FOMCと独立性警戒
-前営業日サマリー‐
ドル円は154.15円でオープン。東京市場では、154円台前半で方向感乏しく上下も、株高や仲値の買いで154.60円台まで反発。日銀の基調インフレ指標は刈り込み平均1.9%と2%割れ。介入警戒と財政懸念に挟まれつつも、154円付近を支えにじりじり円安が進行しました。ロンドン市場では、序盤にかけては反発の流れが続き154.80円付近まで上昇。その後、154.50円あたりから1円超えの急落があり、為替レートチェックに対する思惑が広がりました。NY市場では、日米の協調介入が意識されるなか、円買い・ドル売りが出やすい展開となり、152.27円で取引を終えました。
-FOMCと独立性警戒-
本日のイベントは、日銀・金融政策決定会合議事要旨、豪消費者物価指数、加政策金利、加マックレムBOC総裁発言、米FOMC政策金利、米パウエルFRB議長発言が予定されています。
今回のFOMCは据え置きが優勢です。パウエル議長の会見では、雇用の下振れとインフレ高止まりの両リスクを意識しつつ、慎重姿勢を改めて強調する展開が見込まれます。
また、トランプ大統領が利下げを求める姿勢が意識されるなか、FRB本部改修を巡る議会証言に関連して、司法省からFRBに大陪審の召喚状が送付され、パウエルFRB議長を巡って刑事訴追の可能性まで報じられていることなどを背景に、FRBの独立性に対する市場の警戒感が強まっています。加えて、パウエルFRB議長の任期は2026年5月に満了するため、後任人事を巡る思惑も注目材料です。トランプ大統領は次期議長候補を近く公表する方針とされ、ウォラーFRB理事、ウォーシュ元FRB理事、資産運用大手ブラックロックのリック・リーダー氏などの名前が引き続き候補として挙げられています。こうした独立性への疑念が意識される局面では、ドル相場や米長期金利が振れやすくなる可能性があるため、注意して取引に臨みたいです。