米中間選挙の開票開始へ、政局不透明感と重要指標がドル円を左右
-前営業日サマリー-
ドル円は157.88円でオープン。東京市場では、日本の祝日で市場参加者が限られるなか、目立った材料もなく、主要通貨は方向感に欠ける展開となりました。ロンドン市場では、イラン外務次官が「ゲシュム島で米国と衝突し、戦争状態にある」と発言するなど、米国とイランの緊張緩和に進展が見られず、原油価格が反発。これを受けてドル買いが優勢となりました。NY市場では、米JOLTS求人件数が市場予想を上回ったことで米労働市場の底堅さが意識され、ドル買いが加速。ドル円は158円台後半まで上値を伸ばし、158.71円で取引を終えました。
-米中間選挙の開票開始へ、政局不透明感と重要指標がドル円を左右-
本日のイベントは、欧消費者物価指数、米ADP雇用統計、米ISM非製造業景況指数が予定されています。
米中間選挙は本日午前から順次開票が始まる見通しです。連邦下院では野党・民主党が多数派を奪還する勢いを見せる一方、上院では与党・共和党と民主党が接戦となっており、激戦州の結果が議会の勢力図を左右する情勢です。ただ、最終的な勝敗の判明には時間を要する可能性があり、開票の進展に伴うヘッドラインには注意が必要です。
仮に民主党が上下両院を掌握した場合、トランプ政権の政策遂行力が低下し、追加減税や財政拡大への期待が後退する可能性があります。その場合、米金利の低下を通じてドル売り圧力が強まる展開も想定されます。一方、共和党が議会で一定の影響力を維持すれば、政策継続への期待がドルを下支えする可能性もあるでしょう。
また、前日のJOLTS求人件数が市場予想を上回ったことで、米労働市場の底堅さが改めて意識されています。本日発表されるADP雇用統計やISM非製造業景況指数でも強い結果が示されれば、米金利上昇を伴うドル買いが継続する可能性があります。
足元のドル円は158円台後半まで上昇しており、上値を試す動きが続いています。ただ、選挙結果と米経済指標という複数の材料が重なることから、一方向への値動きを安易に追うことには慎重でありたいところです。特に、開票速報による米金利の反応と、重要指標発表後のドルの方向感を見極めながら、突発的な値動きに警戒しておきたいです。