介入警戒と日銀利上げ観測強まる ドル円160円台から急反落
-前営業日サマリー-
ドル円は158.69円でオープン。東京市場では、海外勢を中心に日銀の大幅利上げ期待が強まり、短期金利市場では0.5%利上げの織り込みが40%程度まで上昇。円買いを促す格好となり、ドル円は下落しました。ロンドン市場でも円買いの流れは継続。積み上がっていた円売りポジションの巻き戻しを伴いながら下落の勢いが加速し、ドル円は155円台まで下押しました。NY市場では155円の心理的節目を前に下げ渋り、155.78円で取引を終えました。
-介入警戒と日銀利上げ観測強まる ドル円160円台から急反落-
本日のイベントは、英ベイリーBOE総裁発言、加雇用統計、米雇用統計が予定されています。
足元では円キャリー・トレードの巻き戻しが加速しています。海外勢を中心に日銀が利上げを加速するとの見方が広がるなか、積み上がっていた円売りポジションを投機筋が手じまう動きが強まっています。きっかけとなったのは、高田日銀審議委員による利上げを示唆する発言に加え、ベッセント財務長官が断固たる措置を講じることへの支持を示したことです。円買いを促す材料が重なったことで、ドル円の下落に勢いがついた格好です。
そうしたなか、本日は米雇用統計が予定されています。強い結果となればドル買いが入り、足元の円高にいったん歯止めがかかる可能性があります。一方、弱い結果を受けてドル売りが強まり、155円の心理的節目を明確に割り込むようであれば、円売りポジションのさらなる巻き戻しを伴ってダウンサイドへの動きが加速する可能性があります。今年2回の為替介入局面でも割り込めなかった155円が重要な攻防ラインとなるだけに、米雇用統計の結果と発表後の値動きには特に注目しておきたいです。