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FOMC通過も中東情勢が焦点 ドル高基調は継続か

-前営業日サマリー-
 ドル円は163.80円でオープン。東京市場では、FOMCを控えた持ち高調整に加え、アジア株の軟調推移を背景とした円買いが優勢となり、一時163円台前半まで下押し。ロンドン市場では、株式市場の下げ渋りや中東情勢の緊迫化を背景に原油価格が上昇したことなどからドルが買い戻され、ドル円も下げ幅を縮小しました。NY市場では、FOMCで政策金利の据え置きが決定。市場ではよりタカ派な内容を警戒する向きもありましたが、結果的にはややハト派と受け止められ、ドル売りが優勢となりました。ドル円は163.45円で取引を終えています。

-FOMC通過も中東情勢が焦点 ドル高基調は継続か-
 本日のイベントは、欧GDP、英BOE政策金利 / BOE総裁発言、米新規失業保険申請件数 / PCEデフレータ / GDPが予定されています。
 米連邦準備理事会(FRB)は昨夜のFOMCで政策金利を5会合連続で据え置き。米・イラン協議の先行きが不透明となり、中東情勢を巡る不確実性が再び高まる中、FRBは関税や資源価格の動向が物価へ与える影響を慎重に見極める姿勢を示しました。決定は9対3の賛成多数となり、クリーブランド、ミネアポリス、ダラスの3連銀総裁が反対票を投じています。ただ、市場では利上げに前向きなメッセージへの期待も一部あったため、結果としてはややハト派と受け止められ、ドル売りが優勢となりました。ウォーシュFRB理事の会見でも、金融政策の見通しを大きく変えるような新たな材料は示されませんでした。
 一方、中東情勢では緊張が再び高まっています。イラン革命防衛隊によるヨルダン駐留米軍基地へのミサイル攻撃を受け、トランプ大統領はイランへの報復攻撃を実施する方針を表明しました。加えて、イランとオマーンによるホルムズ海峡の管理を巡る協議も進展が見られず、中東リスクへの警戒感は再燃しています。これを受けて原油価格は上昇しており、エネルギー価格を通じたインフレ圧力の高まりが改めて意識される展開です。FRBは物価動向を重視する姿勢を維持していますが、足元の地政学リスクを踏まえると、インフレ圧力の高まりは避けられなさそうです。市場では引き続き9月利上げ観測が意識されやすく、当面はドル需要を支える材料として注目しておきたいところです。

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