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IEA備蓄放出と米CPIで探るドル相場

-前営業日サマリー-
 ドル円は158.05円でオープン。東京市場では、原油下落で一時157.92円まで下押すも、仲値のドル買いで158.39円まで上昇。その後は原油の上値の重さや米銀関連報道で158円台前半で伸び悩む展開となりました。ロンドン市場では、原油高による時間外米金利上昇を背景に158.49円まで上昇し、米CPIは予想通りで反応限定ながらイラン情勢への警戒でドル買いが続き158.63円まで上値を伸ばしました。NY市場ではIEA石油放出合意で一時下押し後、原油高と中東警戒で買い戻され、158.98円まで上昇して、ドル円は158.95円で取引を終えました。

-IEA備蓄放出と米CPIで探るドル相場-
 本日のイベントは、英ベイリーBOE総裁の発言、トルコ政策金利、米新規失業保険申請件数が予定されています。
 国際エネルギー機関(IEA)は、イラン情勢の悪化で原油供給への不安が強まるなか、加盟国が過去最大となる計4億バレルの石油備蓄放出で合意しました。これは原油価格の急騰を抑える狙いがあり、日本でも高市首相がガソリン価格を170円程度に抑制する方針を示しています。
 一方、米国の2月CPIは前年比2.4%上昇、食品とエネルギーを除くコアCPIも2.5%上昇と、ともに市場予想通りで、発表時点では大きなサプライズはありませんでした。ただ、今回の数字には足元の中東情勢を受けたガソリン高が十分に反映されておらず、今後はインフレ再加速への警戒が残ります。為替市場では、原油高が米インフレ懸念を通じて利下げ期待を後退させ、ドルを支えやすい材料とみられています。もっとも、IEAの協調放出が価格抑制につながれば、過度なドル買いはやや和らぐ可能性があります。こうしたなか、市場では3月17〜18日のFOMCで利下げは見送られるとの見方がほぼ100%織り込まれています。

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