの感応度も弱い中で円買いに向けて植田日銀総裁がどのようなガイダンスを出してくるのか記者会見での動意に警戒しておく必要はありそうです。

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