断続的な介入警戒、トレンド転換にはなお距離
-前営業日サマリー-
ドル円は156.54円でオープン。東京市場では、実需勢の参入とともにドル買い・円売りが優勢となり、午前中には157.30円付近まで上昇。また、米中央軍司令官らがトランプ大統領に対し対イラン軍事作戦を説明したとの報道も、有事のドル買いを後押しする形でドル円相場を支えました。ロンドン市場では一転して円買いが強まり、ドル円は155.50円付近まで急落。前日に続き為替介入への警戒感が高まる中、三村財務官は明確なコメントを避けました。NY市場では、155.50円近辺をサポートに底堅く推移し、そのまま157.03円まで持ち直して取引を終えました。
-断続的な介入警戒、トレンド転換にはなお距離-
本日のイベントは、特段注目度の高い経済指標が予定されているわけではないものの、日本は休場です。引き続き実弾介入の動きには警戒が必要です。
週末にかけて、157.30円近辺から155.50円までの急落が見られ、前日に続いて介入とみられる動きが発生しました。三村財務官は介入の有無について明言を避けつつも、「大型連休はまだ序盤」と発言し、市場への強いけん制姿勢を示しています。もっとも、今回の円安圧力の背景には原油価格の上昇や中東情勢の緊迫化があり、加えて日米金利差といった構造的要因にも変化は見られていません。このため、介入による下押しは一時的にとどまるとの見方も強く、円安トレンドそのものの転換にはなお距離がありそうです。
一方で、GW期間中の薄商い環境では、断続的な介入によって相場が大きく振れるリスクがあります。特にショートカバーを巻き込む局面では値幅が出やすく、場合によっては140円台への急落シナリオも視野に入ります。ポジション管理を徹底しつつ、ヘッドラインには敏感に対応したい局面です。