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FOMCの利上げ判断に注目、米金利上昇は続くか

-前営業日サマリー-
 ドル円は154.31円でオープン。東京市場では、FOMCでの利上げが意識され、対主要通貨でドルが堅調に推移しました。原油の供給懸念を背景にインフレ警戒が根強いこともドル買い材料となっています。ロンドン市場では、米長期金利が上昇幅を縮めるとドルが軟化。FOMCでの利上げ観測が意識される一方、イベントを前に積極的にポジションを傾ける動きは限定的で、方向感に欠ける展開となりました。NY市場では、WTI原油先物が節目として意識されていた105ドルを突破したことを受け、インフレ警戒から再びドル買いが優勢。ドル円はじりじりと下値を切り上げ、155.11円で取引を終えました。

-FOMCの利上げ判断に注目、米金利上昇は続くか-
 本日のイベントは、英消費者物価指数、米小売売上高、米FOMC、米ウォーシュFRB理事発言が予定されています。
 米長期金利は5.04%と19年ぶりの高水準を記録。中東情勢の緊張が高まるなか、原油先物の代表的な指標であるWTIは期近物で106ドル台まで上昇。原油高に伴うインフレ圧力への警戒も強まっており、FOMCでどのような政策判断が示されるのかが最大の焦点となります。
 ウォーシュFRB議長は8月のジャクソンホールで利上げに前向きな姿勢を示し、市場も反応していただけに、今回利上げを見送った場合にはサプライズとなる可能性があります。インフレ抑制に向けたFRBの姿勢が十分に示されなければ、金融政策への不透明感から長期金利が一段と上昇する展開には注意が必要です。
 また、米国の財政問題に対する警戒感も金利上昇の一因となっています。ベッセント財務長官は昨日、トランプ大統領が示した5000ドルの給付案について「赤字拡大を招くことなく、国民に配るツールはある」と発言しました。具体的な内容は明らかになっていないものの、債券市場では債券売りで反応しており、財政拡張への警戒が金利の上昇圧力につながっています。
 ドル円は155円台まで上昇しており、目先はFOMCの政策判断に加え、年内の追加利上げに向けたガイダンスが示されるかがポイントです。利上げに前向きな姿勢が維持されれば米金利とドルの下支え材料となる一方、想定ほどタカ派的な内容とならなければ、イベント通過後に金利低下とドル売りが強まる可能性もあります。FOMC前後は値動きが大きくなることを想定し、声明や議長発言に対する米長期金利の反応を確認しながらドル円の方向性を見極めたいところです。

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