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日経平均が最高値更新 米PCE高止まりでドル円は上値警戒

-前営業日サマリー-
 ドル円は161.74円でオープン。東京市場では、日経平均株価が3日ぶりに大幅反発し、前日比3191円37銭高の7万2366円34銭で取引を終えました。上げ幅は歴代4位となり、3日ぶりに最高値を更新しました。米マイクロン・テクノロジーの好決算を受けて、東京市場でも人工知能(AI)・半導体関連株を中心に幅広い銘柄が買われ、投資家心理の改善が意識されました。マイクロンが発表した2026年3〜5月期決算では、売上高と純利益が市場予想を大幅に上回りました。さらに、26年6〜8月期の売上高見通しも市場予想を大きく上回り、同社幹部が半導体メモリーの需給ひっ迫が27年以降も続くとの見方を示したことで、AI関連需要への強気な見方が広がりました。東京市場では、アドバンテスト、東京エレクトロン、ソフトバンクグループ、キオクシアの4銘柄で日経平均を2300円あまり押し上げました。また、中東情勢の緊張緩和を背景に、ホルムズ海峡を経由する石油輸送に回復がみられ、原油先物相場が大きく下落したことも株式市場の支援材料となりました。原油高による物価上昇や企業業績圧迫への懸念が後退し、半導体関連だけでなく、小売りや食品など出遅れ感のあった銘柄にも買いが広がりました。ニューヨーク市場では、米5月個人消費支出物価指数が公表されました。前年同月比の上昇率は4.1%と市場予想通りだったものの、2023年4月以来およそ3年ぶりの高水準となりました。食品とエネルギーを除くコア指数も市場予想通り3.4%上昇しました。米イラン軍事衝突の影響でエネルギー価格が24.3%上昇しており、インフレの高止まりが改めて意識されました。市場予想を大きく上振れる内容ではなかったものの、前年比でみたインフレ率の高さから、FRBの利下げ観測は後退しやすい状況です。為替市場では、米金利の高止まり観測を背景にドルは底堅く推移し、ドル円も上値を意識した展開となり、最終的には161.79円で取引を終えました。

-日経平均が最高値更新 米PCE高止まりでドル円は上値警戒-
 本日のイベントは、6月東京都区部消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)と、6月ミシガン大学消費者態度指数・確報値が予定されています。ドル円については、米インフレ高止まりと米金利の高止まり観測が支援材料となる一方、円安水準では政府・日銀による為替介入への警戒感も意識されます。日本株高によるリスク選好は円売り要因となりやすいものの、東京都区部CPIが強い内容となれば日銀の追加利上げ観測を通じて円買いが入る可能性もあります。目先は、AI・半導体株主導のリスク選好が継続するか、米インフレ高止まりを受けたドル買いが続くかが焦点となります。ドル円は米金利上昇を背景に上値を試しやすい一方、円安けん制発言や為替介入への警戒感から、上昇局面では戻り売りも出やすいとみられます。本日は東京都区部CPIと米ミシガン大指数を確認しながら、日米金融政策見通しに対する市場の反応を見極める展開となりそうです。

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