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中東リスク後退でドル買い巻き戻し

-前営業日サマリー-
 ドル円は160.49円でオープン。東京市場では、中東情勢を巡るヘッドラインに振らされる展開となり、ドル円も方向感に欠けるもみ合い推移となりました。ロンドン市場では、ECB理事会や米PPIの発表を控えて様子見ムードが強まり、値動きは限定的でした。NY市場では、トランプ大統領がイランへの攻撃を中止したことや、核合意に向けた進展に言及したとの報道を受けて、有事のドル買いが急速に巻き戻されました。ドル円は160円の節目を下抜け、159円台へ下落。159.93円で取引を終えました。

-中東リスク後退でドル買い巻き戻し-
 本日のイベントは、英GDP、米ミシガン大消費者信頼感指数が予定されています。
 トランプ大統領は、自ら示唆していたイランへの攻撃を見送ったと表明し、さらにイランとの核合意に向けた進展にも言及しました。この報道を受け、市場では中東情勢の緊張緩和期待が広がり、安全資産需要を背景としていたドル買いが急速に後退。ドル円は節目の160円を割り込みました。一方で、今回の報道に対するイラン側の正式な反応は確認されておらず、交渉進展への期待が先行している面もあります。今後のヘッドライン次第では、いわゆるTACOで市場が再び地政学リスクを織り込み直し、ドル買いが再燃する可能性も否定できません。
 とはいえ、ドル円は161円手前で上値の重さが意識されており、地政学リスクの後退と日米金融政策見通しの変化が重なれば、これまでのドル高トレンドに修正が入る展開も想定されます。まずは中東情勢を巡る続報と、本日発表される米消費者マインド指標への市場の反応を確認したいところです。

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