スペースX 終値は160.95ドル AI投資背景のドル需要
-前営業日サマリー-
ドル円は、159.89円でオープン。東京市場では、中東和平に関して、イランメディアが「最終合意には至っていない」、「レッドラインは譲らない」といった内容が報じられたことでリスク警戒からドルが買い戻され、ドル円は160円の大台を回復する流れとなりました。ロンドン市場では、合意への期待と依然として残る中東情勢への警戒感から売買が交錯し、為替市場の反応は限定的。NY市場では、市場の注目集まるスペースX株が好調なスタートを切ったことを皮切りに米株が上昇。リスク選好が円売りを促し、ドル需要が意識されました。ドル円は160円台で底堅い推移を見せ、160.22円で取引を終えています。
-スペースX 終値は160.95ドル AI投資背景のドル需要-
本日のイベントは、日金融政策決定会合(1日目)、米NY連銀製造業景気指数が予定されています。
米スペースXは先週12日にナスダック市場へ正式に上場。終値は160.95ドルと公開価格の135ドルを大きく上回り、時価総額は2兆1000億ドルと好調な滑り出しとなりました。世界企業の時価総額ランキングでは6位に相当する規模となり、かつてない規模。イーロンマスク氏もスピーチにて「SFからフィクションを取り除く」と壮大な野望を語りました。米雇用統計の結果を受けて売りが強まった米株も同銘柄への期待感にけん引され活況を取り戻し、米3指数は上昇。ドル需要の強さを背景に為替市場でもドル買いが優勢でした。ただ、これだけ注目が集まっただけにリスク面にも意識が向きます。スペースXはエヌビディアと同様にAI時代を代表する銘柄となりました。そのため、ひとたび勢いが失速することとなれば、市場のセンチメントは後退し、ドル需要が後退するかもしれません。実際、スペースXはPSRが90倍と異例の高水準で割高感も意識されつつあります。いまやAI投資の活況は様々なアセットへ影響を及ぼす状況となっており、その行方には警戒が必要となりそうです。