日米金融政策通過後もドル高圧力、介入警戒との綱引き
-前営業日サマリー-
ドル円は156.83円でスタート。東京市場は祝日で休場となるなか、先週末の日銀によるレートチェック報道を受けた為替介入への警戒感から、一時156.58円付近まで下落しました。その後は下げ渋り、欧州勢の参入後には買い戻しが強まり157.28円付近まで上昇。NY市場でも原油価格の高止まりによる米インフレへの警戒から、FRBの追加利上げ観測が意識され、ドル円は157.36円まで値を戻して取引を終えています。
-日米金融政策通過後もドル高圧力、介入警戒との綱引き-
本日は、豪ブロックRBA総裁の発言、欧ラガルドECB総裁の発言、米ウィリアムズNY連銀総裁の発言、米ジェファーソンFRB副議長の発言が予定されています。
日米の金融政策イベントを通過しましたが、ドル円は引き続き米国の追加利上げ観測と日本当局による為替介入への警戒感の双方に左右される展開となっています。
米国では、FOMCで25bpの利上げが全会一致で決定され、ドットプロットでも多くの当局者が追加利上げを見込むなど、タカ派的な姿勢が示されました。さらに、中東情勢を背景とした原油価格の高止まりが米国のインフレ圧力を長期化させるとの懸念もあり、米金利の上昇を通じたドル買い圧力が続く可能性があります。
一方、日本では日銀が政策金利を1.25%へ引き上げたものの、植田総裁は今後の利上げペースをあらかじめ決める考えを示さず、市場が期待していた利上げ加速観測は後退しています。このため、日米ともに利上げ局面にあるものの、追加利上げに対する姿勢の違いが意識されれば、ドル買い・円売りにつながりやすい状況です。
ただ、先週末には日銀がレートチェックを実施したと報じられており、政府・日銀による為替介入への警戒感は高まっています。特に今週は23日まで日本の休場が続き、市場流動性が低下しやすいため、値動きが増幅される可能性があります。ドル円は157円台での上値を試す動きと介入警戒による円買いが交錯しやすく、急激な値動きには引き続き注意しておきたいです。